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蛭子さんと太川さん

この二人はいい組み合わせです。
でも、この動画はさみしくなりました。

太川さんがものすごく気を使ってるというか、
いたわっているのがわかる。

そして蛭子さんの表情に、認知症独特の弛緩が常時出ている。
芸術肌の蛭子さんが、時折その片鱗を見せる。
残っている部分なのでしょうね。

元気になってほしいのだけど、ここまで進行してしまうと、
元のように戻った人は見たことがない。
自分の経験からはそうです。
アルツハイマー型認知症のように見える。

太川さんはそのことをわかって話してる。
ギャンブルが好きだった蛭子さんが、やらなくなっている。
NHKで放送していた時にも麻雀ができなくなった状態だった。

蛭子さんも、どうしようもなくなっているという自覚がある。
自分でどうにかできるところは過ぎているのだと、わかっている。

前頭葉という意欲や欲望のもとになる部分、
そして記憶をつかさどる大脳の萎縮。
ここが萎縮すると活力が失われて、
表情に弛緩が見られる。

ネットでは「お涙頂戴」じゃねえかっていう意見もあったけど、
それはすこし表層な意見じゃないのかと思う。

太川さんはこれから蛭子さんに起こることについて
人生経験から知っている。
それを思っている太川さんの優しい表情はとても印象的です。

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