1980年代から見た過去と2020年代から見た過去

今回は小ネタ。

1980年代は2020年代から見ると40年前になります。

自分が思春期だった1980年代は非常に印象が強く、
記憶にも残っているのですが、
1980年代から40年前は1940年代です。

もちろん生まれていませんし、
記憶にもあろうはずはないのですが、
1940年代というのは太平洋戦争の時代。

そのあとの1950年代というのが朝鮮戦争の時代。
いままで紹介してきた音楽でいうと
アメリカのモダンジャズ全盛期、
ブルーノートの時代になります。

テレビも一般的でなく、ラジオが情報の入手源。
なんだか今に比べてせせこましくない印象があります。

一方、1980年代はどうだったか。

テレビ、雑誌が情報の中心。
パソコンはあったけど、ネットがない。
コンビニはあった。

ご飯食べたり、日常の生活はあまり変わっていない気がする。

80年代からの一番の変化はパソコンでしょう。
ネットやテレビの再放送で見る、昔の仕事場の風景に
パソコンがない。

このパソコン、忙しさの元凶になっていませんか。

前のエントリーに書いた京都で自殺した人の時代、
思想に明け暮れるだけの余裕がまだあったということですよね・・・

今やああいう活動をしているのは、
前時代の生き残りみたいに見られるほど、
世の中に余裕がない気がします。

情報の量が80年代から比べてもとてつもなく増えており、
それによって賢くなった部分も大きいのですけど、
それ以上に自分で考えられる、
自分で試行錯誤できる余地は減りました。

どんなことでもネットで調べると、
先行した経験者がいて、かなりの割で知識が手に入る。
失敗して得る経験みたいなものを失ったのでしょうね。

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