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英語の勉強の話(2)

今を去ること40年以上前。
昭和の中頃の田舎の中学生は、
英語というものを勉強させられるようになります。
学習障害で算数・数学がボロボロであった私が、
唯一偉そうできる科目でした。

今ならネットでアプリは当たり前、
発音もすぐ確認できるという環境なので、
さほど苦労はしないでしょう。

しかし昭和の中頃はそうはいきませんでした。
地域の子供たちは英語を教えられる
数少ない先生の開いている塾に通うわけです。

そこの先生に基本になるものを教わりました。

あまり自分の出来は良くなかったかもしれません。
今でも覚えているのが
コンサイス英和辞典という小型の辞書(廃刊?)。

そこの巻末に乗っていた不規則変化動詞表。
これを完全に覚えるようにと言われました。

最初はええ!だったのですが、それは序の口。

次の文字の並びと発音を結びつける関係性を覚える必要があったのです。
例えば・・・

Pad, Sad, Mad, Bad, Cat, Sat
May, Pay, Say, Play, Crazy
Through, Thursday, Theater, There

などなど。
全部同じ発音が含まれている。

それから文法5文型。

これだけ覚えると英語は読める!喋れる、書ける!
とその先生は強調していました。
ほんとかいな、と思っていたらホントでした。

ただし、その先生は英国航路の船員上がりで、
ガチガチの英国スタイル。

アメリカでは I will do it.というところを
I shall do it.って言っておりました。

最近、そういういい方しないよなと思い、
英国の人にネットで聞いてみると、
80絡みのお年寄り、それも辺鄙な地方の爺さん、婆さんが言ってる印象で、
若い人は全然使っていないよと教えられ、
そりゃそうだよな。英国の首相もあんな言い方してないしな。

少し納得したのです。

今から考えれば、ですが当時の英語の先生も発音がメタメタだった。
カセットテープを生徒の前で再生し、
繰り返して発音させ、読ませるだけ。

一例として、oftenという単語があります。
これをその先生、オーフン、と読んでいた。
tを発音しない。

でもですよ、soften, brighten, written、全部tを発音してるじゃないですか。
おかしーなー、なんでかなーと思って修正されないまま30年。

Youtubeでネイティブの人がしゃべっている姿を
見て、オーフンじゃない!と気づいてやっぱり。
オフテン、だけどテの音量が小さい。

それを知ったのはこの人の動画。
この動画じゃなかったとは思うが記憶ありません。
Jen Hillmanというお姉さん。

発音がきれいで非常に聞き取りやすい。
声の質もいいんでしょうね。

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