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田舎暮らしで知った70代のスマホ事情

こんにちは!
東京で起業して15年目。秋田に移住して2年2ヶ月が経ちました。

現在の秋田の様子

秋田では稲刈りが始まっています。
昨年の今頃はとても涼しくなっておりましたが、
今年はこの時期でも気温は30°前後でかき氷もよく売れています。

田んぼを眺めながらのかき氷が最高!

70代のスマートフォン事情

さて、今日は田舎に住む高齢者のスマートフォン事情について書きます。

「ノリさん、オラの携帯動かねど。なんとかしてけれ!」

私が秋田県に移住してから、スマートフォンの利用方法について聞かれることが多くなりました。

よくご高齢の方々に聞かれます。
特に70代の方々が多いです。

どこでもどの世代にもスマートフォンの波はやってきます。
その波に少しでもお得に乗りこなしてもらえるように、お得な料金プランへの乗り換えや、機種変更も手伝っています。

2年の間に機種変更とプラン変更は10回近くやっています。

先日は遠方からお店に初めてやってきた、というお客様からの相談も受けました。携帯ショップがやれるくらいのスキルは溜まった気がします。笑

衝撃の事実に驚く

そんなある日のこと、とても衝撃的なことがありました。

「ノリさん、オラの天気予報はいつも東京の通知ばかりくる。なんとかしてけれ!」

・・・と、常連の70代のばっちゃから相談を受けました。
こんな秋田の片田舎に住んでいるのに、東京の天気の通知が来るとは・・・。どんだけ都会に合った使い方をしているのでしょう。

通知の問題はすぐに解決しました。

事件はその後。

スマートフォンのスペックの割に大量のアプリがインストールされていたので、不要なものを削除することになりました。

整理をしている途中

「おや?」

「コミックアプリがこんなに沢山・・・」

コミックアプリが大量にインストールされていました。

「お孫さんがばっちゃのアプリを使っているんじゃない?」
と側にいた妻が横から言ってきました。

「そうだよね〜」
と言いつつも、一応、本人に不要かどうかの確認を取ることにしました。
そして驚愕の事実が・・・

「それおらのアプリだあ。」

「ええええええ!」笑
びっくりして妻と目を合わせました。

「毎晩寝る前に読むのがいいんだ。」
「キューン!とする恋愛ものがいいんだ。」

そうなんです!
70歳のおばあちゃんでもコミックアプリを使っていたのです。
しかも大量に!
聞いたところ、アプリを大量にダウンロードして
毎晩、無料枠だけ読んでいるとのことで感心しました。
課金は一切しておりません。

課金していないところがある意味さすがだと思いました。

まさか70代のおばあちゃんもコミックアプリのユーザーなんだなあということに驚いてしまいました。高齢者のスマホ利用に対して自分が偏見を持っていたことに反省しました。

このおばあちゃん以外にもしっかりスマホを使いこなしている70代の方々にお話を伺いました。皆さん、結構利用されておられます。

  • 羽生くん情報をSNSの通知で届くようにしてある。

  • スポーツニュースだけ通知が届くようにしてある。

  • 写真撮影用にiPadminiを持ち歩いている。

来年70歳を迎えるお母さんのスマホ事情

妻のお母さんは来年70歳を迎えます。
年齢を感じさせないくらいLINEの使い手で、普段いろんなLINEスタンプを使いこなしています。どこで手に入れたのか?というくらいタイムリーなスタンプが多いです。

また、妻のお母さんは、大谷翔平選手が大好きです。
自分も大谷選手の動向は気になってニュースをチェックしており、
お母さんに情報共有をしようとすると、毎回全て知っておられます。
お店の営業で忙しいはずなのに、よく把握しています。

お母さんの中では、instagramもTwitterも皆全て「Youtube」と呼んでいますが、それぞれのSNSはしっかり使いこなしており、リアルタイムに近いくらいに好きな情報を得ています。

好きなこと・推しがスマホ上達の鍵

「好きなこと」「推し」があればスマートフォンの波も乗りこなせる。

スマートフォンを使いこなしている70代の皆様は、ご自身使っているスマートフォンが何なのかはさっぱり分かっていませんが、
好きなもの・好きなことにおいてはとことん使いこなしています。

高齢者向けのコンテンツ市場にはまだまだ拡大の可能性があるなあと感じました。



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