マガジンのカバー画像

本と音楽、そしてエッセイ

15
好きな本や音楽、そして育児に日々などについて綴っていきます
運営しているクリエイター

#エッセイ

育児とはマネジメントである

娘は毎日すくすくと育っていて気づいたら1歳半。仕事と育児に追われる生活を続けながら重要な気づきがあって、それは、育児とはマネジメントである、ということ。 多くの人は育児や家事を「作業」と思っている。しかも偏見のある人からすると「単純作業」なのではとすら思われていたりする。でも、実際に育児をやっていると、こうした考え方がどうもぴんとこない。「単純作業」だとしたらなんでこんなに毎日疲れるんだろうか。 で、改めて考えてみると、育児は意思決定の連続だということに気づく。毎日めまぐ

大橋トリオがもたらすおだやかな希望

Spotifyの多彩なプレイリストやリコメンデーションで、いままで知らなかった良い音楽に触れる機会が増えているのだけれど、去年知った「大橋トリオ」がいまの僕の心象風景にぴったりで好んでよく聴いている。 彼の歌の素晴らしさはその物語喚起力だ。耳を傾けていると、目の前の世界や自分自身が、ひとつの大きなストーリーの一部として「切り取られる」感覚がある。そう、まるで短編映画の中に引きこまれたように。 そこで喚起されるのは、決して大仰なわざとらしいストーリーではない。現実と地続きで

育児とは「クリエイティブ」である

以前こんな記事を書いた。毎日育児と仕事でヘトヘトになりながら、なんでこんなに疲れるのか?と考えたら、育児が意思決定の連続で、まさにマネジメントが求められるからだとある日気づいた。 なので「育児とはマネジメントである」と。あと、記事にも書いたけど、育児というと「単純作業でしょ」みたいな認識を持ってる人はいまだに多いので、そうじゃないんだよ!と主張したいのもあった。 それからあっという間に時間が経って、娘ももうすぐ3歳。言葉がどんどんうまくなって、いまや普通に会話が成り立つ。