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太魯閣散策の旅(2024.1)

年に一度、旧正月前後に訪れる夫の故郷、台湾。

毎回、テーマをもってどこか小旅行に行くことにしています。

今回は、台湾東部の国家公園「太魯閣」を訪れました。

その旅の記録を書こう書こうと思っているうちに、2024.4.3に、花蓮の近くで大きな地震が起こりました。

今でも鮮明に覚えている景色が、姿を変えて、ネットニュースに流れてきました。数少ないですが出会った地域の人々のことが心配です。

復旧した際には、復興への思いを込めて、再訪しようと思っています。

National Park 太魯閣

日本統治時代の1937年、瀬戸内海が国立公園に指定された翌年、台湾に3つの国立公園が指定されました。
その中の一つが、この太魯閣です。

現在では、台湾の国家公園となり、管理されています。

公園区域の海抜は河口の0mから、直線距離約40kmの間で標高3740mにのぼる、急峻な山や渓谷の美しいエリアです。

台北から太魯閣へ

台北から南港まで、MRTで移動。そこから高速バス花蓮行きに乗り、新城(太魯閣)駅で下車。

南港のターミナル周辺は、森ビルが開発していて、蔦屋書店やドン・キホーテが入っており、マンションが立ち並ぶ、まるで日本の郊外都市のようでした。

出発前に立ち寄った、JR徳山駅前の図書館にワープしたかと思いました。


そこから高速バスで4時間。
私たち夫婦以外はもう2名くらいしか乗車しておらず、ゆったりと移動。


車窓からセメント工場。”水泥”=セメント。
車窓からお菓子の家。幼稚園かな?

道中大きな町はなく、左手に海、右手に山。そんな景色が続きました。


新城(太魯閣)駅に着いたバス


夕暮れの太魯閣駅。デザインが斬新

宿は太魯閣近くで素泊まり

駅からしばらく歩いた場所にある宿は、土曜日でしたが私たちしか宿泊していなかったようです。総統選挙の投票日だったので、台湾の方々は旅行などしていなかったのかも。

食事はついておらず、近くの飲食店に頼めば配達もしてくれるようでした。

私たちは宿の自転車をお借りして、テイクアウト専門の揚げ物屋さん?で買い物をして、総統・立法委員選の開票の様子をテレビで観ながら済ませました。

観光地という割に、太魯閣駅周辺に宿はとても少ないのですが、どうやら電車で10分ほどの花蓮の街中に宿泊するパターンが多いのかもしれません。

太魯閣観光はバスが定番

ガイド付きバスツアーや、巡回バスなども走っているようでした。
私たちは、自分たちのペースで回れるよう、駅前でバイクをレンタル。台湾人の夫は、レンタカーよりレンタルバイクのほうが、運転が安心なようです。

駅前の駐車場に、続々と集まるツアーバス
花蓮から電車で来て、太魯閣までのバスを待つ人たち


見どころを巡回するバス
散策のペースを計算しないと、乗り遅れてしまうかも

太魯閣渓谷の見どころ

自然が作り出した造形は壮大で、よくここまで人が入り込んだものだと思うような景色が広がっていました。

地震後、ニュース映像で山肌が崩れて砂煙が立ち上る様子をみました。
4月5日現在、まだ公園内に取り残されている観光客やスタッフの方々がいらっしゃるようです。一刻も早く安心できる場所へ救助されますように。。


なだらかな下流付近
採掘跡なのでしょうか?むき出しのトンネル
ギリギリで通るバス
昔の写真
名産の大理石でできた記念碑
九曲洞景観明隧道
自分が鳥になったような気分を味わえました


台湾地震に関する寄付

地震から2日後の4月5日現在、日本でも様々な窓口で寄付が集められています。

私たちが訪れた1月中旬は、まさに台湾の方々が能登の震災復興のためにかなりのを寄付を集めてくださっている、というニュースが流れている頃でした。
リンクのNHK記事によると、25億円余りの寄付が石川県に送られたとあります。

能登も、台湾も、どうか1日も早く地域の方々に安心できる生活がもどり、私たちも観光に訪れることができる日が来るよう、願っています。


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