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答えはないけど、仲間がいる

昨日は、ことりさんとヒグちゃんと一緒に、『子育て×マインドフルネス』をテーマに、Xのスペースでお話させていただきました。

とても緊張はしたけれど、
「つながっていることが心地よい」
そんな時間でした。



私は心理士としての仕事の一つとして、
子どもの発達をテーマにした講演会をやることもあるのだけれど、
めちゃめちゃ緊張して、だいたい朝からお腹が痛くなる(笑)

人前で話すこと・・・超・苦・手!!

仕事で『心理士』という職業として、
事実ベースでお話しするならまだしも、
自分自身の事を話すとなると、無理ーーーーーー!!!


そもそも人から自分がどう思われるかが怖いし、

違った考え方を持つ誰か悲しい気持ちにさせたり、
思わぬ発言で誰かを傷つけたりするんじゃないだろうか、
という不安もとにかく強くて、

できれば黙って安全確保していたい。


でも、そんな私がどうして今回のスペースでお話してみようと思えたかと言うと、
ことりさんが、今朝の5分間瞑想のアフタートークで、
私についておっしゃってくださっていたこと、まさに。

自分の心の動揺や怖さよりも、
やっぱり『伝えたい想い』があるから。

そして、そこに、そっと背中を押してくれる、ことりさんとヒグちゃんがいたから。

いや、背中を押してもらったというより、
両脇を抱えて最初の一歩を踏み出させてもらったような感覚。
もはや、生まれて初めて立ち上がる小鹿(笑)

普段、私が心理士として相談に乗る時にも、
『プロ』として基本的に自分の子育てについての話はしないので、
スペースでは、今までとは全く違う空間に、
「えいやーっ!」と小鹿のまんま、身を投じてみました。

自分自身の振り返りは、まぁいろいろ思うところもありますが、
(早口だとか、落ち着きがないとか、声がでかいとか、押し付けがましいとか)
そんな自分の脳内反省会に気づいては
せっせとセルフコンパションを向けるとして、

今回、みなさんとお話させてもらって、気づけた大事なこと。


『子育てって、答えはわからないけど、
 仲間がいるとふわりと緩む』


私は、子育ての相談に乗る仕事を、もうかれこれ20年もしてきて、
何千組もの親子と出会い、
一人ひとり違う子育てに触れさせてもらっているけれど、
全部違っていて、何一つとして正解はない。
わからない。

いくら子育てに関する知識を詰め込んでも、
私自身も自分の子育てはわからないことだらけだし、
不安にもなるし、イライラもしちゃうし、後悔もする。

たとえ、正解と思われる知識を持っていたとしても、
それを選択できる余裕があるとも限らない。


そんな私がよく親御さんにお伝えしているのは
「子育ては、”正解探し”ではなく、”味方探し”をしてくださいね」
ということ。

正解はわからないけど、
そんな道を突き進む自分を応援してくれる”味方”がいることが大事。

そして、私には実際にたくさんの子育ての味方がいるし、
私も誰かの子育ての”味方”でありたいと思っている。


でも、今回のスペースに参加してみて感じたことは、
子育てを助けてくれる”味方”だけではなくて、
さらに一緒に悩む”仲間”がいたら、
もっともっと心強いんだということ。

これは、子育てに限らずだけれど、
私たちは、日々、答えのないたくさんの問いにぶつかって、
自分なりの答えをとりあえず探して、判断し、行動しなくてはならない。

その一つ一つの問いをじっくり考えている時間はなくて、
瞬時の判断を求められることもしばしば。

だから、後で振り返ると、あれでよかったのかな?と不安になって、
あれがよくなかった、もっとこうすればよかった、と後悔することもあるし、
しばらく後になってみたら、やっぱりあれでよかったと思えることもある。
その逆も然り。

そんなわからないだらけの道に、
同じようにそれぞれの子育てに悩む仲間がいて、
それぞれ別の視点で物事を見ていて、
そのどれが正解というわけでもなく、
お互いのその時点でのそれぞれの考え方を、そのままに「尊重」できる。

そんな風に、優しくいろんな考え方に触れられる機会って
子育てにおいてとても大切だなと思えた。

(よくあるママ友との井戸端会議で
子どもや夫の愚痴を言い合うみたいな関係とはちょっと違う)

あ、これって、
つい先日、私がmeet upで体験した感覚と似ている・・・
と思ったのでした。

https://note.com/noriko_mindful/n/ne2cfaf61f349


時に子育てに一生懸命になりすぎると、
周りが見えなくなって自分の考え方に縛られて
勝手に苦しくなっちゃうことがあるけれど、

そこをふわっと緩めて
ちょっと上空から自分の子育てをゆるりと眺めてみるような時間が
みんなにあったらいいな

そんな仲間がみんなにいたらいいな




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