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好きなことだけで生きていけるか

そろそろ、好きなことだけで生きてもよいかな、と思い始めた。

やりたくないことに時間を割くほど人生は長くないし。
約束された未来などないから、やりたいことを定年後まで先延ばしする理由もない。

そんな気楽なことを言えるのは無責任な自由人だけ、誰もが好きなことだけで生きていたら世の中は回らなくなる、という意見もあるかもしれない。
しかし、自分には興味がない/好きになれないことも、別の人には楽しくやりがいのある仕事だったりする。多様な人々が世事を補完しあうことで、社会は成立しているのではなかろうか。

必要なことには、やりたい人が必ず存在する。不要なものは淘汰される。どうしても必要だけど本当に誰もやりたくない仕事があれば、そこに人手をかけないための研究に情熱を燃やす人がいるだろう。楽観的だけど、人生は自分だけのもの、誰もが自分の楽しみのために生きていい。自己犠牲と利他は違うのだから。

情熱をエネルギーに、好きなことを真剣に楽しむ営みは何であれ尊い。それは当人の人生を豊かにするのは勿論のこと、社会をダイナミックに面白くするのではなかろうか。

そう信じて、始めてみようと思う。
好きなことだけで生きていけるか、の試み。

まずは、やりたい気持ちになれないことを手放す。これもまた困難なことだけど、それについてはまた改めて。

※そんなことを思う日々にキーワードが合致して手に取った本。好きなことだけで生きる人々のエキサイティングな事例集。
「Dark Horse『好きなことだけで生きる人』が成功する時代」(トッド・ローズ、オギ・オーガス)

※美しい写真は敬愛する音楽仲間、チェロの名手である竜太さんによる(許可を得て拝借)。

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