アメリカ移住で得た開放感と自由
私は32年前にアメリカに移住しましたが、それで色々な日本で感じていたプレッシャーから解放され、体調も良くなったことについて書いてみます。
アメリカに住んでまず感じたのは、何をするのも自由で人にとやかく言われることがないということです。
日本にいたころは、みなと同じにしないと会社の先輩にわけのわからないいちゃもん(少なくとも私はそう感じました)をつけられて注意されました。
会議の前には、やはり先輩から「こうすることになっているから」と根回しの指示があり、一体何のための会議か不思議に思ったものです。
さすがにこれは今はもうないと思いますが。
また、暗黙の了解で色々な不文律の決まりがあるようにも感じました。
こういう時はこうするもんだとか、こう言うものだという決まりもあるように感じます。
OOちゃんと電話中にはある人が横から、「犬見に行きたいとちゃうやろ、OO ちゃんに会いたいって言わなあかんやろ」と横やり入れてきたり、ブラウスのボタンを2つ外してると、「みんな1つしか外してないで」といわれたり。
また、丈の短いTシャツを着ていると、「そんなお腹だして」といわれました。
余計なお世話だと閉口しましたが、全く窮屈な思いをしました。
私にはそういう社会は合わなかったようで、うつ病にもなったし、体調が悪い時が多かったです。
それがアメリカに来てからは、人に迷惑さえかけなければ何をしても自由なのでのびのびと生きることができ、すっかり元気になりました。
もちろん食べ物は日本の方がおいしいし、修理など頼んでもきっちり時間どうりにきてくれるし、日本の方がいいところはたくさんあります。
アメリカは個人主義なので、言わなくても回りが何とかしてくれることはありません。
けれども、頼んでもいないのにあれこれ言われることはないです。
また、アメリカ人も人に気を遣うところは案外日本人と似ています。
他のG7 の首相はみんなウクライナに行っているのに岸田首相だけ行かないのはまずいというような意見が前に出ていましたが、これも全く日本的な考え方です。
他の国はそんな風に考えたりしません。
自分が必要だと思えば行きますが、他の国が行ってるからという理由では行かないでしょう。
どちらの社会が合うかは人それぞれですが、私は思い切って外の世界に出てみてよかったと思っています。
行ってみて合わなければ帰ってくればいいし、日本しか生きる道がないということはないはずです。
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