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左脳が機能しなくなった脳科学者の話

最近、人間の右脳と左脳の働きについてのビデオや本を読む機会が続けてありました。

一つは脳卒中で左脳が壊れてしまった脳科学者、ジル・ボルト・テイラー博士の話です。

左脳というのは、論理的、現実的な思考をする脳です。

これが働かなくなったテイラー博士に何が起きたかというと、突然至福感に満たされて、自分はすべてのものと繋がっていると気づく、いわゆるワンネスを経験したのです。

これは、感覚的、本能的な思考をする右脳の働きが左脳にコントロールされない結果起こったことで、後に博士は左脳が働いていてもこの状態でいる方法を研究しました。

その方法というのは、今ここに意識を集中すること、いわゆるマインドフルネスです。

これは、仏陀が瞑想で得た結論と同じです。
興味深いと思いませんか?

もう一人の例は、普通の生活をしながら突然左脳のおしゃべりが消えたネドじゅんさんです。

以前、彼女の「右脳さん、左脳さんーあなたにも体感できる意識変容の5ステップ」という本を、アマゾンの読み放題で読んで知っていたのですが、テイラー博士の体験とあまりに共通点が多いので驚きました。

論理的な考えをする左脳はもちろん必要ですが、現代人はこちらに偏りすぎているために、不幸感や悩みが起こるのではないでしょうか?

ちなみにYOUTUBEでみたネドさんは、純粋に至福感に満ちていて、これは彼女に何か特別なことが起こって幸せに溢れているわけではないのです。

ただ、左脳の批判や判断に振り回されなくなると、普通の生活の中に幸せがあふれていることに気づいただけなのです。

単純ですが、これが毎日の平凡な生活の中に幸せを見つけるコツではないかと思いました。

メーテルリンクの童話のように、世界中探し回っても見つからなかった青い鳥は、自分の家にいたという話と同じですね。

興味のある方は、NOTEの中でテイラー博士の本を、「本がひらく」NHK編集部が、詳しく解説しています。https://nhkbook-hiraku.com/n/nf3412275e530




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