リリー・キム

韓国在住。生粋の日本人。「どこに居ても生き抜ける」をテーマに日々奮闘中。異文化の中で得…

リリー・キム

韓国在住。生粋の日本人。「どこに居ても生き抜ける」をテーマに日々奮闘中。異文化の中で得た自分なりの知見を発信しています。

最近の記事

大谷翔平に「投げるのも打つのも上手いんですね!」と言ってしまうくらいの,大失態を犯した

入り口を抜けると、そこは夢の国だった。 良く一般的に言う夢の国の場合、千葉にあるミッキー一族の国を指すが、私はまた違う場所にいた。 私は韓国のカフェで仕事をしている、経歴の浅いベイビーバリスタだ。そんな私にとっての夢の国が、韓国に出現した。 2024年5月1日から5月4日までの4日間、釜山にて『World of Coffee』と呼ばれる大規模なコーヒーの展示会が開かれた。 このコーヒーの祭典は、ヨーロッパ最大規模と呼ばれている展示会で、世界中を回りながら年に1度だけ開催

    • 安心しろ。下には下がいるぜ。

      私は、韓国人男性との結婚を機に韓国に移住し、現在ソウルや釜山と言った都会ではない場所に住んでいる。YouTubeでよく拝見する、韓国移住日本人の方々が住んでいるオシャレでキラキラしている地域「じゃない方」の住人だ。より韓国文化が濃く、よりリアルで、韓国人の方が見るとあまりにもフツーな日常を送っている。 そんな中で過ごしていると、どうしても結構な頻度でへこむ出来事にぶち当たる。 メンタル絹ごし豆腐の私のハートはたやすく崩れる。 豆腐が崩れては、若干修復する日々を送るうち、急に

      • 職業病のせいで、危うく旦那をモラハラ認定しそうになった

        今の旦那と付き合い出して数年経ったある日。 「うわー! 手作りチーズケーキなんて初めて! おいし~! お店出せるんちゃう! 味も甘すぎなくてすごく良い! 全体的に高く評価するよ。アリガト~!」 おお、喜んでもらえてよかった! はるばる日本から手作りしたチーズケーキを韓国まで持ってきた甲斐があった。 と感激すると同時に何だか砂をかじったような嫌な感じがする。 なんだ……この嫌な感じ。 今から約 10 年前、私は大学を卒業するのとほぼ同じ時期に、友人の紹介で知り合った同

        • 「もがいている限り、失敗ではない」とAwichが言っている

          「あかん。人生ダルすぎる」 最近イライラする事が非常に多い。 今文章を書いているが、変換が少し遅れただけで舌打ちしている。 舌打ちしながら「クソが!」と言っている。 はたから見たらものすごいヤンキーだ。お口の治安が悪すぎる。 道端で絶対に目を合わせたくないタイプのチンピラだ。 ところが私は32歳。自分のメンタルに不調が生じたときのマニュアルは作成済みだ。 私の場合、イライラの約90%は生活習慣の乱れが原因だ。 そこでまず生活習慣からチェックする。 睡眠、食事、運動、この

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          スピ嫌いだった私がスピ女に成り上がったワケ

          スピってる人ってどう思います? 「スピる」とは、「スピリチュアルにハマる」の略語だ。 「スピリチュアル」とは占いや霊的なものなど、目には見えない力や神秘的な世界のことを指し、理屈では説明できない科学的な分野やパワースポットなど不思議なもの全般を示す言葉として使われているらしい。 その「スピリチュアル」なものにハマることを「スピる」と呼んでおり、あまり良い思いは込められていない。 以前働いていた会社でのできごとだ。 私は大学卒業後、約5年間小さな商社の営業部で働いていた

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          32歳女、韓国にて学生時代の黒歴史を成仏させる

          「んっぐ! うあああああああああああ!!!」 枕に顔をうずめて叫ぶ。 現在深夜2時。 スマホを見ていた旦那が びっくりしてこちらを見る。 「ごめん、変な夢見たわ」 と言って私は寝ようと試みる。 が、全く寝れない。 実際は変な夢ではなく、寝る前に考え事をしていたら、芋づる式に高校時代の黒歴史を思い出してしまったのだ。 高校1年生、私は初めて彼氏が出来た。 同じバドミントン部であった同学年の男子だ。 この男子は元V6の岡田准一似のはっきりした顔立ちで、入部当初から私

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          キャリアは積むな、ぶっ壊せ~海を越えたスターバックス大作戦~

          「ちょっと、1回日本かえるわ」 2019年4月、私は韓国から日本に帰国した。 そこから約3年間、旦那と一度も会わなかった。 2018年の11月、私は韓国へと渡った。 約4年間交際した韓国人の彼氏と結婚に向けて準備をするために同棲を開始することとなった。 しかし、年末くらいから中国で得体のしれない感染症が発生しているとのニュースが流れ始めた。 それから、あれよあれよという間に韓国でもその類のウィルスによる大規模集団感染が発生し、すぐに韓国内でも感染者が急増した。 な

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          韓国のサウナで、上沼恵美子たち(ときどき芦田愛菜)と共に蒸される。

          ああ、整いたい。 私がサウナにハマりだしたのは、『サ道』を見たのがきっかけだった。『サ道』とは2019年の深夜に放送されたドラマだ。ネプチューンの原田泰造が主演で、おっさん達がサウナに行ってひたすら整うだけのドラマだ。ひっそりと放送されていた番組だが、これが火種となり日本国内にひっそりとサウナブームを引き起こした。 私はこのドラマを韓国人の旦那からおすすめされた。 サウナで「整う」とはどういうことなのか。 まず、体を清め、湯船につかり熱さに慣れておく。 心静かにサウナルーム

          韓国のサウナで、上沼恵美子たち(ときどき芦田愛菜)と共に蒸される。

          いつになったらホームシックの免疫つくのでしょうか。

          ホームシックになった。 韓国に来てから1年と9カ月が過ぎようとしている。 その中で今回の日本帰国は3回目だ。 韓国に戻ってきてから3日目のこと。夜寝ようとしたときに父から「元気に過ごすんやで」とLINEが来たのだが、それを見て私は大いに泣いた。 余りにも盛大に泣いているので、旦那が「ダイジョブ? コワ~イ?」と声をかけてくれた。 つたない日本語が可愛いが、嗚咽女には旦那を可愛がる余裕がない。 3回目なのにホームシックにかかってしまった。 よく勘違いするのが、ホームシックは

          いつになったらホームシックの免疫つくのでしょうか。