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台湾行きました(3日目)

3日目(台中)
ホテルとの相性はよかったみたいだった。酒を飲んだ翌日は運が悪いと喉が全滅する。旅なのに不調だとなんだか悲しくなるよな。相変わらず外は灼熱で影を踏んで歩道をそろりそろりと歩く。前日のビビりが今日まで尾を引いてる。朝は第四信用合作社でアイスを食べることにした。


王道の宮原眼科に行かず、姉妹店に行くあたり拗らせた性格が出てるよな。連休明けだったからか10時頃の店内は空いていた。周りを見渡しても誰も一人で来てないんだよな。意外と家族ずれが多くて、幸せそうにアイスを頬張っている子供がいる。調査、調査と意味不明な理由付けをして一人の寂しさを紛らわせるけど、丸まる大きなアイスを見てるとなんだか女と来たかったな、なんて思ってしまう。アイスはうまかった。一人にしては量が多かったけど。以上

3日目(台北)
暑くてじめじめした天候に嫌気を指す一方で、熱気浴びる非日常感に楽しさを感じ始めていた。台北へと向かう新幹線でもう折り返しなのかと悲しくなった自分に驚いたんだ。普段住む東京の阻隔された空間ではなく、高雄・台中では人生がやんわりと交わっていて、街に生活感がにじみ出ているのが好きだった。台湾って外食文化みたいでさ、ふらっと入った店にカジュアルな服を着た現地の人がいると安心する。東京なんてスラックスやらジャケットやらで息苦しさを感じるんだよな。

ラスト1日の台北での宿泊先はホステルに泊まることにした。台北はワーケーションで訪れる人もいるみたいだから、もしかすると台北で働く日本人がいるかもしれない、なんてよこしまな気持ちがあったんだよな。にしても清潔感があって、良いホステルだった。


ホステルに荷物を置いて向かったのは、魯肉飯(ルーローハン)のチェーン店・鬍鬚張魯肉飯。安くて魯肉飯は美味しかったけど、品数が少なかったから、いろいろ食べたい人には向かないかもしれないな。


汗ばんだ服をパタパタと仰いで次の目的地を考える。台北はほんと突撃で、何の予定も立てていなかった。ふと、八年前に台北101に行ったけど上ってなかったなと。とりあえず上っておくか。あの時は小雨が降っててデパ地下で台湾ビールを飲んで帰ったんだよな。台北101は悠遊カードが使えてさ、入国時のキャンペーンで5000元当たってたからここで入場料の600元分を使えたのはお得だった。貧乏性。霧が張ってて見晴らしは100点ではなかったけど、いろんな形の建物があって面白かった。どういう発想したらDNAの配列みたいな造形が思いつくだよ。窓に近づいて外を眺める隣では、ミニスカの娘たちが景色をバックに写真を撮っていていたな。ふーんって感じ。

歩いたからおなかが空いて牛肉麺を食べに東館牛面食館へ。台湾でやっぱり旨いのは牛肉麺と小籠包だってことに最終日で気づいた。そしてビールに合うんだよな。残念ながらこの店はビールがおいてなかった。その代わりコーラで乾いた喉をグッとね。これもまた最高だった。味も意外とさっぱりしていて、店舗もチェーン店みたいな気軽さもありつつ、味はしっかり強気な感じで、結構おすすめかな。サクッと食べれるから、道すがらあれば寄ってみてもいいかも。


途中下車して噂に聞いた森林北路をそろりそろり。ポケットにはビール代と交通費しか残ってないからさ。とりあえず雰囲気だけを体験しようかと思って。21時と時間が早かったからか。通りは風の音が聞こえそうなくらい静かだったな。それともお楽しみは店内だけなのか。いいやいいやとビールを買って帰る。ホステルのカウンターでしっぽり飲んでる日本人がいないかと思ったけど全くだったな。あっという間の台湾旅行だったけど、なんだかんだ楽しかった。今回は往復5万くらいの時に取っちゃったから、次はもっと安い時か、ビジネス関係で行きたいなんてね。

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