無限ループするオタク 死ぬまで楽しみ続ける作品群

書くンジャーズ8月5週目のお題は【無限〇〇】
8月最終週、横に倒せば無限大マークになる8を惜しんだお題です。

僕はオタクを自称しているけれど、あまり多くの作品をみたり読んだりしているわけではありません。
SFは古典がほとんどだし、アニメも映画もメジャーな者が中心です。
だけれども、気に入った作品は何十回も読んだり見たりして深く掘っていく。

深く掘っていくうちにその地下で他の作品と繋がったりして、世界が広がっていく。
そういう楽しみ方が好きなのです。作品同士の何が繋がるのか。
それは歴史や文化や哲学。一言で言えば「文脈」が繋がって無限に広がっていくのです。

そんな中で、僕が特に偏愛して無限ループしている作品を3つだけあげます。
ここでは宇宙SF、そしてメジャーなものに絞ります。

1 スターウォーズ
9作の映画を合計120回以上観ている映画シリーズ。
最初は映像、次は主人公の人生、その次に銀河の政治のうねりを楽しみました。
そして最新の3部作は、ディズニーという巨大資本とあまりにも増えすぎたファンの大きすぎる声に翻弄される制作過程を。
2 銀河英雄伝説
正伝だけで10巻ある擬似歴史小説です。
20歳の時に手を取ってから覚えているだけで8周はしています。
スターウォーズとかぶる楽しみもあるのですが、ごく最近新しい楽しみが増えました。
現実の歴史との比較です。
3 銀河市民
初めて読んだのは15歳。それから32年間の間に何度読んだか覚えていません。
ネクラ(当時の表現)で友達がひとりもできなかった僕は、教室の隅っこで毎日SF小説を読んでる高校生でした。
一人の奴隷少年の冒険物なのですが、彼が旅をしていく先々で文化や家族形態や常識が変わっていく。
それに翻弄されながらもたどりついた場所、彼がラストショットで呟いたのは…
僕が涙を流した最初で最後の小説です。教室やから恥ずかしかった!
ちなみにこれは1巻で終わりますのでご安心ください。

この3作品のひとつひとつは完璧な作品ではありません。
というか完璧な作品なん世の中にはひとつもないんですけれど。
僕の中ではこの3作品が相互に保管しあって、完璧な作品に近づいている。

死ぬまで無限ループする3作品です。

スキ「♡」をありがとうございます! 「サポート」はささやかな幸せに使わせてもらいます♪