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盗まれた時間は幸か不幸か【時間泥棒】

書くンジャーズ2月1週目のお題は【時間泥棒】
子どもの頃からいろんなものに時間泥棒されてきた。テレビ番組、テレビゲーム、漫画、小説、TwitterにFacebookにyoutube…
いつの時代も時間泥棒は絶えない。時間泥棒は他の何を盗むよりも人に大きな影響を与える犯罪だ。
お金を盗むよりも時間を盗む方が罪は大きい。なぜなら時間でお金は買えるけど、お金で時間は買えないから。時間でお金は買える。「時給」という表現が一番わかりやすいだろう。
逆にお金で時間は買えない。たとえば好きなDVDを買う。DVDを楽しむ時間も買ったかのような錯覚を起こす。だけど違うのだ。DVDを見る時間はDVDを見るために使わなくてはいけない。DVDを買うということは、DVDの料金とDVDを見るための時間を両方支払うということだ。
お金で時間は買えない。だから時間はお金よりも大事でそれを盗むことは極めて重大な犯罪なのだ。
そうそう、時間泥棒といえば本を読む人ならエンデの『モモ』に出てくる悪者が思い浮かんだかもしれない。でも僕が最初に浮かんだのはSF作家のホーガンだ。その名も『時間泥棒』というハードSF。何年前に読んだのか忘れたし、内容も忘れてるけれど、本棚を確認したらまだあった。
ただ、面白かった記憶だけは残ってるので今から読みます。時間を忘れて読みふけるに違いない。また時間泥棒に時間泥棒されるぅ!
ああ、幸せ。

時間泥棒より引用
「どうして、この世界のわれわれ、生涯かけて働いて、働いて、働き続けるのか? 裕福になるため、お金をかせぐため、そうね? それではそうしてかせいだお金で、何をしたい? 残りのわずかな人生で、若いときしたかったことをしようとしても、時間はない! わかりますね、最初からずっと、ほしかったのは『それ』であって、お金ではない。 われわれみな、足りないのは『時間』であります」

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