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夫婦間生体腎移植手術

…の日記①準備編 手術にいたるまで

この記事は、術後40日ほど経過してから書いています(手術は2023年8月初旬)。私自身 色々な方の体験談をネットで見て、安心して手術に臨むことができたので、どなたかのお役に立てればと思い、記しています。


私が手術を受けることを決めたのは、手術予定日の2年ほど前だった時思います。

ちなみに原疾患は不明。19年前、妊娠中(当時36歳)の血液検査で腎機能の低下が指摘されました。

ただ、20代の健康診断の結果をみると、その頃から規定値は超えていました。
(誰かなんか言ってくれよ〜、ずっとほったらかしよ)

そして、17年ほど通院と、ゆる〜く食事療法を続けていましたが、主治医から「透析ならそろそろシャントを作ることも考えないと。移植という選択肢もあるよ」と言われ、夫と話し合った結果 大事な腎臓をいただくことになりました。

その頃はまだ実感がなく「そんなこと言っても手術なんかしなくてもいけるんじゃないの?」と呑気に構えてました。これといった症状もなかったですし。

実感がないどころか懐疑的であり、移植外科の先生に「本当に手術が必要なの?」と聞いてしまったこともあります。
その時の先生のお言葉。「検査の数値には表れないけど毒素がどんどん身体に溜まっていってるんだよ。それにeGFRが10なら誰も早いって言わないと思うよ」。その一言でこれはもう避けられないんだと覚悟を決めました。

手術の時期は夫の定年退職後、且つ、子どもの大学受験後を希望しました。
先生曰く「大事なのは患者さんの望むタイミング」ということでしたので、お言葉に甘えてかなり先の予定を押さえていただきました。

先生には「途中で透析が必要になるかもしれないよ」と言われていましたが、どうにか透析せずに手術を受けることができました。(直前クレアチン3.9 )

考えた末に職場の保育園を辞めたのが昨年2022年の暮れ。年が明けると検査が立て込み、
「あ、手術するんだな…」という実感が湧いてきました。入院準備せねば!…と言いつつ退屈で内職も始めちゃったりして。(前回までの投稿参照)

次は入院する時の持ち物についてです。