見出し画像

ベアフットシューズを履き始めた

誕生日にベアフットシューズを貰った。ランニング用のシューズではなく、街歩き用のデザインのものだ。

Groundiesというドイツのメーカー製で上の写真のモデル。薄い色の靴で絶対に汚す自信があったので、店員さんのアドバイスに従って使う前にワックスを塗った。ワックス後の色の方が好みだったのでよかった。

そもそも、ベアフットシューズに本当に興味を持ち始めたのは、Born to Runを読んだのが理由かなと思う。走る民族タラウマラの話もすごかったし、この本に書いてあるように、人間が靴を履くことで本来持っている能力を発揮できていないとしたらバカらしいなと。私も試してみて、変化があるなら観察してみたいと思った。

ただ、私はランニングはしていない。15年ぐらい前にベルリンマラソンを走ってから私の中で何かが完結してしまったのか、全くもって走る気になれない。

あと、ビブラム5フィンガーズみたいな靴を街で履いたら悪目立ちしそうだし、もう少し普通の見た目でも、ランニングシューズを普段履きにはしたくはなかった。でも、スポーツシューズ自体が嫌なわけではない。

そういうわけで、ベアフットシューズは興味はあっても買ってなかったのだけど、最近チェックしてみたら、街歩き用のベアフットシューズも種類が増えてきたことに気づいた。

最初にいいかも!と思ったのはこのVivobarefootのシューズ。真夏の誕生日には合わないけど、ドイツでは履ける時期の方が長いし重宝しそうで、ベルリンにあるお店に在庫を聞いて試し履きに行った。

実際に履いてみると、見た目やソールの感触は気に入ったのだけど、甲が私の足には狭かった。多少は伸びるにしても、最初からキツいのはやめる方がいいなと諦めた。

次に試したのがGroundiesの靴で、こちらも何種類か履いてみた。最終的にTrueSense®標準のソールの靴に決めたけれど、GO1やGS1ソールの方がもう少ししっかりしていて安心感はあった。TrueSense®標準ソールはより裸足に近い感覚で、初めてのベアフットシューズで履くのは少し心配だった。それでも結局お店の在庫の中で気に入ったこのソールのものを選んだ。

今回、お店で実際に履いてサイズ感も分かったし、店員さんにモデル毎の違いを詳しく聞いてきたので、次からはネット注文でもいいかなとは思っている。

選んだのはこちら。「Soft」という名前が入っている通り、かなり柔らかく、靴を履いていても履いていないような解放感がある。その分、皮はペラペラなので、とくに脱いだ状態で安っぽく見える気がする。とは言え、縫製などの作りはしっかりしていると思う。あと評価にも誰かが書いてたが、紐がけっこう短い。結べるけど、もう少し長い方がいいかも。

画像1

ベアフットシューズは大手メーカーも作っているけれど、ベアフットシューズ専門のメーカーもたくさんある。ドイツ製である必要はないけど、ドイツではGroundiesよりleguanoの方が有名なのかも。

ちなみにベアフットシューズは「とにかくゆっくり始めること」が大事らしい。詳細は色々なサイトにも書いてあって、「ランニング目的でも最初は走らない、歩くのも短時間から」というのが基本だそうだ。

そういう基本情報を頭に入れつつも、私は薄いサンダルは履いているし、家の中や庭で裸足で過ごしてたりもするので、多少は鍛えられているだろうと考えて、2回目で40分歩いてしまった。

最初に外を歩いたときは新鮮だった。今までサンダルでも感じなかったような解放感で、かつ石畳の形や土の状態もしっかり感じる。しかし、日光で熱された石の熱さは伝わらないし、荒い表面や尖っているような物の上を歩いても痛みはない。必要最低限は守られている。

軽い足ツボマッサージのような心地よさもある。路面は荒ければ荒いほど歩くのが楽しい。こういう風に自分が感じるのも面白いなと思った。

そして、結構いきなり40分歩いた翌日は、主にふくらはぎとお尻のあたりが筋肉痛になった。普通の靴を履いていたら使わない筋肉を使ったようだ。足の裏はとくに痛みはなく、普段よりほぐれていた気がする。

このベアフットシューズは今のところかなり気に入っている。唯一難点を挙げると、いかにも街歩き用のデザインなので、機能的には特に問題がないにしてもアウトドアで履くのはちょっと抵抗があることかもしれない。アウトドア用に別のベアフットシューズも欲しくなってきてしまった。

ちなみに私の左足は外反母趾になっている。実は以前は右足もそうだったのだけど、ここ数年、楽な靴しか履いていないお陰か、治ってしまったようだ。左は痛むことも以前はあったが、最近は感じることはない。なので今後変化があってもベアフットシューズのお陰とはハッキリ言えない気がする。まあでもボチボチと足の形も観察していこうと思う。

またいずれ、何か変化があれば報告します!

以下は続きの話というか、ベアフットシューズをなぜ履こうと思ったかというような話です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?