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余暇が増えると悩みも増えるのではないか。

週末、漫画版の「風の谷のナウシカ」を読んだ。おそらく小さいころに一度読んだ記憶はあるのだけど、内容はすっかり忘れていた。というより、最初に読んだときはまだ理解できる年齢ではなかったのだろう。いま読み返してみると考えさせられるものがある。漫画は総合芸術とも言われるが、まさにそう感じるような濃密な体験。

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余暇が増えると悩みも増えるのではないか。手を動かす時間が減って、考え事ばかりしていると余計なことまで頭に浮かんで、不穏な気持ちになるのだった。あれこれ物思いにふける時間があるというのは、すでにぜいたくなことで、ぜいたくばかりしていると不安を覚える。ボーっとしていたいが、人間は何かしていないとだめなんだろう。

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手を加えることで愛着が湧く。使っているキーボードのキーデザインを変えてみた。ちょっとのことなのに、自分の好みに合わせて手を加えることで、一気にパーソナルな感じがしていい。さっきまで普通だったものが、手放せないものになる。

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世の中が多様的になることで、考えることや気にかけることが増えて、逆に悩みが増える側面もあるのではないか。それでも、悩み生きるのが人間か?

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人と同じでないと不安だが、同じだとつい自分を出したくなる。

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頭がさえてないときと、さえていないときの差はなんだ。さえていないときは、頭のなかがソフトフォーカスになって、どこにもピントがあっていない。脳の視力。

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「脱力」という文字を見るだけでちからが抜ける感じがしていい。脱力していたい。

以下はおまけの余談

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