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今更ながらMrs. GREEN APPLE『Atlantis』について書いてみる

やっと、やっとやっとです。
昨年の秋辺りから書き始めて、やっと完成しました!笑
どんだけ時間かかってるねん!というツッコミを自分にしつつ、投稿したいと思います
あと、時間がかかってるからと言って格段濃い内容を書いている訳ではありません!笑
今までと何ら変わりないので、そこら辺はよろしゅうです。
それではさっそく💨💨💨

★Atlantisとは★

いやそもそもAtlantisとは何ぞや!!
というのは、以前こちらのnoteでちらっと書いたことはあったのですが

まぁ簡単に纏めてしまうと、

アトランティスに住んでいる人々は神性を失っていき、どんどん暮らしが堕落していった。
それを見たゼウスが神々を集め、どのような罰を下すか話し合い、大地震と洪水を起こすことでアトランティスを沈めることにした。

といった内容を、哲学者プラトンが書物に書き残した、といったところです。

ゼウスはギリシャ神話に登場する天空の神様で、
ギリシャ神話においてポセイドンという海の神様がいるのですが、その神が持っている槍🔱(トライデント/三叉槍)が、実は今回のライブのペンライトに使われていたりします…!↓

そして諸説ありつつも、アトランティスが海底に沈む前に人々は人魚になって地上へと逃げ延びた、という説があり、ミセスの御三方が着ていたこの衣装が実は人魚モチーフだったり…

そしてそして、このアトランティスの洪水って実はノアの方舟の大洪水と同じなのでは⁈という説もあったり…!

調べれば調べるほど色んな繋がりが見えてきて…もはやさすがですとしか言い様がない笑


といったAtlantisについての話はここまでにしておいて、ここからはライブのストーリー性も加味しつつ抜粋しながらいろいろ書いていきたいと思います!!

★セトリ★

☆ANTENNA

〈海に沈んだ懐中時計がアトランティスの神殿の前までくると、針が突如逆回転し、アトランティスが繁栄していた時代まで遡る〉

"Atlantis"というモールス信号から始まる一曲目「ANTENNA」
ドームに歌声を響かせながら会場のボルテージを上げるもっくん、すでに感極まっているひろぱ、感慨深くも客席にとびっきりの笑顔を向けながら演奏する涼ちゃん。
3人の表情がそれぞれ本当に最高で、見てるこっちまでウルッときます。
そしてペンライトが青色に光ってるから、本当に会場一帯が海みたいでめちゃくちゃ綺麗。

☆Speaking

2曲目はまさかの「Speaking」ということで。
最初はびっくりしたんだけど、歌詞的にはすごく自然な流れだなと感じたり。
あと原曲よりもちょっとキー下げてたので、少し大人っぽさも加わりつつ、「ANTENNA」のキーに近くなっていた気がしたので(?)、それも素敵だなぁと思いました…!

☆アボイドノート

5人で撮った最後のMVである「アボイドノート」
今回ひろぱと涼ちゃんの「ワン・ツー・スリー・フォー!!」で始まるのが、また泣けるんだ
歌詞はちょっと抽象的だったり哲学的だったり、少し距離があったりするけど(伝わるかな)、Atlantisでのもっくんの歌い方がすごく温かくて、大好きなシーンです。

☆Love me, Love you

ラブミーの時は、後ろの映像にその時代の結婚式場みたいな場所が映し出されてまして
ノアは多幸感に溢れてたんだけど、Atlantisでは背景も相まって包み込むような愛が溢れてるように感じて、すごく素敵空間。
楽曲が同じでも、ここまでガラッと変えられるのすごい。
ダンサーさんもキラッキラな笑顔で踊られているので、自然と笑顔になります(๑˃̵ᴗ˂̵)

☆umbrella

「umbrella」は当時5人にとって思い入れの強い特別な楽曲で、リリースされてから一度もライブで演奏されてこなかった唯一の楽曲。
もしかしたら初ドームだしくるかなと思ってたけど、いざイントロが流れると涙腺崩壊
歌い出し前にもっくんがふと涼ちゃんの方を見て、それを受けた涼ちゃんが微笑みながら頷くのもグッとくる。
YouTubeのサムネを見たらわかると思うんですけど、背景のステンドグラスが本っ当に綺麗で。
切なさと、美しさと、優しさと。
Atlantisの中でも、特に大好きな場面です。

☆BFF

「フロリジナル」「BFF」「僕のこと」は、メインステージを離れてセンターステージへ。

この「BFF」という楽曲は、もっくんがひろぱ・涼ちゃんに宛てて書いた楽曲で
この場面だけ、ドームという空間ではなく、3人だけの空間になるんだよね
歌い終わった後もっくんがいつもファンの皆んなに向けて「ありがとう」って言うけれど、今回はひろぱと涼ちゃんに対して伝えていて

そして『音楽と人』2023年8月号の中で、インタビュアの樋口さんが最後に綴っていたこの文章

支離滅裂なのは彼が書いた曲だけでなく、彼自身の心、だったのではないだろうか。見えないバンドの行き先。冷静にジャッジができない心のダメージ。傷を負って初めて仲間に見せた弱い自分。5人から3人になったことで、彼は自分の弱さや脆さを認め、さらけ出し、自分自身を支えてもらうことを求めた。ボロボロだった彼の心に絆創膏を貼るように、若井と藤澤はひとつひとつの楽曲と向き合い、その傷を共有していったのかもしれない。彼らだけが知る悲しみや痛み、そして一緒に見てきたたくさんの歓喜の風景。それを一枚のアルバムに託した。そういうことなのだろう。
だから「BFF」の世界には、彼ら以外誰も立ち入ることができないのだ。素晴らしい曲だけど、3人にしかわからない思いがある。そんな曲を大きな会場で、たくさんの人の前で披露する一あぁ、やっぱりバンドって最高だなって思う。

もうこれ以外の言葉はないぐらい本当にその通りだし、これ以上書くとなんだか薄っぺらくなりそうなのでここで止めておきます笑
とにかく最高の空間でした。

☆僕のこと(Atlantis ver.)

1番は涼ちゃんの伴奏で進んでいく特別バージョン
ほとんど即興だったらしく(⁉︎)もっくんとの阿吽の呼吸具合が凄い。
1番後の間奏から通常のバンドサウンドに戻るんですけど、感情をぶつけるように激しく掻き鳴らすひろぱが最高にカッコいいです。

☆Loneliness→絶世生物

〈突如激しい雷雨が起こり、大洪水に見舞われたアトランティスは、やがて海の底に沈んでしまう〉

この2曲はほんとにもう、光の特効と水を最大限使った演出が圧巻で…!
てかまさかここで「絶世生物」がくるとは思わないでしょ⁈笑
サビの『あゝ』と同時に水が思いっきり噴き上げられるのも鳥肌ものだし、歌詞的にも流れがすごく自然で大好き。

本意じゃない快楽は
寂しさ紛らわす為だろう?
そうだろう?

「絶世生物」のここの歌詞とか「Loneliness」をどことなく感じさせられるし、ダークだけどすごく熱を帯びたこのパートに見る度魅せられます。

☆ダンスホール→Magic

〈光の射さない海底から、ある日ようやく地上に出ることができ、外は太陽の明るい陽射しに照らされている〉

前のパートとはガラッと変わって、もっとあなたなりに自由に生きていいんだよ、大丈夫だよ、と歌に乗せて伝えてくれる、ミセスらしい温かさや優しさに溢れていて
「ダンスホール」では2番終わりの間奏で、ひろぱと涼ちゃんのダンスソロ→各々の楽器ソロがあり、それだけで無条件にテンションが上がる⤴︎
「Magic」はラスサビの『Wow,woah-oh-ah-oh』をみんなでシンガロンしてる様子が沢山映されていて、毎回見る度にウルッときてしまいます。

☆我逢人→庶幾の唄

アンコールは、まず少しMCやFCツアーの発表を挟んでからのこの2曲
結成10周年で、かつ初のドームライブだったから予想はしてたものの、実際演奏されるとめちゃくちゃ泣ける
「我逢人」はメジャーデビューするずっと前からある楽曲だし、「庶幾の唄」も1stフルアルバムに収録されている楽曲で
しかも庶幾の方はフェーズ2に入ってから初めてセトリ入りしてるし、当時の歌い方とはまた違った優しさを感じる歌い方で
そして涼ちゃんは走りながらフルートを吹くという超人技を披露しております…!(震)

最後に「ケセラセラ」を多幸感MAXで会場中に響かせて、出演者全員で挨拶。
(余談なんですけど、この時にBGMとして流れているケルト音楽調(?)な音楽がめちゃくちゃ良くて!!本当にアトランティスが繁栄していた時代に流れていそうなぐらい神聖な感じで、北欧音楽好きな私にとってはドストライクでした。WOWOW放送ではうっすらでしたが、円盤化された方でははっきり流して下さっているので、是非聴いてみてください👂🏻)

挨拶が終わると、もっくんがそっとマイクを取り、

楽しい時間はあっという間に過ぎるということで、笑顔に満ちた時間をどうもありがとうございました!

物語には終わりがある様にですね、今日は、皆んなの今日、アトランティスに遊びに来てくれた訳ですけども、どうやらこのアトランティス、未来では沈んでしまっているそうなんですね。でもきっと、いつか、大きな荒波によって、あなたのね、心だったり、まぁ気力も削がれて流されて…それこそ気持ちが海の底に落ちるような、沈むような経験もきっとされると思うんですけども、僕たちは今高らかに"大丈夫"と歌っておきたいと思います。あなたは独りじゃないし、いつか誰かが見つけてくれると、そう信じてます。
いつか辿り着きます。

愛してるよ、いつかまた必ず会いましょう!!

もしアトランティスが繁栄している時代だったら、今回のセトリはそこから組まれていますが、人の人生にも置き換えられるセトリで。
水の都アトランティスを体感しつつも、人生のエールももらえる、まさにミセスならではのライブだなと改めて感じました。

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