見出し画像

エッセイ本を出版するまで | 著書2冊目が発売になりました。

5月のはじめに、2冊目となる著書「明日、もっと自分を好きになる 「私らしく生きるをかなえる感性の育て方」という本をKADOKAWAより出版しました。

自分らしさの見つけ方がわからない人に贈る、ありそうでなかった感性の本。
この本は「感性を磨くこと」を目的としているが、 自分をよく知り、同時に自分のことをもっと好きになるための1冊でもある。
例えば、流行っているものではなく自分に似合う服に身を包み、背筋を伸ばせること。
例えば、心にじんわり染み入る、元気をチャージしてくれるお店や場所を知っていること。
例えば、世間の評価に流されず、今の自分に必要な本を選べること。
自分が心地よく感じているもの、大切に思っていること。
本当は心に大きく負担になっていて、遠ざけたいこと。
それらひとつひとつを五感ぜんぶで味わい、他人に遠慮せずきちんと表現する。
それがきっと、感性を磨くこと、ひいては自分を好きになる練習になる。
これはそのための、ちいさなToDo を詰めたアイデア集のような本だ。

――古性のち

本書より引用

前著のジャンルは辞典だったので無視できない決まり事も多く(昔の人たちから脈々と受けづがれてきた歴史があるので)その型の中で自分色を出す作業だったのだけど、今回は打って変わってかなり自由度がめちゃくちゃに高いエッセイ。

存分に、わたしらしく、のびのびと、楽しませて書かせてもらいました。

書籍中の詩と写真のページ。写真ふんだんに盛り込んでます


今回書籍全体のテーマは「感性の育て方」で、出版社側からいただいたもの。
このお題をいただいた時、とっても悩み、(書籍の中にも書いているけど、感性の正解が分からなかったから)結果、インタビューをしてもらいながら自分の感性のルーツを解いていく、という方法をとった。

そんな取り止めのない話にインタビュアーとして協力してくれたのは鈴木しのちゃん。今回彼女が影の立役者として、私の拙い言葉を繋ぎ、このエッセイ本のベースを作ってくれた。本当に、感謝しかない。

ちなみにしのちゃんとはもうかれこれ7、8年の付き合いになる。
一緒に台湾を旅したり、夜中コンビニのWifiを頼りにお仕事したり。可愛い後輩であり、同志だと思っている。

しのちゃんと回った台北・台南旅。可愛いものをたくさん買った

最初に出逢ったのは「旅をしながら仕事をする」という取り組みで、駆け出しライターだった彼女もすっかり今ではベテランだ。
「誰に話を聞いてもらおうか」と考えた時に、丁寧で筆の速い、そしていつか一緒に本作りをしてみたいなあ、と思っていたしのちゃんの顔が真っ先に浮かんだ。

**

書籍の文章はそれぞれ1000文字前後の感性を広げるための48個のTipsと、途中、わたし自身の「感性って何?」を綴った写真と詩のようなページがある。

実はこの本の出版依頼をいただいたのは去年の終わり頃で、企画を固めて実際に出版するまで、約半年で制作した。
他の書籍のことはわからないので、この期間が短いのか長いのかわからないけれど、224ページを半年で書き上げる作業はなかなかハードだった。(印刷など考えると実質は3ヶ月くらい)


実際の赤入れ原稿
基本赤入れの作業はipadでやってました
たくさん書きたいことがありすぎて文字があふれがちな原稿


毎日毎日原稿をチェックして直して…構成やタイトルを変更して…を繰り返しながら、みんなで作り上げていく作業はなんだか文化祭のようだったなあ。

ちなみにこの大変な作業に付き合ってくれたのは、デザイナーの尾花大輔さん。

わたしの前著の「雨夜の星をさがして 美しい日本の四季とことばの辞典」でもメインデザイナーとして付き合っていただいて、今回も大変お忙しい中嫌な顔ひとつせず、最後まで付き合ってくださった。

尾花さんは元々わたしが20代前半Webデザイナーだった頃から憧れていたデザイナーさんで、よく専門学校の先生にも「この人みたいなデザインがしたいんだ」と熱弁していたし、尾花さんが制作したWebサイトをトレース(横に並べて完全に真似すること)させてもらって、本当に、わたしのデザイナー人生に沢山希望や光を与えてくれた人だ。

その方と、将来こんな風に自分の著書でご一緒できる(しかも2回も!)日がくるとは。大変感慨深いです。

人生って面白いね。この先も楽しみだ。


ということで、明日、もっと自分を好きになる 「私らしく生きる」をかなえる感性の育て方 発売しました。

ということで頑張って書いた書籍が完成しました。
全国の書店、Amazonなどで発売中です。

少しでも気になった方は、
ぱらりとめくってもらえたらとても嬉しいです。

また、もし書籍を読んで「良かったよ!」と思ってくださった方(も何か物申したい方も)、ぜひAmazonレビュー等ご意見寄せてもらえたら幸せです。(発売1週間がたち、未だレビューがゼロなので「もしや開いてもらっていないのでは…」と段々とそわそわしてきました…)

3冊目の出版はもちろん未定ですが、辞典・エッセイときたのでそろそろ旅の本でも書きたいなあとふんわり考えています。

それでは今日も、良い1日を。

いつもありがとうございます。いただいたサポートの一部は書く力の原動力のおやつ代、一部は日本自然保護協会に寄付させていただいています。