見出し画像

天才ではなくても。

娘が自分のアパートに戻り、再び静かな暮らしが始まった。静かというか時間を自分の好きなように使える暮らしだ。

子供たちが家にいると彼らが気になって昼間でも思いっきり生ピアノが弾けないが、一人だと遠慮する必要がない😊

娘がNetflixと契約し、私もアカウントを分けてもらった。今まで観たいと思っていて観られなかった一色まこと原作の『ピアノの森』を一息で観た。アニメは娘がいても。夜でも周りを気にせず観られるのがいい。

このアニメ、21年のショパン国際ピアノコンクールで2位になった反田恭平さんもピアノを担当している。その他のピアノ担当者も錚々たる顔ぶれなので、作中のピアノも魅力的なのだ✨

劣悪な境遇に産まれ育った主人公海(カイ)がショパン国際ピアノコンクールを目指すというのが大筋。この海(カイ)は天才なのだ。
一度聴いたものは全て頭に入ってしまうし、それをピアノですぐに表現できる。

ショパン国際ピアノコンクールに出るような人たちはそもそもピアノがうまく弾けるというだけではなく、どうショパンを表現するのかが評価されるわけだけど、あんなコンクールに出るのは天才ばかりだ。『ピアノの森』ではコンテスタントはそれぞれ抱えている事情があり、いろんな思いを胸にコンクールに臨んでいた。

そしてカイを中心にさまざな人間模様が描かれていてとても感動した。

実際のコンクールでも、そこは世界のトップに立つ人たちなのだから凡人の私には及びもつかない世界。

私はとりあえずピアノを弾くことはできるが、多少弾ける程度だ。
ショパンのピアノコンツェルトなんて一生かけても弾けるようにならない。

でも天才じゃなくてもピアノを楽しんでいい。

一度聴いただけじゃ曲は頭に入らないし、何度も何度も繰り返し弾いてもなかなか上手く弾けない。もっと言うと全然上手くならない。

仕方ない。私のピアノは趣味なのだ。

趣味のピアノだけど、本気の趣味。
だから少しでも前に進めるよう日々ピアノに触ろう。ピアノを弾こう。

そして私の苦手な楽典。
特に調判定が苦手だ。
スケールも楽譜がないと弾けない。特に短調は。

パッと見ただけ、一回聴いただけで弾けない凡人なのだから(世の中の多くは凡人だとは思うが)日々基礎を含めた練習をしよう。

とりあえず、スケールは♭系も♯系も全調スラスラ弾けるようになりたい。

『ピアノの森』、いい刺激になった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?