若きドラゴン・ライダー(短編)

あらすじ
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師匠でもあるドラゴンラダーの戦士をなくした若い少女は
亡き師匠の竜に乗って 敵地へと戦いに赴こうとするが・・騎乗する竜は彼女を乗せることを嫌がり・・
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戦地で敵と戦う 竜、空を駆ける騎竜のドラゴン
騎士たちは騎竜にのって戦争で戦っていた

そんな中の少女と竜の話

まだ幼さの残る騎士見習いアリア  

彼女は父のような存在 師匠であったテイシスの竜をじっと見つめてる
騎竜 ラテイアス

「お願いよ ラテイアス 私を師匠の代わりに主人として
認めて頂戴・・・もう貴方の主人テイシス師匠は死んだの・・わかってるでしょう」

彼女を拒み、少し宙に浮かび じっと竜はアリアを見てる

「私にとっても大事な人だった・・私の父のような人
でもね 戦死してしまった もうあの人は・・」

「ラテイアス」

竜は黙ったまま 彼女をただ見てる

「無理やり 魔法で貴方を従えてる事も出来る
でも、そんな乱暴な事はしたくない

・・・時間がないの 私たちの悲しみ、嘆き それにテイシス師匠の為に死者への送り歌
鎮護の歌を歌い、花を捧げるのは後回しよ!」

「お願い 私の為だけじゃない
敵を討ちたいでしょう!!」

「お願いよ!ラテイアス!!」涙を流しながらアリアは叫んだ

きゆおおんん 竜ラテイアスは鳴きながら ゆっくりと地上へと降りて来る
そうやって、地に足を下して
アリアを背に乗せるべく 体を低くする

「あ・・有難うラテイアス!!行きましょう!」

まだ幼いドラゴン・ライダーの誕生

そして 戦へと二人は向かう


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