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わたしは何を食べて生きるか

仕事がら農業関連の記事があるとどうしても目に留まり読んでしまう。今までTLで流れてきたら、なんとなく読んで知った気になって、頭の中で何となく意見したり共感したりしてたものを文書として残してみたくなりました。雑文です。

植物工場という存在が、ビジネス的にも社会的にも馴染んできて当たり前のように目に入るこの頃。スーパーマーケットの陳列棚には、モヤシとかカット野菜の近くに、敢えて『植物工場で出来たお野菜』コーナーがあってもびっくりすることが少なくなった。

実際、少なからず実践者なのですが生産側にとっても効率的で未経験者にとっても作業レベルで「農業」することができ、大量に安定的に作り出すにはもってこいの方法だった。消費者側にとっても、隔離された空間は減農薬にも繋がっていて、安心で、安くてと利点も多い。水耕だと土耕に比べて青臭さがなくて生でたべやすいと言われる。そういうアピールをしてきた。

記事にあるように、ITを駆使することや、データ活用することと農業の組み合わせは、世の中の需要も、事業としての面白さも持ち合わせる分野で間違いなく成長産業だと思う。しかも1番のネックが、電気代と書いてありソーラーシェアリングの概念を伝えたら一発で解決する課題な気がする(社内に共有しとこう)。

ってことで、植物工場の可能性については共感しているんだけど、自分がメインとしてそういう野菜生産を推進する事業を行いたいかと言われるとモヤモヤした感情が生まれる。あと敢えて食べたいか質問されたら。確かに野菜を栄養摂取のための一アイテムとして捉えると植物工場産でも全く関係ないようになるような、ならないような。

将来的に土を耕して行う農業が少数派になって、貴重な存在になる世の中がくる気がして、わたしは青臭いトマトやキュウリの味を忘れたくない。だとしたら農家の存在価値はますます高くなり、そういった小規模農家さんはかなり崇高な存在で、憧れの職業レベルになるかもしれない。

時代というか、世の中の価値観が変化していくスピードを目の当たりにして無力的に感じることもあるけど、希望に思うのも自由で。わたしは少なくともこの時代を知ってる者として、そして食の多様性として見届け関わっていきたい。新卒から感覚は変化してないが、あえて反抗側も知ることによって理解を深められた、それだけで経験値は向上されたと思いたい。








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