Leica M10-R + APO-SUMMICRON-M 50 mm f/2 ASPH|ライカMマウント公園デビューしました。

画像1 写真を始めて6年半。
画像2 一向に上達しないのは無免のフォークリフトでパレット12個ごと一気に棚に上げますが、一時期Leicaというレイカさんと読みそうになる音も素敵なカメラにつき、
画像3 検討してみたことがあったのですが、システム上撮れる対象や状態の制約もなかなか見受けられ、あるいはライカ社の事業ドメインの立ち位置的に懐疑心もなくはなく、今一ポジティブな見方ができず、見送って来ました。
画像4 ところが最近、アンダーの残し方、そこから起きて来るグレートーンの豊潤さに興味を持つようになり、それらレンズから一貫したコンセプトのような考えがあるのではないかと感じ受け、「これしかない」と魅力を思い、調べてみればマイクロコントラストから来る立体感の出し方にも興味が湧いて、
画像5 このバッチに込められた思想に、ゼロコーラを飲みながら染まってみることに致しました。
画像6 グレートーンの階調性がより繊細に美しく、カラーフィルターがない分機構上倍増級の精細感を持ちそこに炭酸と一緒に息を飲むほどの光と影を緻密に並べていくM10-モノクロームを望みたいところでしたが、
画像7 まずは同じセンサーを持つM10-Rで撮った写真をモノクロームで撮ったり変換してみることとし、これにどうしようもなく飽きるか、ある程度満足するまで、あるいは人生後半の楽しみはとっておくことも視野に入れ、カラーも撮れるM10-Rを清いスカイツリーの舞台からハンググライダーで飛び市中に迷惑をかける気持ちで、選んでみました。
画像8 初日使ってみての感想は「やっぱライカすげー」ではなくて、
画像9 「普通のレフ機やミラーレスが恋しい」「安価なライカRマウントのズミクロンをソニー機につけて撮りたい。それで十分満足だ」でした。なぜならばソニー機も無論のこと、Rマウントのレンズが素晴らしいことと、加えてレンジファインダーからしてインターフェースが難しく、まず画角感がない中に、
画像10 ライカは「構図などあとでトリミングで決めればいい」といいますが、それはレンジファインダーでは視差があるだけでなく、ズドンと右下にレンズが見えてそもそも覗いたときに構図もガムもなく、ズミクロンの場合でも景色が90%ほどしか見えず、このような宿命を持っているシステムゆえにポジショントークも入っていると身に染みましたが、
画像11 「この景色を撮りたい」「この表情を、この光、この一瞬を写真に収めたい」と思ってファインダーを覗いたときにレンズがズドンと見えていては興ざめであり、これが記されていることが少ないように思いあえて述べさせて頂いております中ですが、土台からして、写真の楽しみ方が若干立ち位置が相違しているようにも思いました。
画像12 何より、老眼が入ってきた中年の目には、画角に連動しないレンジファインダーでは光学ファインダーのそれよりも見えにくく、
画像13 電子ビューファインダーの有難さも思った次第です。M10-Rは、多くのミラーレスと同様な、レンズのピントリングを回すと背面液晶で自動アップされピントをじっくり合わせるプロセスが享受できますが、これに頼ることが多くなりそうです。
画像14 であるならば、結局、背面液晶を見て撮ることとなり、それならば電子ビューファインダーという「ファインダーを覗いて撮る」という楽しいプロセスがある分、ソニー機やキヤノン機などのほうが楽しいのではないか、と一見なりそうなものの、
画像15 しかしそこは腐っても鯛と同意義的にLeicaであり、その歴史もあり、人々からの賞賛もあり、
画像16 その魅力の核心に触れ、芯を楽しめるようになってみよう、と思い、それが存在することだけは初日ながら何となく程度ですが感じてみた、まだ妄想段階かもしれません。
画像17 率直に言えば手にした初日はあまりの難しさに「とんでもないものを買ってしまった」と後悔の念に近いように思いましたが、使っているうちに「これはすごい」となり、「これでなければだめだ」という気持ちに数日で変化していきます。
画像18 お目汚しの見るに堪えない写真とそのセンスを自覚しつつ、
画像19 写真に対して「こうやって撮るとライカっぽいかもしれない」という感覚が芽生え、ディープシャドウから豊かなグレートーンを撮ってみたくなり、それを探すようになり、
画像20 つまりは撮る写真を変えてくれる魔力があり、それは買う前から影響を与えられるほどであり、
画像21 写真に造詣が深く、感性が鋭い老若男女問わない諸先輩方がこれを手にしているわけですので、
画像22 私などではまだ知る由もその資格もないだけで、真の魔力もあるのだろとそれを探求していきたくなりました。
画像23 いつもいく、いつもの公園で、同じような写真ばかりではありますが、しかし数枚はいつもは気づかなかった光や状態を撮ってみたい、と早々に発見もあったので、
画像24 これはもう「そこからしてライカの力」なのだと思いました。そして水平垂直を取るのすら出直し級に難しく、
画像25 手振れも大量生産した次第です。これらの難しさがまた楽しいのかもしれません。
画像26 まずは撮って確認、撮って確認と、感性が乏しき者には行動量しかありませんゆえ、
画像27 コンパクトに見えて、なかなかずっしり質量感がありますが、なるべく持ち出して、
画像28 そしてMマウント、寄れませんが、
画像29 「ライカがある生活」をしてみたいと思います。
画像30 エムテンアール、よろしくお願い申し上げます。

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