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料理の上手さについて

私の母は料理が上手い。
この間それを再確認することがあった。

人に誘われて、初めて料理教室に参加してみた。
個人でやっている料理教室でその時々で
会場を借りてやっている様子。
その日はアパートの1室で行われたのだが
訪ねた時点で「ここ…??」
と言うような場所で不安が募る。

迷いつつもなんとか行ってみると、
参加者の半数以上が男性だった。
私はてっきり料理上手な
お姉さまたちがいるものだと思って
とても緊張していたのだが、
勝手に女性が来るものと思い込んでいたことに
びっくりしたし、反省した。
ただその男性たちは、
ほとんど料理をしたことがないような人たちで
誘われたから来てみたと言うような感じであったので、
とても気軽ではあった。

献立はメインと汁物、付け合わせ、ご飯
だったが、初心者が多いと
事前にわかっていたのか、
下ごしらえも計量も全て事前にされており、
混ぜるだけ、スイッチを押すだけ、
少し炒めるだけのような感じで
ほとんど作業と言う作業もなく
簡単にできるように工夫されていた。
教室って、こういうものなのか。
(なのにめちゃめちゃ時間がかかった)

出来上がった料理は確かにおいしかったけど、
本格的な材料を使っていた割には
なんとも普通な仕上がりになっており
取り立てて感動するほどではなかった。
まあ、これは好みの問題かもしれない。
参加した男性の一人はとても美味しい!と
褒めちぎっていた。
私はお世辞が言えないし、
うっかり味の指摘をしそうだったので
食べることに集中した。

結果的に私としては
少し物足りない教室だった。
材料は悪くないのに結果が平凡で、
見た目がいい訳でもない。
じゃあ手順を詳しく教わったかというと
そうでもない。手もほとんど動かしていない…
事前に準備されていた時間のかかる部分が
料理の中では大事で、
いざこれをそのまま家でやろうとしたら、
かなり苦労するのではないか?
あの時省略されていた部分にこそ、
ポイントがあったのでは…。

もちろん、主催者はこれまで
仕事として成り立ってやってきてる方なので
私の価値観の問題かもしれないが
で、そこそこの金額を払ったことを考えると、
私の料理のレベルってそんなに低くもないのかも…?
と思い、これで成り立つなら、
同じ時間と金額、材料で母がやった方が
確実に美味しいものができるな…
母がやったら大繁盛するのでは…
なんて思ってしまった。失礼な話である。

料理教室にもいろいろなレベルがあるだろうし
これはこれ、として書き留めておく。

既に満開。春が来ていた。

#京都 #京都暮らし #料理教室

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