レノファ連凧を作って千葉市の新春凧揚げ大会へ参加した話
皆さんこんにちは。野村です。
ひょんなことからレノファ山口サポーターの私が、レノファ連凧を作り、私が住む千葉県の凧揚げ大会に参加してきましたので、記録に残すことにします。
1. 凧揚げ大会へ参加した経緯
エスナイデルさんがレノファ山口の監督に就任したあと、2023年7月にジェフサポのマルヤマさんが制作されたトートバッグを、私野村が引き継いだ件は、こちらの記事をご参照ください。
さて、ジェフサポのマルヤマさんからエス将トートを引き継いだあと「稲毛の浜で連凧を揚げる時は連絡するので、ぜひご参加ください」「私のブログで"ジェフサポ工作部"と検索すると色々出てきます」と連絡をもらいました。
連凧??
ジェフサポ工作部??
私の頭の中はハテナでしたが、調べてみると、凧揚げ大会は連覇しているし、お面やらTシャツやら、トートバッグ以外にも色々なものを自作されているし、サポーター仲間とキャッキャしていて、どうやらめちゃくちゃ楽しそう。
私、自分で色々とモノを作ってみることは好きなのですが、凧揚げにはちょっとしたトラウマがありまして。
今から約30数年前、幼稚園の年長のときのこと。「家で親と一緒に凧を作ってきて、皆で凧揚げをやりましょう」というイベントがあり、父親と一緒に作って飛ばしたのですが、フレームが重すぎて全く飛ばす。
周りの子たちは軽々とした凧でスイスイと飛ばしているのを見て、悔しくて悔しくて。それ以来、凧揚げには、苦手意識を持っていました。まさか、30数年ぶりに凧揚げと対峙することになるとは・・・。
2. 凧揚げ大会の概要
お誘いを受けた凧揚げ大会は、毎年1月に千葉県千葉市の稲毛海浜公園内にある「いなげの浜」で行われています。今年で49回目の歴史ある大会です。
稲毛海浜公園は、大きな複合型プールがあり、夏場には家族連れや若人で賑わうところとして認知していましたが、船橋市民の私にとっては、車で約40分ぐらいかかる場所。船橋近郊にも大型プールがあるため、これまで稲毛海浜公園へ行ったことはありませんでした。
3. レノファ連凧の制作準備
さて、年末が近づいたころ、マルヤマさんから「もしスケジュールが合えば、稲毛の浜の凧揚げ大会で連凧を揚げてみませんか?」と改めてお誘いを受けました。
家族にも相談し、せっかくなので、家族で凧を作って参加してみよう、お正月っぽいし。ということで参加することに。
軽い気持ちで、ちょいと凧を作ってみて、いけそうなら連凧も作ってみようかなと。
「連凧 作り方」で検索すると、最初のページのあたりにマルヤマさんのブログが登場するのが流石です。
マルヤマさんのブログで連凧の作り方を見ていると「もしかして、頑張れば連凧作れちゃうかも?」と、うっかり思ってしまったのです。
連凧用のジョイントパーツは、マルヤマさん曰く、日本橋にある凧の博物館でしか売っていないとの情報。確かに、ググっても売っているところが全く見つからならない、謎のパーツです。
そこで、2023年の年末出勤最終日、会社の昼休みの時間を利用して、電車で日本橋へ向かい、凧の博物館にて、無事に連凧のパーツを購入しました。電車の乗車時間が片道15分ぐらいあるので、寄り道している暇は全くありません。
尚、凧の博物館は、真っ黒に日焼けした茂出木シェフで有名な、洋食店たいめいけんが運営しています。
凧の博物館の入口で「連凧のパーツを買いに来たのですが・・・」と伝えると、「あっ、それだったら入場料は要りませんので」と言われました。マルヤマさんと私以外にも、連凧のパーツを買いに来る方はいるのでしょうか。
その他のパーツは、マルヤマさんのブログを拝見して準備し、以下の通り揃えました。
型紙・・・家にあった段ボールを寸法通りに切り抜いて作成。ビニール袋を大量に切り抜くために必要です。
ビニール袋・・・レノファ凧なので、オレンジ色のビニール袋を探しましたが、一般のホームセンターには売っていなかったので、Amazonで購入。
竹ひご・・・たいていのホームセンターには売っています。が、私がマルヤマさんのブログの記載を見逃し、3mmの竹ひごを誤って購入。これだと、連凧のジョイントパーツに入らないことに気付き、山口に帰省後に竹ひごを再購入することに。
シールシート・・・これ、結構高価でした。欲張って透明のインクジェットプリンタ用のシールシートを購入したのですが、透明じゃなくても良かったかも。インクジェットでなければ、もう少し安価に購入できるようです。
凧糸・・・これもホームセンターに売っているのですが、連凧に使うためには、それなりの強度と長さが必要になることと、一方で、連凧用のジョイントパーツに通すためには、かなり細い穴を通す必要があるため、1.5mmの凧糸を今回は購入しました。
防鳥テープ・・・生まれて初めて購入しました。凧にぶら下げるキラキラしたテープ。文字通り、鳥が寄ってこないようにする用途のものです。ホームセンターに行くと、数種売っていました。農家の方が買うのかな?
あとは、家にあるハサミやセロテープといったものを揃えて、凧制作の準備が整いました。
4. レノファ連凧の制作過程
正式に凧を作ろうと決めてから、6日間の山口帰省を挟み、すぐに凧揚げ大会というタイトな日程のため、少しだけ悩みましたが・・・
(1) 下準備を千葉でやる
(2) 山口に帰省にしている間、暇な時間があるだろうから、子どもたちと一緒に制作を進める
(3) 千葉に戻ってきてから仕上げる
・・・このように考えました。
(1) 下準備
帰省までの日程がタイトだったので、下準備は型紙を作って、竹ひごを切る、というところで時間切れ。しかも、切った竹ひごが連凧用のジョイントパーツに入らず。誤って太さの違う竹ひごを購入したことに、この時に気付きました。
(2) 山口帰省中の制作
山口へ帰省の荷物と一緒に凧制作のパーツを宅急便で送り、山口の実家で受け取り。竹ひごは大晦日に地元のホームセンター、ジュンテンドーで購入しました。
その後、長男が型紙に沿ってビニール袋を裁断し、甥っ子と姪っ子が竹ひごを寸法に合わせてニッパーで切断してくれました。あれ、私の二男は何やっていたのだろうか・・・昼寝かも。
次の日、元旦。みんなで凧に好きな絵を書こう!ということで、子どもたちに絵を書いてもらいつつ、透明シートに印刷したレノ丸も貼ってもらい、竹ひごを通したジョイントパーツをビニール袋にセロテープで止めると、凧の完成!
翌日、1月2日。友人と山口宇部空港の横に昨年新しくできたインクルーシブ遊具(障がいを持った子どもなども一緒に遊ぶことができる巨大な遊具)で遊ぶ約束をしていたので、そのついでに広場で凧の試し揚げをやってみることに。
結果として、連凧4連の試し揚げには成功したのですが、試し揚げしていた際にチャリンコに乗った警備員から「凧揚げはダメですよ」と言われてしまいました。
ドローンはダメだろうなと思っていましたが、Webサイトを探しても、こちらの広場の禁止事項を見つけられませんでした。
注意を受けた後、広場内を歩いていると、凧揚げ禁止の張り紙は、確かに(小さく)ありましたが、この張り紙に事前に気づくことができませんでした。もっと注意事項、禁止事項を隈なく確認が必要でした。大変反省しております・・・。
一応、連凧(4連)の試し揚げに成功し、作った凧は山口から再び宅急便で千葉へ。潰されないか心配でしたが、下積厳禁を守って下さったヤマト運輸さんのお陰で、無事に制作した凧が千葉まで戻ってきました。
(3) 千葉に戻って連凧制作
山口から千葉へ帰宅したのは1月4日。この時点で既に大会まであと3日。
1月5日。大会まであと2日。どれだけ連凧を作ろうか、と悩みつつも、とりあえず手持ちのシールシート全てにレノ丸を印刷。印刷後にハサミで切る作業は子どもたちにお願いしました。
大会前日の1月6日。作れるだけ連凧を作ってみようかなということで、竹ひごを切断して、レノ丸をビニールに貼り、凧糸と防鳥テープを取り付けまくって、大会前日の夜、レノファ連凧がついに完成!
山口で先に作っていた4つと連結して、合計24連の連凧が完成しました!できれば事前に試し揚げをやってみたかったものの、すでに夜でしたし、連凧揚げのノウハウもなく、ぶっつけで本番に臨むことになりました。
ちなみに連凧達人のマルヤマさんは、今回私が行くということで、過去にも作られていたエスナイデル凧の新バージョン(ジェフの黄色とレノファのオレンジ色のハイブリッド)を制作されていました。
さらに、山口の著名なイラストレーター、りおた氏。マルヤマさんは2年前にりおた氏のキス顔連凧を空に飛ばした実績があるとのことで「エスナイデル凧にりおた凧をくっつけちゃいました(本人承諾済)」ということで、なんとも豪華な凧を仕上げくださいました。
5. 凧揚げ大会当日
大会当日、集合場所に行くと、マルヤマさんをはじめ、10名ほどのジェフサポ工作部の皆さんが。うちは妻と子ども二人に加えて、遅れて義父母も来てくれました。
会場のいなげの浜には、老若男女、多くの方が自作の凧を持ち寄り、揚げていました。あの青雲のテレビCMの連凧を揚げている方も来ていらっしゃったそうです。レジェンド!
大会は、時間内に揚っている凧を審査員が審査し、賞が決定するとのこと。私たち家族も、ジェフサポの皆さんにサポートして貰い、レノファ連凧を揚げてみることに。
私には壊滅的に凧揚げのセンスがなく、ジェフサポの皆さんと妻に大部分を助けて貰いながらも、なんとかレノファ連凧を空高く揚げることができました!これで今年のレノファ山口は勝ち運上昇、間違いなしです!
私は賞を受賞することができませんでしたが、ジェフサポ工作部が揚げたエスナイデル凧(withりおた氏)は、レノファ凧よりも遥かに遠くまで、しかも長時間飛び、見事に特別賞を受賞されました。お見事!
連凧揚げは、とにかくチームワークと風を捉えることが大切と分かりました。地上では風がなくても、上空にある程度上がってしまえば、風を捉えて上昇していくようです。非常に奥が深いです。
6. 大会後のこと
当日は大会が終わった後、妻、子ども、義父母は、稲毛海浜公園内で催されていた餅つき大会に参加したり、キッチンカーが来ていたので食事をしたりして一日を楽しんだ模様。
家族は先に帰り、私は一人、ジェフサポ工作部の皆さんともう少し連凧で遊び、記念撮影を行ったあと、打ち上げにも参加させて頂きました。
ジェフサポの皆さんと会話して感じたことですが、今回お話した多くのジェフサポの方は、サポーター歴が長く、チームの成績が良い時も悪い時も経験され、その時々のことを思い出として刻み込み、記憶を引っ張り出して会話を楽しんでいました。
そりゃオリジナル10ですからね。私も昔、Jリーグチップスのカードを集めていましたから、昔のジェフの選手、名前は覚えていますよ!
レノファ山口のような歴史の浅いチームのサポーターは、他のJクラブと比較すると、語ることができる思い出が、まだまだ少ないかもしれません。
いつかレノファ山口も、ジェフ千葉のようにJリーグに根付き、歴史を積み重ねることで、レノファサポ同士や他のJクラブのサポさんと一緒に「あの時の試合でこんなことがあったよね〜」とか語り合える共通テーマが増えると良いですね。
そんなことを感じた、ジェフサポの皆さんとの交流でした。
さて、凧揚げのセンスは無いもの、連凧を作って揚げてしまった私。昔のトラウマは克服しました。ジェフサポの皆さんと、妻、子どもたちのお陰です。本当にありがとうございました。
山口でもレノファ連凧を揚げてみたい、なんて思うようになってしまいました。調子に乗りすぎかもしれません。でも、いつかジェフサポ工作部の皆さんと一緒に山口で連凧を揚げられたら良いですね。
連凧を揚げるためには、それなりの広さと走って凧を揚げるアプローチの距離、気候条件(強風はダメだけと無風もダメ)などあるので難しいですが、山口県内で連凧を揚げることができる場所を知っている方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。
ジェフサポ工作部の皆さんと一緒に、私も遠征(帰省)を検討します。
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