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多視点によるデザイン - Xデザイン学校マスターコース2024 #01 ブートキャンプ

多くの視点を持つことは、何かを改善したり新しいものを創り出す際に非常に重要です。特にサービスデザインにおいては、主にヒト・モノ・ビジネスの視点が必要となります。

  • ヒト:ユーザーやステークホルダー

  • モノ:プロダクトデザインやUIデザイン、アプリのようなものなど

  • ビジネス:ビジネスモデル

しかし、これでは不十分な可能性があります。例えば、民泊事業では近隣住民が該当します。もし、宿泊客が騒いだ場合はどうでしょうか。近隣住民が不満を抱き、事業に反対する可能性があります。そのため、ヒトの視点においては社会の人々(ソーシャル)の視点も加える必要がありそうです。また、大きな企業であればプラットフォーマーという視点を考慮すれば、エコシステムを築き上げ、長く太いサービスを作るチャンスに繋がります。

他にも以下のような視点を持つと良いサービスへとつなげられるかもしれません。

  • ビジョンとパーパス:本当にこの方向性で良いのか。といった解決策を見直すための視点を与える。会社に与えられたことをやるだけでなくジブンゴト化することで士気が上がる。

  • 体験:UX(ユーザー体験)だけでなく、Employee Experience(従業員の体験)やSocial Experience(社会の人の体験)の考慮。従業員の満足度が高くなれば優秀な人材の流出を防ぐことができる。社会の人が嬉しくなればSNSなどで良い体験が生まれるかもしれない。

  • サービスデザインのプロセスや思考法:ビジョン思考・デザイン思考・戦略思考・カイゼン思考やWダイヤモンド・エフェクチュエーションなどの具体的な方法

  • アウトサイドインとインサイドアウト:アウトサイドインは、ユーザ視点→企業視点、インサイドアウトは企業視点→ユーザ視点

一方で、多視点の重要性はサービスデザインの話だけではなく、キャリア、日常生活や普段の仕事も同様に考えることができます。

キャリアに関しては、複数の分野の能力を向上し、それらを組み合わせることで、複数の視点からサービスを築き上げることのできるユニークな人材になることができるかもしれません。日常生活においては、日常を楽しく過ごすために、多くの視点を持つことで色々なものを楽しめます。例えば、絵画鑑賞であれば作者の背景を知ることです。ビジネスであれば、インシデントが起きた時の再発防止を様々な角度から検討し、実行する。などでしょうか。

以上より、普段からの問題解決もそうですが、サービスデザインにおいては特に多視点を大事にし、あらゆる角度、そして時代に応じた新しい角度から取り組むんでいくべきだと感じます。


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