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雑記1「働くこと、お金について」

最近、『きみのお金は誰のため(田中学:著)』というお金の本質を解説してくれる小説と出会いました。

とても考えさせられる内容だったので、いつか詳しく書きたいと思います。
今回はこの本がキッカケで考えた様々なことについて残しておこうと思い立ち、noteに筆を走らせています。

お金って何だろう

思わず「なるほど」と声が出てしまったのですが、

お金には何の問題解決能力も価値もなく、受け取った人が問題を解決してくれたり、価値を生み出してくている

というお金の本質を田中学さんは言語化されていました。
お金は「選ぶ力」であると。

お金というツールを導入することで人々が支えられる社会が実現している、これもまた事実です。
しかし現代社会ではお金を何でも叶えてくれる神様だと誤り、
「お金を稼ぐ」という行為が目的化してしまっているようにも感じます。

お金への依存ですね。
だからこそ「お客様は神様」「お金を払えば何をしてもいい」という思考がある。

お金自体には何の価値もない、でもお金のおかげで助け合える。
だからこそお金を使う時は「助けてもらっている」相手を考えて、感謝して使いたいものですね。

働くことって?

ではお金を稼ぐ行為である「働くこと」「仕事をすること」とは一体、何なのでしょうか。
そもそも、働くことの目的は様々で、人それぞれではあるでしょう。

お金のため。
誰かの役に立ちたいから。
やりがい、成長、社会貢献……etc。

ただ、やっぱり人間が社会で生きていくにはお金はどうしても必要で。
だからこそ働く理由の一つの「お金を稼ぐ」というものは、殆どの人が抱えているものだと思います。

実際、誰かからお金を受け取り仕事をする。
反対に自身も誰かにお金を渡して仕事をしてもらう。

最初に紹介した『君のお金は誰のため』のストーリー中、トンカツ屋の息子である主人公に対して

「優斗くんの家では、突然やってきた知らないおじさんに、トンカツを食べさせてあげるんやろ?」

と問うシーンがあります。
主人公も、読み手の頭にも一瞬「?」が浮かびますがほぼ同時に

「あ……お客さんのことか」

と合点がいきます。
ご飯屋さんを経営しているのは知らない人です、そこにやってくる客も同じように他人です。

でもお金という共通の道具があるから他人同士でもサービスを共有できる。
もっと言えば「お金によって他人同士が助け合える」ということです。

そのため、働くこととは

他人からお金を受け取ることで誰かを助け、
他人でもお金を渡すことで仕事として誰かに助けてもらえる。

そんな社会を作る一因であり、我々は社会の中で生活するための一員です。

この本を読む以前の自分はお金の力を過信していたように思います。
また読み、考えてから働くことの意味を知れたような気もしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いできたら嬉しいです!

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