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「サロン・デュ・ショコラ」というチョコ界のコミケ

サロン・デュ・ショコラの会場である新宿伊勢丹に開場30分前に到着し、574番の整理券をもらった。前には573組待っているらしい。

毎年バレンタイン時期に開催される「サロン・デュ・ショコラ」は、世界中からありとあらゆるチョコレートが一ヶ所に集まる祭典だ。

さすがは大人気のイベント。なんだかんだで入場までの待ち時間は90分ほどかかった。

いざ会場に入ってみると、そこには普段お目にかかれないような個性豊かなチョコレートが集結している。

さらにそれだけではなく会場限定商品が売られていたり、イートインスペースがあったり、ショコラティエ本人が会場にいたりする。

さながらチョコのコミケ。まあみんな趣味でチョコ作ってるわけじゃないから、チョコのコミケ(企業ブース)という感じ。

いちおう私は、事前に公式HPに目を通して「絶対にこれは買いたい!」というものには目星をつけていた。

それでも実際中に入ると、目当ての品だけに一直線なんて無理だ。ぜんぶ見たい。ぜんぶ食べてみたい。

そしてはじめに立ち寄ったのは入口付近のSachi Takagi。ここでは思いがけず試食をさせてくれて、これまで入場を待ち続けくたびれた身体にチョコが染み渡った。

レモンの生チョコに、パッションフルーツの生チョコ。試食させてもらったチョコが美味しすぎて、もう買いたい。慎重に買い物をしたかったのに、これは無理だ。

結局ライチの生チョコを買った。ライチが果物のなかでいちばん好きだから。これがこの日最初のお買い物。

バラみたいで美しい見た目と、表面の砂糖コーティングと、びっくりするほど華やかでハッキリしたライチの味。バラの花を崩すのは忍びないと思いつつ、バクバク食べちゃった。

一粒一粒がバラの花びらを模している

次に行ったのはル・フルーヴ。ここは事前にチェックしていて「絶対に買いたい!」と思っていた商品のあるお店だった。

店舗はかなり行列していて「入場にあれだけ並んだのに、中でも並ぶんだ」とは思った瞬間もあったけど、まあそういうものだよね。ここはショコラティエの方本人がレジの横にいて、直接おしゃべりもできるような感じになっていたから緊張した。

そして買ったのは「いよちゃん」という名前がついた伊予柑ピールにミルクチョコがコーティングされた商品。

だって果物の皮をチョコでコーティングしたお菓子、私は本当に大好きなんだ。オレンジピールとか、レモンピールとか。

食べてみたら期待通り、じゅわっと柔らかい伊予柑の皮の爽やかさとミルクチョコレートの甘さがバッチリ合っていて最高。いくらでも食べられそうだったけど6本しか入ってなかったからすぐに消えた。

一瞬で食べ終わる

次に買ったのはPatisserie easeのキャラメルの生チョコ。キャラメルが大好きで生チョコが大好きで、しかも商品紹介の欄に「ゲランドの塩をまぶした」と書いてあったから即決。塩の効いたキャラメルや、チョコには目がない。

ねっちり濃厚で、超、ほんとにいい意味で「鼻血」という感じ。

箱がすごくかわいかった

最後に、カントゥで「メープルスポンジトフィー」という商品を購入。「サクサクのメープルシュガーの周りをダークチョコでコーティング」という説明書きだったから、どう考えても美味しいだろうとおもって最初から狙っていた。

上質なカルメ焼きの周りにチョコをコーティングしたような感じ。しっかり甘いのに、味と食感のバランスが絶妙でサクサク食べられてしまう。

変わったチョコも買ってよかった

実は途中で人混みのせいかすこし具合が悪くなったりもしたから、ここまで買ったところで足早に退散した。そして想定以上に散財したのは、想定内。

こんなところまで含め、同人誌即売会みたいだった。

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