乃井万之介

学習塾講師です。興味のあること、おもしろいと思うことを発信していきたいと思います。誰か…

乃井万之介

学習塾講師です。興味のあること、おもしろいと思うことを発信していきたいと思います。誰かの「興味のカケラ」になれれば嬉しいです。

最近の記事

「消えた欠片が在る世界」第2話 新学祭実行委員会③

 偉大な奇跡の産物も、世に出てしまえは奇跡でなくなる。  コピーすれば同じものができるから。  イエロー、シアン、マゼンタ  配合を変えれば無限に色ができる。  原色も時が経てば様々な影響で変化するかもね。  心だって同じ。  赤みを帯びたり、青みがかったり、黄色っぽくなったりする。  その変化も楽しみの一つだね。  この世界はデータで埋め尽くされている。  色々なデータをイメージにすれば、どんな映像でも作れる。  見たくないものはデータのままにしておけばいい。  待っててね

    • 「消えた欠片が在る世界」第2話 新学祭実行委員会②

       美羽はポツンと残された。  秀悟も呆気にとられていたが、幸成だけは黙々と作業を続けていた。  青葉を追いかけようと、扉を開けて青葉が走り去った方へ行ってみたが、どこに行ったかわからなかった。どうすれば良いかわからなくなった美羽は、センターの部室前に戻り、青葉が走って行った方を見てしばらくボンヤリしていたが、とりあえず中に入って青葉を待つことにした。  でも何をやって待ってたらいいだろ?  巻さんとゲーム……。  うーん、したくないなぁ。  などと考えながらしばらくウロウロし

      • 「消えた欠片が在る世界」第2話 新学祭実行委員会①

        「数カ月で落ちるほど安い腕はしてませんので。センチョーこそ腕が落ちたんじゃない?」  青葉はニヤリとした。  青葉が操作していたキャラの上に「WIN」の文字が大写しになっている。 「たった一回で決めつけるな、桜小路! お前は俺の前にひれ伏すことになるのだ! 覚悟しろ!」  格闘ゲームの対戦プレイはキャラ選択の画面に戻った。  青葉が『センチョー』と呼んだこの人物の名前は川津来人。青葉が所属しているゲーム愛好会『センター』の部長だ。『センターの部長』なので、青葉は略して『セン

        • 「消えた欠片が在る世界」第1話 プロローグ

          【第1話 プロローグ】  みんな、どうして泣いているの?  美羽?なんで起きてこないの?  ねぇ、いつもみたいに話そうよ。  なんでずっと黙ってるの?  私と話す時が一番楽しいって言ってたよね?  ねぇ美羽?美羽! 「大丈夫? 青葉?」  その声にふと我に帰ると目の前に美羽の顔があった。ちょっと驚いたが、その表情は自分を心配したものだった。  学園祭のフィナーレを飾る花火を美羽と一緒に見ていたのだけど……。  私は一瞬意識を失ったのだろうか?  青葉は自分の身体に何が起こ

        「消えた欠片が在る世界」第2話 新学祭実行委員会③

          デビュー(畑)を待つ才能(栄養)豊富なルーキー

          今日は畑デビューするウチの野菜苗を紹介します! かぼちゃです! 何の体裁も取り繕わないで撮影したら、苗の上に土の塊が何個かついている!笑 まぁご愛嬌ってことで。 かぼちゃは栄養価の高い野菜として知られていますよね。 特にビタミンACEは野菜の中でもトップクラスの多さを誇っています。 超おおざっぱにまとめると、それぞれの効果はこんな感じです。 ビタミンA(脂溶性)→目、皮膚などを健康に保つ、抵抗力を強める、粘膜ダメージ回復効果 ビタミンC(水溶性)→コラーゲン合成に必要

          デビュー(畑)を待つ才能(栄養)豊富なルーキー

          ポジティブ短歌〜一歩のはじまり〜

          「わからない」 投げ出したいと 思うけど 新たな扉 一歩のはじまり 今まで進んで来た「わかる」道。 そこで今まで気付かなかった扉を見つけた。 開けようとしてもビクともしない。 それをみんなは「わからない」と呼ぶ。 あきらめて今までと同じ道に戻ったり、 見て見ぬふりしたり、開かない言い訳ばかり考えたり。 扉の向こうには今まで見たこともない新しい世界が待っているのに。 投げ出さず真剣に向き合えば、必ず開け方がわかる。 だってその扉は、開けられない人の前には決して出てこないから。

          ポジティブ短歌〜一歩のはじまり〜

          ポジティブ短歌

          もうダメは まだダメじゃない そう思う 力が残って いるじゃないか 私はネガティブな人間です。 こうやって字で書くことで自分を奮い立たせようと思い書いてみました。 同時に誰かの元気の源に少しでもなってくれれば嬉しいです。

          ポジティブ短歌

          「わからない」に飛び込もう

          わからない!と思ったら 投げ出したくなる 拒否したくなる 見たくなくなる 今もやってる「わかること」 わかることだから 自由自在に 探索できる そんな中で見つかる扉 これは何? それが「わからない」 「わからない」は 今まで見つけられなかった 扉を見つけた証拠 レベルアップの可能性 人工のものでない限り 開ける手段は必ずあるよ それを見つけるためにはね 試行錯誤するだろう 嫌になるときもあるだろう でも本気で探しているのなら いつか必ず手段は見つかる いつまで経っ

          「わからない」に飛び込もう

          三日坊主は誰にでもできることではない

          「始めよう」と思うことは誰でもできます。 でも、「実際に始めること」は誰にでもできることではありません。 何でも物事を始めるには大きなエネルギーが必要です。 例えばマラソンを走る時、一番エネルギーを使うのはスタートです。走りを継続する力はそこまで大きな力を必要としません。 地面の反発を利用し、他のランナーから刺激を受け、応援してくれる方々の声援に力をもらって、自分のペースで走るのです(トップアスリートの方はもっと複雑かもしれませんが)。 底辺市民ランナーの端くれとし

          三日坊主は誰にでもできることではない

          会計係 勝利の方程式〜文章問題の真相〜

          問題1個80円のみかんと1個130円のりんごを合わせて10個買い代金の合計を1000円にしたい。みかんとりんごをそれぞれ何個ずつ買えば良いか。 この問題に秘められた物語 「会計係 勝利の方程式」「1000円余っているんだけどどうする?」 地区子供会の夏休み行事「みんなで合宿して交流を広げようプロジェクト」が行われていた。毎年夏休みに一泊二日で行っているこの地区の一大イベントだ。  二日目の朝、朝食担当の保護者達は1000円余っている予算のことについて話していた。 「みんなに

          会計係 勝利の方程式〜文章問題の真相〜

          数学の文章問題を「解読」する

          問題文たかしさんの家から1.2km離れたところに郵便ポストがあります。たかしさんの弟は手紙を出すためにポストへ分速60mの速さで歩いて向かいました。弟が出発してから15分後に、たかしさんは弟がもう1通手紙を忘れていることに気付いて、分速190mの速さで自転車を踏んで追いかけました。その途中で手紙を出してすぐに引き返してきた弟と出会いました。たかしさんが弟と出会ったのは、たかしさんが家を出てから何分後かを求めなさい。 この文章題を解読します!  まず数字的なものから解読して

          数学の文章問題を「解読」する

          「学校非公認 R駅伝部」あらすじ

          「一緒に駅伝やろうぜ」  あの日聞いたその言葉が少年を変え、R駅伝部へと誘った。R駅伝部は学校に知られていない言わば裏部活だったが、少年にとってはどうでも良かった。あの人と走りたい。その一心だった。  R駅伝部はスカウト制で、スカウトされていない少年は本来入部できない。特別に入部を許可するための条件が提示されるが、それは少年にとって厳しいものだった。それでもがむしゃらにクリアを目指すが…。  学校にバレれば即解体であろう裏部活。正規の部活ではないことで起こる様々な問題。果たし

          「学校非公認 R駅伝部」あらすじ

          「学校非公認 R駅伝部」第3話

           とうとうその日が来た。  仮入部から1カ月。1500mTTで5分30秒台を出す!  この1ヵ月、やれるだけのことはやった。  スタミナをつけるために毎日たくさん走った。何度もみんなのペースと同じ速さで練習を重ねて体に刷り込んだ。1500m全部をあのペースで走ることは今の段階では無理かもしれない。でも、俺の目標タイムは5分30秒台。みんなのペースより1分くらい遅くていいんだ。それならいける気がする。  絶対大丈夫!  直進は自分に言い聞かせた。  「次の問題!葛西!答えてみろ

          「学校非公認 R駅伝部」第3話

          「学校非公認 R駅伝部」第2話

           思い思いの準備をして、みんなスタートの場所に集まった。 「一斉にスタートするぞー。ラップは1秒ごとに読み上げていくから各自確認すること。」 「はい!」 「了解ッス。」 「御意!」  伊坂の指示に、手を上げるだけ、うなずくだけの返事も含めてそれぞれが応答した。かなり自由な環境で練習していることがうかがえる。  みんな一列に並んだ。  直進もその中で静かに号令を待った。 「ヨーイ、スタート!」  その瞬間、直進を除いてみんな全力ダッシュのような速さでスタートした。  最初だけダ

          「学校非公認 R駅伝部」第2話

          「学校非公認 R駅伝部」第1話

           例えて言うならそれは「黒い弾丸」だった。  黒いユニフォームで大きい選手達の間を駆け抜けて行く小さい弾丸。  あの日、それを目撃したことが1人の少年の人生を全く違うものに変えていった。  夏の日照りと暑さが続いているのに、名目上「秋」を名乗っている9月上旬のある日のことだった。 「お母さんの友達の息子が出るから」という理由だけで、少年は学校を休んで行った皮膚科の帰り道に、中学校駅伝大会の応援に連れて来られてしまった。  駅伝には全く興味がない。  2区と5区の選手が通過す

          「学校非公認 R駅伝部」第1話

          【中学英語】マンガで覚える不規則動詞 語尾d→tに変化する系

          原形  過去形 過去分詞 意味 build built built 建てる lend lent lent 貸す spend spent spent 過ごす send sent sent 送る

          【中学英語】マンガで覚える不規則動詞 語尾d→tに変化する系