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Justin Timberlake, "Justified" (2002)

白人R&Bの決定盤!未だ色褪せない名曲の数々、、、MJの正統フォロワーとしてR&Bの間口を広げた歴史的にも重要な一枚。

それまで黒人の音楽だったソウル、ファンク、ヒップホップ、そしてR&B。。。21世紀に入るとエミネムをはじめ、白人がその舞台に入り始めてくる。そんな時勢に出てきた本アルバムは、当時飛ぶ鳥を落とす勢いでヒット曲を連発させていたプロデューサーチーム、ネプチューンズによってプロデュースされており、"Rock Your Babay"なんかは「あ、これはファレルのリズムだわ」と一聴して分かる。

ネプチューンズのメンバー、ファレルはその後ソロとしても活動の幅を広げていて、下記の"Happy"なんかは日本でも聴いたことがある人は多いんじゃないかなと思う。

このリズム感というか、ベースラインはファレルにしか書けないなとつくづく思います。

話をJTに戻すと、彼は実は子役時代から既に有名だったらしい。こういう成長背景は、ジャクソン5時代から有名だったマイケルジャクソン(MJ)とも通じるし、MJの正統フォロワーはやっぱりJTなんだなとも思う。

MJが亡くなった時には、MJの未発表曲をカヴァーして話題になったりもした。

正直JTが出てきたときのことは当時を生で体感していないので分からないが、個人的にお気に入りの「Still On My Brain」のライブバージョンなんかを見ると若かりしJTのアイドルっぷりがよく伝わってくる。(この曲のコードはジャズっぽくて、今でいうネオソウル感もあり大好物です。)

こうしてそれまで黒人のお家芸だったR&Bを、白人的解釈で見事に表現してしまった本アルバムだが、JTの活動としては徐々に俳優業にも広がっていき、意外とアルバムのリリース速度が遅い。それが唯一の不満である。。。

2022/1/27(Thu) 2022年音楽レビュー#8

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