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素人目線の卓球観戦記


W杯、サウジアラビアスマッシュが閉幕。
サウジは時差との戦いもあり、深夜帯の試合は観れずに終わりアーカイブで確認する試合もあり。
早寝族には日付変更線超えてからの眠気との戦いは厳しい。


W杯では、馬龍選手が優勝。
林高遠選手から大逆転勝利という事実よりも「何コレ?!」ってくらい馬龍選手のプレーに衝撃を受けた。
3行日記でも書いたけど、しばらく言葉であらわせないくらいだった。


世界ランク1位の王選手との試合でもストレート勝利いうのも意外過ぎて「え?」って感じだったけど、その更に上をいった。


王選手の試合では、徹底的にYGサーブ。
林選手の試合では、YGサーブが効かなかったせいか、後半は徹底的にバックサーブ。


戦術転換するだけでこんなに試合の流れって変わるのか…と。
馬龍ワールドに惹き込まれたかのような不思議な感覚を味わった。


なんと馬龍選手は3度目のW杯優勝。
林選手の初優勝見たかったけど、それ以上に馬龍選手が圧巻でした。


本当に初優勝見たかった……いつか林選手にはビックタイトルを取って報われて欲しい。
林選手のプレースタイル好きだし、仕草とかもツボだし、試合以外ではニコニコしてて魅力あるし、海外選手の中では推しと言っても過言ではない選手のひとり。
馬龍選手に次ぐベテランになってきた事実に、まだ違和感を感じる私。
(最近まで樊選手や梁選手の方が年上だと思ってました)
去年のスターコンテンダーでの三冠は痺れ案件。
シングルスのみならず、ダブルス、混合と誰とでも組めて成績が残せるのは凄い事なのに評価が低めなのが腑に落ちぬ。
……おっと、語り出したら止まらないので一旦終了。



続いて、サウジアラビアスマッシュ。
こちらは中国勢がシングルス早期敗退が相次ぐという波乱の中でも、優勝したのは全種目中国勢。
その中でも女子シングルス優勝の陳夢選手は凄過ぎた。
日本勢に三連勝、連敗していた孫選手にも勝っての文句なしの優勝。
中国ではこの大会次第でオリンピックの女子代表が決まるかも知れないと言われていた中で、しっかりそこに標準を合わせてきた東京オリンピック金メダリストの底力を感じた。


早田選手の時は深夜まで監督と対策を練っていたというし、世界卓球で負けるまで日本勢に4年間負けてなかったっていうのも納得。
前から早田選手と陳夢選手の試合はフルゲームまでいった次は、ストレートで陳夢選手が勝つ。その次はフルゲーム、そして次は…の繰り返しが続いていたんで、実力のみならず対策力、修正力などなどが優れた選手なんだろうなと思う。
それに決勝戦もプレーがキレッキレで、世界卓球の時よりまたレベル上がったんじゃない?!と思う程。


重要な大会で力を発揮する能力があるから金メダリストなんだろうな、と馬龍選手と重ねて見てた。
この2大会はいろんな意味で見応えあった。


陳夢選手と孫選手の決勝戦の時は、スタンドで早田選手がノート持参で観戦していたのも印象的だった。
カメラに抜かれた時に早田選手と中国の王選手と何選手の3人が笑い合ってたシーンがたまらんかったという事も付け加えておく。


世界卓球やアジア競技会でフルゲームジュースの激闘を闘ったふたりが笑い合ってるとか、そりゃたまらんて!!!
コートを離れたらノーサイドな世界線たまらなく好き。
実況のアダムさんも「amazing」って言ってたし、ほんとそれ。ほんと尊い。
素晴らしい世界線を見せてくれてありがとう。



中国vs日本っていう構図でいつも報道されてるけど、中国選手は本当に強いし謙虚だし尊敬出来る。
王者っていう歴史の重圧も背負いながら、その地位を守り抜いてる姿は素直に凄いと言える。


日本女子もここ数年は団体銀メダルが続いてるけど、それだって凄いことだし守り続けている事はもっと評価されて欲しいところ。
どのスポーツでも言えるけど、一度でも結果を出すとそれが基準になっちゃって世間の評価がバグりがちになってる気がするのは私だけ?



まだまだ海外遠征は続くし、今日からはトルコでも試合が始まる。
この大会には篠塚選手をはじめ、めっちゃくちゃ久しぶりに海外の試合に出るカットマンコンビ(佐藤選手、橋本選手)やfeeder大会連覇した大藤選手も出場するんでこれまた楽しみ。



卓球観戦の日々は続く。

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