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会期終了直前、まだ行けるかわからないけど、キュビスム展の予習をしてみた

まだ見に行けるかわかりませんが、今週いっぱい(~1/28日)で終了してしまう「キュビスム展」、行けると信じて、予習。

キュビズム展に期待すること

動画をいくつか見ました。キュビスムが生まれたのは、新たな美術表現を探っていた時代。私は、絵画に詳しくなく、絵を見てどう感じるか、を重点に見ると、何もわからなかった… で終わりそうです。それに作品としては、巨人たちの肩に立った後の有名作家のほうが、完成度が高いのではないでしょうか?

絵だけを見て、熱量を感じることができるかわかりませんが、新しいものを手探りで探し、求め、実験する芸術家たちの試行錯誤っぷりをどう感じることができるかを感じたいところです(行けたらね)

以下、見た動画のポイントを挙げておきます。

キュビスム

・1910年代 アーティストのはしかと言われた大ムーブメント
・キュビズムの最初、ブラック「レスタックの高架橋(1908年)」カーンワイラー画廊の個展「cubeのよう」という評論記事
(ピカソの「アヴィニョンの娘たち」は1907年に書かれたが、1916年まで未公開。ブラックはもちろん公開前に見て刺激は受けてる)

キュビズムの源流

・ゴーギャンのタヒチ時代
・アフリカ彫刻、イベリア彫刻
・アンリ・ルソー(正規の美術教育を受けていない)
・セザンヌが単純な立体ので描く「レスタックの海」、遠近法ではない(遠近法と質感表現が苦手)
◎1907年、セザンヌの大回顧展
・ブラックとピカソとの二人の創作活動
・第一次世界大戦で、ブラックの徴兵、パトロンのドイツ人カーンワイラーが資産差し押さえで、二人の創作は終了

今回のキュビズム展

・パリのポンピドゥーセンターの展示と日本国内の作品と合わせた大展覧会
・ピカソとブラックだけじゃない主要作家約40名の作品
・2024年のパリオリンピックの後に、大改修工事を行うのに合わせ大量に集まった

セザンヌまでの流れ

・空間をキャンバスに移し替える(遠近法)
・光と空気は? モネ、ルノアールの印象派をキャンバスに移した
・絵画の中に自律的な独自の世界(ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ)
・セザンヌは、目に見えるものを裏切っていく、いろんな方向から見た複数の視点のコラージュ
・いろんな視点のコラージュ、単純な立体の組み合わせで。→キュビスム

・動画内でも解説にあるようにホックニーが、キュビスムの実験のようなことをしている

キュビスム以降の美術運動

・既存のルールを逸脱する時代
 (ポスト印象派)ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、スーラ
 (フォーヴィスム)マティス
・20世紀の多くの美術運動のきっかけがキュビズム
・キュビスム以降、新しい絵画表現を求めた時代(「イタリア未来派」など)
 ・カンディンスキーの抽象画など

ピカソとブラック以外

・点描→フォービズム→キュビスムの流れの人が多い

(カーンワイラーと契約して画廊展示)
・フアン・グリス(スペイン人)
・フェルナン・レジェ(フランス人)

(サロン・キュビスト)
・ジャン・メッツァンジェ
・デュシャン三兄弟
・ロベール・ドローネー(今回イベントのポスターに使われてる「パリ市」を描いた人)
 キュビズムから抽象に行った人

(影響を受けた人)
・シャガール
・ル・コルビジェ


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