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クリエイティブになるための読書(55週目)

以前のnoteに、歴史書を積ん読しがち…、と書いた。

が、歴史書の類も、毎日の読書の「物語」枠で読めばいいじゃないか! 本の名前は高校生の時、世界史の授業をきっかけで知っていたし、2010年に実際に購入もした本、そんな本を自らが読むため、あらためて手に取る日が来るなんて…!

今週は他にも、短篇のうちでは長い数十ページ~百ページくらいのものをたくさん読んで、満足の週。「評論」も理解した感が強めで満足。こういう時には、仕事が捗らないという世界のルール。


クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越しをして、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて、消化中。時々、古書店で手に入れた本を混ぜながら。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。

感想

今週の詩は、そこそこ偏りなく。古い西洋の詩も、日本人の詩も。

評論

もうすぐ読み終わりそうな「ヤンキーと地元」。以前、宗教的な側面から見た沖縄とはまた違う、沖縄の一面に触れた。時々、週一回ペースでも、再来週くらいには、読み終わりそう。

狙い通りではあったのだけれど「人間と数学」と「パターン、Wiki、XP」を並行して読んでいて、いい感じ。システム開発・設計の手法、システムを実装する前提にある数学や、数少ない前提から、すべての結果を得ようとする公理主義の理解を深めつつ、今の仕事に通じる知識の集約・共有の原理原則を学んでいる感じ。

物語

物語の枠で「ガリア戦記」を読み始めた。解説は「評論」枠として読むことにする。まさか昔買って、一生積ん読になるはずの本を読み始めるなんて。最初、土地や民族名が頭に入ってこなかったけれど、だんだんおもしろくなってきた。本の中の地図と見比べながら、ゆっくりと読む予定。

実績

太字は、特に気になったもの、気に入ったもの

2024/4/1(月)
・【詩】軽やかな翼の煙(「アメリカ名詩選」)ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
・【評論】「コンセンサス」を疑え!(「大前研一の新・国富論」)
・【物語】七回目のおむすびころりん(「むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。」)青柳碧人

2024/4/2(火)
・【詩】或る詩/もっと速く行こう(アポリネール詩集 堀口大學訳)
・【評論】[解説]共和制末期のローマ(「ガリア戦記」)中倉玄喜
・【物語】魔術(芥川龍之介)

2024/4/3(水)
・【詩】けもの/あをい雨(高村光太郎)
・【評論】和香との結婚、そして別れ/キャバクラ通い/地元のしーじゃとうっとぅ(「ヤンキーと地元」)打越正行
・【台本】ヒッポリュトス(エウリーピデース作 松平千秋 訳)

2024/4/4(木)
・【詩】色どられたリボンに添えて/すぐにまたリクヘンに(ゲーテ詩集 髙橋健二訳)
・【評論】解説(「ヒッポリュトス」)エウリーピデース作 松平千秋 訳
【物語】ヘルウェティイ族との戦い(「ガリア戦記」)ユリウス・カエサル

2024/4/5(金)
・【詩】モルディブ海のサメ(「アメリカ名詩選」)ハーマン・メルヴィル
・【対談】ギリシャの公理主義についての諸考察(「人間と数学」)赤摂也・吉田夏彦
・【物語】クレスペル顧問官(「ホフマン短篇集」)ホフマン・池内紀編訳

2024/4/6(土)
・【詩】朝、電話が鳴る/エレベーターの朝(「現代詩の鑑賞101」)安西均
【評論】クリストファー・アレグザンダーによる美の原理の追求(「パターン、Wiki、XP」)江渡浩一郎
・【物語】イワンイリッチの死(トルストイ作・米川正夫訳)

これまで読んだリスト

(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)

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