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コロナ対策にみる自殺予防・防止の可能性

緊急事態の中でのみ許されることがある。
これまで、倫理的な理由で実験できなかったことが、今、実社会の中で試されている。コロナが通常の災害と同じ扱いになった時、平時に戻った時には、NGになってしまうと思うが、自殺予防・自殺防止を考えたときに使えそうなことが多い。

自殺予防(自殺につながる事象を抑制する)

過去にFacebookが実験したように、情動感染という現象がある。

社会の中で、ネガティブな感情を広げないというのはやりすぎかもしれないが、心が弱っている人が、感染源を避けて生活するように、ネガティブな感情に触れないように生活することは可能になるかもしれない。

1. アプリのユーザー2人が一定時間、例えば10分間近くにいたとする。ユーザーのデバイスはBluetooth無線により識別子(15分ごとに変化し匿名化されている)を交換する。
2. その後、ユーザーの1人が新型コロナウイルスに感染していると診断された場合、感染者はAPIを組み込んだ公衆衛生当局のアプリに知らせる。
3. システムは感染が診断されたユーザーから過去14日間の識別子(匿名)をシステムに送信することを許可するよう追加の同意を求めることができる。
4. 公衆衛生アプリには(同意を得て)感染者の識別子をダウンロードすることができ、アプリは感染リスクを伴う接触があったかどうか判断する。
5. 接触があったと判定された場合、アプリはユーザーに今後どうすべきかさらに情報を提供する。

自殺防止(自殺に至る行為を止める)

監視、追跡ができるのであれば、自殺しそうな場所に滞在している人を注意することができるし(ビルの屋上、ホームに長く佇む)、普段使わない自殺に使えそうなアイテムを購入しようとする人に販売をさせないなどできるかもしれない(アウトドアに興味がない人が練炭を購入する)。
今は、緊急事態だから許されているが、監視されること、個人情報を喜んで抜かれる人はいないだろう。ただ、プライバシーの問題を無視すれば、救える命があるということは覚えておきたいし、実現できる技術があることは記録しておきたい。


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