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ゴジラは"かすがい"。息子と育むゴジラ愛

私は、2016年『シン・ゴジラ』を見て、ゴジラが好きになりました。

当時、息子は特撮にハマるほど、いろんなコンテンツに触れてはいませんでしたが、プラレールが好きだったので、『シン・ゴジラ』の終わりのほう、ゴジラを凍結するヤシオリ作戦のシーン(無人在来線爆弾、無人新幹線爆弾)は、絶対興奮するだろうと思っていました。

息子は当時3歳。

さすがに映画館でずっと座ってみるのは難しいだろうと、配信されるのを待った4歳の時、自宅で『シン・ゴジラ』を見せました。

おかげで、私同様に、しっかりゴジラにハマりました。

あれだけ会議シーンも多かった『シン・ゴジラ』ですが、4歳当時、何度も見ていました。YouTubeのようなショート動画に慣れてしまった今では、長い動画は見ていられないでしょう。
(ゴジラ映画は、今でもじっくり見てくれます)

『シン・ゴジラ』以降、息子とは、アニメのゴジラを除いて、ゴジラ映画は、一緒に観に行っています。

アニメも設定等は動画を見て把握しているようですが、息子はどうも、実写のゴジラの造形が好きになってしまったようです。ゴジラにも、鉄道同様に、ストーリー、フィギュア、ゴジラ以外の怪獣、いろんな「好き」があるようです。

2019年の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も行きましたし、彼のお母さんと離婚した後、2021年の『ゴジラvsコング』も一緒に観に行きました。

ゴジラのVRも体験しました。

造形が好きな息子とは、特撮展にも行きますし、年に一度のゴジラ・フェスにも行きます。

2021年、西武園ゆうえんちにできたアトラクション、『ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦』も一緒に行きました。
(このアトラクションだけ体験して、西武園ゆうえんちを後にしました)

そして、二人とも大好き『シン・ゴジラ』以降、国産のゴジラとしては7年ぶりのゴジラが、2023年末、公開されました!

もちろん、公開後すぐの休日に一緒に行きました。

『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』です!

西武園ゆうえんちで体験した『ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦』のゴジラの造形がベースになっています。

重層な人間ドラマとまでは言いませんが、太平洋戦争で荒廃した日本と、心に大きな傷を負った日本人の物語です。昔から、悲しいドラマに弱く、感情豊かな息子は、涙をこらえ、鼻をすすりつつも、ゴジラの動き、重量感、熱線に大興奮でした。

ゴジラにハマった後に、私同様、初代ゴジラも見ているので、オマージュしたシーンにも、彼は敏感です。

映画を観た後、感想戦も、興奮やまぬ二人の時間がありました。

そして、初代ゴジラのオマージュに溢れている映画に、白黒の『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』の上映ですよ!
(初代ゴジラはモノクロ映画です)

こりゃ観に行かないわけにはいきません。

白黒はまた別の印象でしょうし、飽きはしないでしょうけれど、同じ映画です。ちょっと別の楽しみ方をしようと、奮発してプレミア・ペアシートで見ることにしました。

息子は「お、いいねー」と言いながら、プレミアシートに座り、『ゴジラ-1.0/C(ゴジラマイナスワン/マイナスカラー)』を堪能していました。

上映終了後、プレミアシートの前に立って、他の観客がはけるまで、一人、拍手をしていました。心底、愉しんでくれたようでよかったです。

さらに、この時、マクドナルドではゴジラバーガーを提供中。二人の感想戦は、豊洲のマックで、白黒が与える印象について、10歳の息子と二人、熱く語り合いました。

息子は将来、映像に関する仕事がしたいようです。これからゴジラに限らず、たくさんの映像を見ていくでしょう。その彼の映像のベースにゴジラがあって、ゴジラの見せ方、ゴジラ映画の楽しみ方を知っていることが、いい土壌になってくれると嬉しいです(過度な期待はしませんけど)。

一緒に暮らしていない息子と、いつまで一緒にゴジラを見ることができるかわかりませんが、もう少し、一緒に楽しみたいと思います。

4月にはこちらの映画もはじまります。すでに一緒に観に行く約束はしています。今から楽しみです。

ゴジラの思い出たち


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