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岡本太郎が遺したものたち #ほぼ日の學校

「ほぼ日の學校」アドベントカレンダー15日目です。

昨年、展示を見に行った岡本太郎さんのことが知りたくて、アドベントカレンダーの3日目に「岡本太郎は、なんでも呑み込んじゃう! 前編」を視聴しました。

多量にインプットしようとしても忘れちゃうので、少し間をおいて、後編の視聴です。今日は、岡本太郎作品の言葉にできない魅力について。

ちょっと引用が多めなのが気になっていて(ただのパクリじゃん…)いるので、引用を少な目にしていこうかと。


授業紹介

岡本太郎は、なんでも呑み込んじゃう! 後編
平野暁臣 ( 岡本太郎記念館館長、 空間メディアプロデューサー)
藤井亮 (映像作家、 クリエイティブディレクター)

NHKの深夜番組から大人気になった岡本太郎オマージュの怪獣ドラマ「タローマン」。このハチャメチャな新しいタイプのヒーローを、岡本太郎記念館の平野暁臣さんはどう受け取ったのか。タローマンの生みの親・藤井亮さんもお呼びして、岡本太郎のこと、タローマンのこと、敏子さんや太陽の塔のことまで、岡本太郎の教えのように自由に話してもらいました。進行役は糸井重里です。芸術家「岡本太郎」の入門編としてもおすすめです。

岡本太郎は、なんでも呑み込んじゃう! 後編 | 平野暁臣、藤井亮 | ほぼ日の學校 (1101.com)

子どもにウケた理由

私も見に行った「展覧会 岡本太郎」は、子どもの参加比率がすごく高かったそう。それは、「タローマン」のおかげだと言います。

でもなんで子どもにウケてんだっけ? その理由を3人が探ります。

平野
TAROMANって
かわいくもなきゃ
強そうでもないでしょ?

藤井
結構子どもとかに変な動きをすると
すごい喜ぶじゃないですか
その感じに近い感じでウケたいなと

赤ちゃんの絵本は「目」と「原色」が多くて、それは岡本太郎作品に通じるものがあると藤井さんは言います。なるほど、確かに「目」は多かったですね。

クリエイティブな仕事を任せる時の姿勢

平野さんは、「タローマン」のプロットができたとき、アドバイスをくれと言われたけど、視聴者と同じタイミングで見るから、いいと突き返したそう。

平野
なにか創造的なものをする時に
作るのは 判断するのは
決めるのはひとり

クリエイティブな作業をする時、それが正しいアプローチか不安にもなります。だから、褒められたくもなるし、けなされたら凹みます。

そんなクリエイターに対して、岡本敏子さんは、褒めはしないけど、「キャー」って言って、喜ぶそうです。そんな態度に救われる、背中を押されるクリエイターは多そうですね。私も編集する時には、そんな反応を心がけよう。

ぼくが敏子に言われてやったこと
色々ありましたけど
ここがいいとか こうだから
すばらしいとかよくできました
みたいなことではなくて
「キャー!」って
「あなたすごいわね!天才ね!」
と喜ぶんですよ

岡本太郎作品の魅力

平野さんが、岡本太郎の言葉がシンプルで力強く、嘘がなかったという話をされた後、糸井さんは、孤独を抱え、孤独と付き合う時間があったから、はっきりとした物言いで、シンプルな言葉を発することができたんだろうと言います。

もう一つ、後編の授業を聞いていた中でおもしろかった話は、岡本太郎がパブリックアートをたくさん残しているという話。芸術家にとって、生涯に一つでもあればいいほう、というパブリックアートを岡本太郎はたくさん残しています。「何か変なもの」が街にたくさんあります。変なものだけど、日本人がなぜか受け入れてしまう岡本太郎作品たち。

でも、なぜ壊されず残っているんでしょう?

平野
たとえば旧東京都庁舎にあった
壁画は全部壊されました

太陽の塔だって 本当はね
壊されるはずだったわけでしょ
万博の建造物だから
本当はね
だけど残ったわけだけど
なぜ残らなければならなかったのか
という理由がないんですよ

手続きとしてはね
この日の委員会で永久保存が
決まりましたというのはあるけれど
根拠は何ですか?というと
結局よくわかんないですよね
だから壊せなかったんです

ぼくが想像するに
壊すことが決まっていて
本当はガーンと壊すはずだったのに
昭和ってガーンと壊してるからね
「いや 壊すのはいいけどオレは嫌だよお前やれよ」とかいう
そういう感じだったと思うんですよ
おじいちゃんの家を整理していたら
天袋から仏像が出てきたけど
オレはいらないけど
かといってごみ箱に捨てられない
というのと同じような
感じだったと思う
それだけなんかこうやっぱり
一般大衆にじわーっとこう与え 放射しているものが
あるんだと思いますよね

糸井
愉快ですね

岡本太郎さんにまたちょっと触れることができた15日目でした。

あーあ、結局、引用多めになっちゃったよ。。。
映像コンテンツの感想って難しい。

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