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俳句や短歌の思い出

「部活での疲れをいやすかき氷」

中学の時、作った俳句だ。
夏休みの宿題に詠んだ俳句で、住んでいる地区の賞(佳作?)をいただいた。
その時の宿題は、読書感想文、もしくは、俳句を3句というものだったと思う。

読書感想文という宿題は苦手ではなかった。
別に気の利いたことが書けるわけではなかったが、原稿用紙3枚に文字を埋める作業は、苦痛ではなかった。

ただ、その時は、なぜか締切前に読書感想文を書けていなかった。
締切に間に合わないので、仕方なく、原稿用紙に3句を書きつけることになった。
そして、小さな賞をいただいた。印字されたその文字を見て、そこまで嬉しかったわけではないが、あれから30年経った今もなぜか覚えている。


高校の時、国語の授業だったか、短歌を作る宿題があった。

「神様が筆取り染める秋の空〜」

これは上の句しか覚えていないが、学校の何かの冊子に掲載された。
これも印字された歌を見て、少しの自信を感じたのかもしれない。

結局、この2つの出来事が、俳句や短歌を詠む抵抗感が薄い理由かもしれない。

過去の点の経験だけで、継続して、詠んできたわけではない。
それが40歳を過ぎて、詠んでみようと思うのだから人生何があるかわからない。
どうせ40歳を過ぎて詠むようになるのであれば、ずっと詠み続けていればよかったと思うけれど、正しいかもしれない選択も、後になってみないとわからない。これからも短歌を詠んだり、気が向けば、俳句を詠んだりするだろうけど、継続して詠むために、中学、高校の時に感じた小さな自信や喜びが、そろそろ欲しいぞ。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。