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寄付してほしい団体のこと。

私は自殺予防、自殺防止に関心があります。
それは大事な人を自殺で亡くして、それによって心がダメージを負ったから。

随分と時間が経ちましたが、まだ物語として、他人に語ることはできずにいます。
自殺する人を無くしたい。私は、そう思っています。

自殺予防、自殺防止に関わる団体はいろいろありますが、技術を通じて、問題を解消しようとする取り組みがあって、私は、こちらの団体を応援しています。

私は、技術を使い、既存の技術と組み合わせ、新たな技術を導入していくことで、自殺する人がいない社会が作れると思っています。

もちろん、死にたい人はいなくはならないでしょう。
死にたい時には、「死にたい」って口に出したっていいと思いますし、
何かを訴えるため、決意の自殺だってあるでしょう。

でも、ちょっとした偶然が重なって、大事な人の「死にたい」という気持ちが現実になることを避けたい、と思っています。

そうだね、そんな風に人が死んでしまうのはつらいよね、と思う方がいれば、給付金の一部でいいので、寄付をお願いできないでしょうか。


なんで、こんなことをわざわざ書いているかというと、自殺の問題は、寄付が集まりにくいんです。
ガンや国際協力、動物愛護、誰もがイメージがしやすいことに寄付は集まる傾向にあります。しかし、メンタルヘルスは、寄付先としては不人気なんです。

だから、もし、給付金を受け取ったことがきっかけで、どこかに寄付したいという気持ちがあるんだけど、寄付する先が見つからないという方がいれば、ぜひこちらに寄付をお願いしたいと思います。

もちろん、自殺の問題が皆さんの身近な問題だとは思っていません。
多くの人にとって、周りの人が自殺するという経験はあまりないでしょう。
2019年、自殺者数は約2万人、交通事故の死亡者数は約3千人。
交通事故で死んでしまう方のほんの数倍です。周りで自殺する人が出る、まして、それがあなたにとって大事な人であることなんて、経験する人のほうが少ないでしょう。

そして、自殺は、経済的な苦境であったり、精神的にまいる状況があって行われます。必ずしも周りが悲しむ状況ばかりではないでしょう。内心、死んでくれてよかった、と周りが思うこともあると思います。

でも、ちょっとだけ想像して欲しいんです。
自分の今一番大事な人、親、兄弟、子ども、友人がいなくなってしまったら。

私も、大事な人がいなくなることは、亡くなるまで想像できませんでした。
何かあれば、助けるから大丈夫、なんて都合のいい場面は訪れないんです。信じられないかもしれませんが、そういうことが起こるんです。

これを読んでいる方を不安にさせたいわけではないですが、まったく想像できないことが起こり、それは人生に消えない轍となって残ることがあるんです。

あなたが大事な人が、あなたが知らぬ間に苦しんでいる時、自殺するその前に、一度思いとどまる機会に出会うために、少し寄付してみませんか?



いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。