見出し画像

Pentel S55の年代別比較

初めまして。淡と申します。
普段はTwitterで活動しており、
廃番筆記具を収集しています。
自身の廃番筆記具のコレクションの中から
不定期にnoteの方に投稿していこうと思っているので、よろしくお願いします。
今回は、Pentelの出したs55の年代におけるモデルの差について書こうと思います。
拙い文章ではありますがもし良ければ最後まで見ていってください。


s55の概要

まず本題に入る前にs55というペンがどのようなものなのか軽く説明しておきます。
s55は現在のぺんてるへと社名変更する前である
大日本文具株式会社時代、つまり1960年代から発売されているとても昔のペンです。
色も複数展開されており、一度復刻もされています。

s55の年代別比較

1.金属の質感

上から最初期型、初期型、初期以降の型

では早速本題に入っていきます。
まずs55の年代による差、特に最初期のモデルを比較する際に役に立つのは金属の質感の違いです。

一番左の最初期型のみ明らかに金属の質感が異なる

また並べてみるとわかるように軸への刻印の位置も最初期型のみ若干下側になっています。

2.チャックの違い

次に最初期型を見わける方法として最もわかりやすいのがチャックの違いです。最初期型は同じく同年代に製造されていた、ぺんてるシャープ、初代グラフペンシルなどと同じ形状をしています。

上から最初期型s55、初代グラフペンシル、
ぺんてるシャープ

またチャックの形状が異なっている影響で最初期型のみ若干口金の形状が異なっています。
ただ非常に微々たる差なのでかなりわかりにくいです。


3.キャップ部分の差

左から最初期型、初期型、初期以降の型

キャップ部は最初期型のみ
数字の7のような形で切り抜かれています。
これの影響なのか最初期型にその他の年代のキャップを嵌めようとすると固定されなくなっています。

4.天冠部の刻印の有無


右から最初期型、初期型、初期以降の型

なぜか初期型のみキャップの天冠部分に.5の刻印がしてあります。
なぜなのかは不明ですがこういう細かいこだわりは個人的に結構好きです

あとがき 


s55は非常に奥が深く、個体差が非常に多いのも特徴の一つでここに記載している以外の特徴や、過渡期などで上記の特徴が混ざっている個体がもしかしたらあるかもしれません。
ご了承ください。
また素人の書いた記事ですので誤り等あるかと思いますのでその際はコメントいただけると助かりますもしこの記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?