R-1グランプリを見た

お笑い番組はあまり見ませんが、たまたま見た「R-1グランプリ」が
面白かったので感想書きます。妙に真剣に見てしまった。
私は今の芸人にかなり疎いので、芸歴や知名度など事前情報を
知らずに見ての感想です。あと全部は見てません。

お笑いを熱心に見ないので、さあ笑うぞー！という
好意的な視聴者じゃありません。
なので「面白いですよー！」とハイテンションで語られると
引いちゃうんです。東京03のような温度低めな芸風が好きです。
（出演者で唯一知っていたのは吉住さんで、一度だけ見たことがあって
面白かったので吉住さん目当てで待ってました）
そういうスタンスで見てたので、ゆっくり聞き取りやすく
しゃべってくれる芸人だとこっちも入りやすくて。
なので、ルシファー吉岡は聞きやすくて一気にファンになりました。
お笑いだと、社会人みたいな普通の風貌が逆に面白いですよね。
「この顔でルシファーってw」ってすぐ引き込まれた。

吉住さんは（活動家ネタへの批判という意味ではなく）
2本目の鑑識ネタのほうが好みです。
「ありえない度数」が極端すぎると若干冷めてしまうので、
活動家の言動はツボに入ったとこと入らなかったところがありました。
鑑識ネタは後半に向かって一直線にテンション上げていったので
すごい楽しかった。「病んでるじゃん！」ていうキャラ大好き。
島田珠代+病みキャラみたいな芸風で大好きです。

熱かったのはやっぱりどくさいスイッチ企画ですね！
「アマチュアなのにすごい！」というフィルター越しに見るから
より好意的に見てしまうのかもしれないけど、
決勝進出の涙はぐっときてしまった。
ルシファーさんもこの人も、普通の風貌なのが逆に面白い。
入口で普通のテンションでしゃべってくれると
（お笑いに疎い人間も）入りやすいんです。
「芸人と名乗るのはおこがましい」と訥々と語るさまに
引き込まれたし、この人をもっと見たいという熱さを帯びてる。
ドラマティックな人ですよね。

私は関西なので吉本新喜劇で育って、もちろん中川家なども
大好きですが、バリバリ関西じゃない芸風もいいなあって
すごく思います。東京03もだけど、普通の風貌が好きなのかも。