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【CEOの頭の中】

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逆境のパッショニスト。 底なしの好奇心を持ち情熱的に生きる、チーフ・エンタメ・オフィサー(CEO)である藤田雄也の頭の中をさらけ出しています。
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記事一覧

3.11はずっと続いている。ドキュメンタリーを作ろう | CEOの頭の中 vol.15

弊社では 『The Days After 3.11』という 動画・記事配信を行っています。 そこで、 ・なぜ今さら3.11? ・なぜ当時のことではなくその後のこと? について書きたいと思います。 ふくしまとの関わり 2011年に両親が転勤で奈良からから福島に引っ越しました。 3月末の予定でしたが、東日本大震災の影響もあり、4月中旬と少し後ろ倒しにしたそうです。 当時、私は商社マンで海外赴任のため 上海にいました。 両親が福島に引っ越すということもあり 東日本大震災は

混雑にウンザリ| CEOの頭の中 vol.4

今回のテーマは「オーバーツーリズム」です! まずは、下の画像をご覧ください。 みなさんは、この画像を見てどう感じましたか? 実は、オーバーツーリズムが取り上げられる際、あまり良くないイメージで報道されることが多いんです。(日本語では観光公害という翻訳される) しかし、「それだけその地域に魅力を感じるお客さんがいること。それが度を超し過ぎているよね。」とある面では、”いい意味”もあるとは思います。 多くの地域は、誘致!誘客!とどうやったら人を呼び込めるの?と考えている中、

「うまくやれるの?」ではなく、「本当にやりたいの?」 | CEOの頭の中 vol.12

世間では「AI」が一般化してきましたね。 実際、AIの果たす役割は非常に大きいと思うし、大切なことだと思います。 これまで人の手で行ってきた過去の統計資料、未来予測や確率分析などをより緻密かつ高い精度で行うテクノロジーとしては非常に優秀。 ビジネスのみならず、スポーツ、趣味などいろんな分野でAIは役に立つような時がすぐそこまできているでしょう。 しかし、われわれにとって重要なことは、非認知的な脳の働きだと感じます。 自分自身を見つめ、心や身体の状態を理解する働きかけがなけ

願いや希望の持つ力は絶大なり。ディズニー映画『ウィッシュ』を見て | CEOの頭の中 vol.7

若いうちや経験がない時は自分が何をしたいかやどのような人生を歩んでいったら良いか分からないことも多いですよね。 そして多くの人がやりがいのある仕事に出会うことを望んでいますよね。 仕事のやりがいと、子どもの頃からの職業希望には関係があるそうです。 希望が持ちにくい今日、どうすれば希望をつくり出すことができるのか。 今回ディズニー創立100周年ということでディズニーが満を持して世に出した映画『ウィッシュ』は、願いの力をテーマにした作品です。 “これは見たい!”という衝動から映

震災を自分ごと化するにはどうしたら良いのだろうか | CEOの頭の中 vol.11

わたしたちはいま、 福島、宮城、岩手などの震災伝承施設と関わる仕事をしています 「震災」「伝承」 という名前の通り、訪問してくださった方々に、 過去に起きた災害から学び、 災害を自分ごと化してもらう という目的の施設がほとんどなんですが、 これが本当にむずかしいのです。 訪問してくださった方々が現地に足を運んだ際は、 「命を守ることは大切!」 「防災対策をしておこう!」 という気持ちに駆られるのですが、 いざ一歩、現地を離れて、地元に戻ると、ほとんどのケースで忘れてしまう

情熱と能力は掘り起こせる | CEOの頭の中 vol.2

激動する時代を乗り越えるために、 わたしたちは何をすべきなのか。 地域の課題は年々深刻になっています。 少子高齢化、人口減少、地域経済の縮小など…。 コロナによって観光客が 激減したと思えば、 かたや現在は一気に戻ってきたり。 そんな慌ただしい昨今の中、 地域に残る課題に対してどう向き合い 未来を創っていくのかが 求められていると思います。 私たちは、 持続可能な観光地経営 をしていくためには、 現場を動かす人を育てること が大切だと考えています。 その一例として、 岐

社名の由来は「ターミネーター」から| CEOの頭の中 vol.22

読み方は、ノーフェイト? 英語だとno fateでノーフェイトで良いのですが、会社名の読みはあえて“のふぁて”にして柔らかくしています。 ファの発音が中々難しく“のふぁーて”にした方がよかったかな。 さて前置きが長くなりましたが、今回は社名の由来をお話します。 世の中、なかなか思い通りにはいかないものですよね。 特に行動している人にとっては、そう感じることも多いと思います。 しかし、その思い通りにいかないことが悩ませ、考えさせ、成長させてくれるのではないか。 どんなにあが

地域が消耗されている。観光立国を掲げる前にやるべきこと | CEOの頭の中 vol.5

観光は地域を活性化させることができる一方、地元にとってマイナスとなること、不満や不安を与えることもあります。 それは昨今、世界各地の観光地で問題になっているオーバーツーリズムです。 強く言ってしまえば、『オーバーツーリズムは、大切な観光資源を失うリスクのある病気』です。ガンみたいなものです。この病気を放置することで、受け入れ側の疲弊から始まり、サービスの質の低下により、観光客と住民の摩擦が生じます。事態を変えないとリピーターの獲得もままならないのに、目の前の業務をこなすこと

「裁量権」がある会社で働きたい! | CEOの頭の中 vol.14

いつの時代も 「裁量権がある会社で働きたい!」 という若い人がいますよね。 非常に良いことだと思います。 私もかつてはそうでした。 実際に社会人として働くようになって、 裁量への考え方に変化が出てきました。 多くの経験や業務を通じて、 裁量の大きさ=責任の大きさ を実感することが多くなりましま。 多分、経験がないうちは、 自由=自分の思い通りにできる といった考えが どこかしらにあるのだと思います。 最近の就活生と話していても、 「一つの大きな仕事を任せてもらえて、 自

ノスタルジーは一体どこへ?"観光立国"に翻弄される観光地 | CEOの頭の中 vol.10

先日ヒジョ〜に悲しい記事に出くわしてしまった。 中国の春節に、 多くの中国人観光客が日本を訪れ、われらニッポンの心のふるさとである白川郷の住民が困っている、ということだ。 これらタイトルや記事の内容だけを見れば、 「これだから中国人は・・・」、「中国人は民度が低い」 などと感じてしまうのも無理はない。 たしかにそういう中国人が相当数いることも事実だ。しかし、全ての中国人が当てはまるわけではない。 別に中国人贔屓とか庇うとかではなく、当たり前と言えば当たり前の話。 なんせ

新卒・総合商社から起業へ。とにかく心を揺さぶることをやってみた | CEOの頭の中 vol.1

少年のようなキラキラした眼、 眩しい笑顔が印象的でありながら、 とにかく明るい安村さんのように、 とにかく明るくまっすぐな性格をもつ男。 その名も藤田雄也、 弊社のCEO(チーフ エンターテイメントお父さん)です! interviewer:南條佑佳 岐阜県の白川郷(正式には白川村)で オーバーツーリズムという 悩みであった課題を解決をし、 更に仕組化したことで、 ふるさと名品オブ・ザ・イヤーの 地方創生大賞を受賞した NOFATEのCEO(チーフ エンターテイメント お父