おすすめのドラマ。

最近、夜はちょこちょこ、ドラマを観る元気が出てきた。

TVerで、昔のドラマを観ることも
ちょっとした楽しみになりつつある。

そこで、私のおすすめをちょこっと
ご紹介。

王様のレストラン

私が小学生くらいの時にやってたドラマ。

無料で観れるので
よかったら、観てみてくだされ。

音楽もセットも
非常に豪華である。

カット割りも多くて
カメラワークも凝っている。
演出もかなり工夫されている。

39歳の大人になった今みても
とっても面白い。

そして、私が特にいいなと思うのは
一流のギャルソンは、ギャラも一流だという
、千石さんの普段の言葉遣い。

そして時に発する、「素晴らしい」だ。

オーナーシェフの亡き後、臨時雇いで自信なさげだったシェフ(でも態度はデカい)が
天才シェフとして見出されていく過程も
彼の「素晴らしい」という言葉と共に
存分に描かれており、観ていて全然飽きない。

そういえば
私が二十歳の頃、初めて就職した会社で
お世話になった上司は、私の仕事ぶりがいいと
きには、「素晴らしい!」といって褒めてくれる方だった。

思えば、彼もこのドラマの千石さんを観ていたのではないかと思うほどに
その言い方は、千石さんだった。

まぁ、その「素晴らしい!」は
滅多に聞けるわけではなかったけど
あんなふうに褒めてくれる上司の存在は、今となっては
とてつもなく、ありがたいものだったなと思う。
あの頃は、感度もずいぶん悪くて、精神も不健康で素直に受け止められなかった褒め言葉だけど、今さらながら、胸に響く言葉だ。

「素晴らしい!!」

なんて、また声高々と
言われてみたいものだが
なかなか、そんな褒め方をしてくれる方にお目にかかることは今は、ない。

千石さんのように
「一流」が何かを知っていて
どうしたらそうなれるかを教えられる存在というのは、現代人にとっては、かなり貴重かもしれない。

今の私にも千石さんのような人が現れて
私を見出して欲しい…なんて
願ってしまう。


私の人生がもしも
ドラマなら
自分が見出すより、見出される主人公になりたいと思うくらい。

その道のスペシャリストに

あなたの腕は、素晴らしい。
あなたなら、できます。

こちらがいくら否定しても
そう強く断言されてみたい。

なんて色々妄想が膨らむ。

私は、昔から学校の先生が苦手で
教えられることに抵抗がある。

母に料理を教えてもらうだけでもよく喧嘩になっていた。

私は、人に習うのが苦手で
千石さんみたいな人に
もしも出会っていたら
何かが大きく変わっていたようにも思う。

大人になってからは
文章の勉強をしていく上で
誰かに習うことも考えたのだけど
色々あっておじゃんになってしまっていた。


誰かに習うということは
習った通り、教えられた通りにしないといけないのかと思うと
たまらなく窮屈なものだったりするけれど
案外楽しいものでもあるのかもしれない。

今の私なら
今まで乗り越えられなかったものを
乗り越えられるかもしれないとも思う。

見出されたいし、推されたいのだ。
どこに行けばいいか、考えている。
探している。


死ぬまでに、「見出される」経験をしてみたい。


承認欲求がアイドルソングになる昨今だけど、
他人や我が子を承認出来る大人の数が単純に少ないのかもしれないなとも思う。

個人的な問題だと思われている承認欲求だけど
承認してくれる大人の欠損から、生じているだけであって、褒めてくれる大人が少ない世の中が単純に悪いのだ。


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