ノダアヤコ

編集者、ライター。 映画雑誌&韓国エンタメ雑誌編集者→web編集者→フリーラ…

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編集者、ライター。 映画雑誌&韓国エンタメ雑誌編集者→web編集者→フリーランス。 bit.ly/49QDIYg

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  • ラブトランジット感想

    アマゾンプライムで放映中の「ラブトランジット」の感想をまとめました。

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人間とはなにかを気づかせてくれる「ひとりぼっちの宇宙戦争」by藤子・F・不二雄

「タケコプタ~!」でおなじみの「ドラえもん」 の、生みの親である藤子・F・不二雄せんせい。 実は不二雄先生、SFへの造詣も深く、「少年SF短篇」というSF漫画の短篇集も出しています。 そのなかの1作品、『ひとりぼっちの宇宙戦争』。 どういう話かというと、とある惑星からやってきた宇宙人がランダムに選んだ少年と、彼そっくりのクローンロボットが戦い、少年が勝てば地球は現状維持、負ければ地球は植民地化される、という、たった一人の少年に地球の未来を託したSF戦争もの、なんですね

    • 【上沼恵美子さん執筆「犬も食わない」感想】これは夫婦版「羅生門」だ!

      関西主婦が支持する "スーパータレント" 上沼恵美子さん。 旦那様は関西テレビの元テレビプロデューサー、元テレビディレクターの上沼真平さん。 個性の強い二人は、よく喧嘩します。時にはレストランで腹を立てた上沼(妻)さんが、メニューを食べずに退席することも。 そんな夫婦の喧嘩ヒストリーを綴るエッセイが、「犬も食わない」。 妻の目線、夫の目線で振り返る構成がユニーク このエッセイの面白いポイントが、一つの喧嘩を妻の目線、夫の目線で振り返っていること。それぞれの見え方が全く異

      • モテる男はつらい。売れっ子ホストの課題に直面した出勤2日目【山本裕典、ホストになる。大阪編 #3】

        かつては人気俳優。だけど今はちょっと落ちぶれ気味の山本裕典が、歌舞伎町のホストクラブで頂点を目指す「山本裕典、ホストになる。」。 歌舞伎町の教育担当の心湊一希(みなといつき)、通称・軍神(ぐんしん)が、大阪へ転身することが決まり、恩師の後を追うことを決めた山本裕典が、再びホストの道を歩くことになるシーズン2が「山本裕典ホストになる。大阪編」です。 今回は大阪編の第3話の感想をまとめました。 前話の感想はこちら↓ 大阪ミナミ2日目も初回ダッシュは不運続き 今夜の初めての

        • 悔しくて男泣き。弟子を慰める軍神は理想の上司だった【山本裕典、ホストになる。大阪編 #2】

          かつては人気俳優。だけど今はちょっと落ちぶれ気味の山本裕典が、歌舞伎町のホストクラブで頂点を目指す「山本裕典、ホストになる。」。 歌舞伎町でホストのいろはを教えてくれた教育担当の心湊一希(みなといつき)、通称・軍神(ぐんしん)が、大阪へ転身することが決まり、恩師の後を追うことを決めた山本裕典が、再びホストの道を歩くことになる「山本裕典ホストになる。大阪編」(シーズン2)。 今回は第2話の感想です。 前話はこちらにまとめてます↓。 「山本裕典の態度を改善してほしい!」何を

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          【映画感想「ドラえもん のび太と竜の騎士」】多摩川の底はなんと! ネッシーは本当にいた! 驚愕の真実が明かされる・・・

          <ネタバレありの感想をまとめております> スコットランドのネス湖に生息していると言われている伝説の巨大生物ネッシー。 一部では、ホラ話だとか都市伝説だとか失礼なことを言われてますが、実はこの世に存在していた!という驚きの真実が明かされるのが、映画「ドラえもん のび太と竜の騎士」。 国民的アニメである「ドラえもん」ですが、映画版は凝った脚本と魅力的なキャラクターのおかげで、大人でも楽しめます。今回は1987年公開の「ドラえもん のび太と竜の騎士」の感想をまとめました。

          【映画感想「ドラえもん のび太と竜の騎士」】多摩川の底はなんと! ネッシーは本当にいた! 驚愕の真実が明かされる・・・

          【「プレデター:ザ・プレイ」映画感想】もののけ姫がアメリカへ行きプレデターと対決する。

          アメリカが誇る二大異星人といえば、エイリアンとプレデター。 今回は後者であるプレデター・シリーズの最新作「プレデター:ザ・プレイ」について感想を述べていきます。 文明が発達し過ぎると、生命はアドレナリン・ジャンキーになるのか⁉︎ちなみにプレデターとはこんな特徴があります。 ・高度な文明を持った惑星出身 ・高い運動能力を持つ ・生き甲斐は狩猟。宇宙のあらゆる惑星生物と死闘を繰り広げている 常に戦う相手を探しており、その対決は生きるか死ぬかの命懸け。高度な文明を誇っているの

          【「プレデター:ザ・プレイ」映画感想】もののけ姫がアメリカへ行きプレデターと対決する。

          どうしても出来ない…山本裕典は成長してなかった【山本裕典、ホストになる。大阪編 #1】

          かつては人気俳優。だけど今はちょっと落ちぶれ気味の山本裕典が、歌舞伎町のホストクラブで頂点を目指す「山本裕典、ホストになる。」。 シーズン1のあらすじと感想はこちら↓ 歌舞伎町の教育担当の心湊一希(みなといつき)、通称・軍神(ぐんしん)が、大阪へ転身することが決まり、恩師の後を追うことを決めた山本裕典が、再びホストの道を歩くことになるシーズン2が「山本裕典ホストになる。大阪編」がついに公開されました。 大阪でも軍神のキャラは健在歌舞伎町のホスト日和から数ヶ月。夜の世界へ

          どうしても出来ない…山本裕典は成長してなかった【山本裕典、ホストになる。大阪編 #1】

          35歳、干された俳優の青春物語 in歌舞伎町「山本裕典、ホストになる。」

          ニューヨークとさらば青春の光が司会を務める「恋のハイエナ」。Abemaで配信中。この番組の1コーナーとして「山本裕典、ホストになる。」が放送を終え、面白かったので、感想を綴っていきたいと思います。 この感想をPodcastとして配信もしております! 山本裕典とは?山本裕典は若手俳優の登竜門である「ジュノンボーイズ」出身で、2007年に放送された「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」でブレイク。しかしヤンチャな性格があだとなり、女性スキャンダルから当時所属していた事

          35歳、干された俳優の青春物語 in歌舞伎町「山本裕典、ホストになる。」

          【映画感想】男の子版「千と千尋の神隠し」だった「君たちはどう生きるか」

          宮崎駿監督の最後の映画と言われている「君たちはどう生きるか」。 曖昧な描写が続くため「?」が続く映画でした。 (それが故に解説サイトはググられ、サイトへのアクセス数が増加したのではと予想されます) 作った張本人である宮崎監督自身が「訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」と発言するほど。 筆者個人は、シンプルなストーリーと映画的描写に、シュールな描写を楽しめ、大きなスクリーン(映画館)で見れて良かったなと思いました。 ということで ・シ

          【映画感想】男の子版「千と千尋の神隠し」だった「君たちはどう生きるか」

          【ネタバレあり】「ラブ トランジット」Ep.3 ドキドキ感か、自然体か。長続きできるカップルは、どっち?

          5組の元カップルがひとつ屋根の下(正確には横浜のホテルですが)で、共同生活を送る恋愛リアリティショー「ラブ トランジット」。ここで守らなければならないルールはただひとつ。自分の元恋人を他人に明かさないこと。番組内では、元恋人をXと呼び、Xとの復縁を試みるのもよし、新たな恋に臨むのもよし。 それぞれが、恋を模索する番組が「ラブ トランジット」。 出演者プロフィールはこちら↓から。 Ep.2の感想はこちら↓から。 恋愛市場で重視される年齢この日の夜はみんなで花火鑑賞へ。食

          【ネタバレあり】「ラブ トランジット」Ep.3 ドキドキ感か、自然体か。長続きできるカップルは、どっち?

          心の中に「大谷翔平」を飼えば、真っ当な行動を取れるようになる、という話。

          大谷翔平。 おそらく日本でいま、一番、好感度の高い人 ・MLBロサンゼルス・エンゼルスに所属する野球選手。 ・スキャンダル、ゼロ。 ・野球選手として、常に精進。 ・不可能と思えた投手と野手の二刀流を成し遂げ、記録的な成績を残す。 そんな大谷翔平が高校一年生の時に作成したのが、目標達成シートです。 この目標シートは、9×9合計81マスに分かれており、中心には「8球団からのドラフト1位指名」という目標が書かれています。 目標の周辺には、目標達成のために必要な要素と行動が明記

          心の中に「大谷翔平」を飼えば、真っ当な行動を取れるようになる、という話。

          【ネタバレあり】「ラブ トランジット」Ep.2 自分の気持ちを素直に話すって大事ですね。

          5組の元カップルがひとつ屋根の下(正確には横浜のホテルですが)で、共同生活を送る恋愛リアリティショー「ラブ トランジット」。ここで守らなければならないルールはただひとつ。自分の元恋人を他人に明かさないこと。番組内では、元恋人をXと呼び、Xとの復縁を試みるのもよし、新たな恋に臨むのもよし。 それぞれが、恋を模索する番組だ。 出演者プロフィールはこちら↓から。 EP.1の感想はこちら↓から。 少しづつ互いのプロフィール情報が解禁。「職業を知らずに話せたのがよかった」これま

          【ネタバレあり】「ラブ トランジット」Ep.2 自分の気持ちを素直に話すって大事ですね。

          些細な言葉が誰かを傷つけていた、と反省させられた映画「怪物」(映画感想)

          相手の立場に立てているのか?以前、友人(女性/独身)宅で開催されたホームパーティーに、お招きいただいたことがあり、テーブルに並べられた彼女の手料理の数々を見て 「(将来は)素敵な奥さんになるよ!」 と褒めたつもりで感想を言ったことがありました。 その後、 なぜ「素敵な奥様=料理ができる」と価値観を押し付けたのか。 そもそも「女性=料理をする」と風習の押し付けたのか。 独身女性である友人に結婚を押し付けたのか。 と反省したことがあります。 つまり私が偏った価値観や考えがあ

          些細な言葉が誰かを傷つけていた、と反省させられた映画「怪物」(映画感想)

          【ネタバレあり】「ラブ トランジット」Ep.1 これは涙のリアリティショーだ

          5組の元カップルがひとつ屋根の下(正確には横浜のホテルですが)で、共同生活を送る恋愛リアリティショー「ラブ トランジット」。ここで守らなければならないルールはただひとつ。自分の元恋人を他人に明かさないこと。番組内では、元恋人をXと呼び、Xとの復縁を試みるのもよし、新たな恋に臨むのもよし。 出演者プロフィールはこちら↓から。 この番組のポイントが、恋の始まりではなく終わりを見せること。 恋の始まりはキラキラしているけれど、終わりはドロドロ。 ドロドロが顕著に出るのが、復縁

          【ネタバレあり】「ラブ トランジット」Ep.1 これは涙のリアリティショーだ

          【ネタバレあり】恋愛の終わりをリアルガチで覗き見できる「ラブ トランジット」出演者プロフィール

          バチェラーやテラハなど、数々の恋愛リアリティーショーがありますが、令和5年にとんでもない番組がアマゾンプライムで配信されました。 それが「ラブ トランジット」。 「テラスハウス」と人狼を足して2で割って、別れというスパイスを混ぜたような番組です(隠し味は涙)。 番組冒頭、横浜のおしゃれホテルに集った5組の男女。 実はこの5組、元カップルなのです。5組は自分が誰の元恋人かを告げないまま、約1ヶ月間、共同生活を送ることになります。 共同生活中に復縁を図るもよし、新たな恋をする

          【ネタバレあり】恋愛の終わりをリアルガチで覗き見できる「ラブ トランジット」出演者プロフィール

          聖徳太子は超能力者で、男性に片想い中!たくさんの片想いが交錯する歴史恋愛漫画『日出処の天子』感想

          聖徳太子と言えば、飛鳥時代の政治家であり、旧1万円札に印字されるほどの歴史上重要人物です。 そんな偉人が実は超能力者であり、同性愛者だった!という驚愕のストーリーが展開する漫画が『日出処の天子』(ひいづるところのてんし)です。 歴史とBLと政治とSFを混ぜ合わせ、美しい絵の中にストーリーを昇華させたのが天才女性漫画家・山岸凉子先生です。1980年から1984年にかけて『LaLa』(白泉社)に連載。 ストーリー物語は西暦583年からはじまります。当時の聖徳太子は厩戸王子と

          聖徳太子は超能力者で、男性に片想い中!たくさんの片想いが交錯する歴史恋愛漫画『日出処の天子』感想