梅花わらび

気の向くままに船と飛行機のよもやま話を書いてます。

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787の製造初期について

1. 初めに  787はアメリカ・ボーイング社が開発・製造した最新鋭中型旅客機である。従来機より運用コストを20%低減し、機体構造の50%(重量ベース)には炭素繊維複合材を使用している。20%低減の内訳はエンジン8%、空力特性の改善・新材料の導入がそれぞれ5%、新システムの導入が2%となっている。飛行機の心臓といえるエンジンでは2世代分に近い技術進歩となっている 。従来のアルミ製だと胴体の錆びや疲労が起こるが複合素材では発生しにくくメンテナンスコストの削減ができる。 2.

    • 小笠原着発旅行記 帰り編

      本noteは先に以下のnoteを読んでいただけますとより楽しむことができます。 2日目15時乗船 4デッキの乗船案内がかかり船に乗り込む。その前におがさわら丸の勇姿を撮影。帰りもよろしくお願いします。 乗船口の前では警視庁と海上保安庁の方が目を光らせていた。怪しい人が乗り込んでいないか確認するためだろう。どうせだから税関と自衛隊の方もいらしたら良いのに。 自室に荷物を置いてデッキへ。すでにたくさんの人がいるが隙間を見つけて手すりのそばに立つ。行きの船で出会った方が見送

      • 小笠原着発旅行記 観光編

        一つ前はこちら、竹芝桟橋からおがさわら丸に乗って二見港に着くところまでを収録。 二見港に到着。船尾下船口から降りるなり、夏の日差しが照りつけてきた。 11時観光開始 観光案内所に荷物を預けてターミナルの外へ 感慨に浸りたいところだけど、時間がないのでさっさとレンタサイクルを借りに行く。空も海もとてもきれいだ。全体的に彩度が高い。 あ、バスだ。この島唯一の公共交通機関かな。この子もおがさわら丸に乗ってやってきたのかな。 Twitterで見た小笠原生協だ。ここでポカリ

        • 小笠原着発旅行記 行き編

          きっかけ行くきっかけ:Twitter(自称:X)で以下のツイートを見かけたから、以上 小笠原着発?何それ面白そう。 すぐにツアーの申し込みをし翌営業日には往復の2等寝台を確保したと連絡をいただいた。いーやっっっーほい!!!小笠原だーーー!!! 小笠原着発とは?着発とは来た船ですぐに折り返すこと。これの小笠原汽船バージョン。筆者も新潟在住の頃は佐渡汽船の両津航路着発を嗜んでいた。 しかし佐渡汽船は片道2時間半で1日5便の運航なので日帰りで気軽に行けるが、小笠原は片道24時間

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        • 小笠原諸島着発旅行記
          3本
        • ジェットフォイルのいろいろ
          2本

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          仙台駅甘いもの事情

          ※備忘録を兼ねてますので読みにくいのはご容赦願います。 仙台駅で買える甘いものの中で個人的に推しているものの一覧です。 ずんだシェイク仙台といえばずんだ、ずんだといえばずんだシェイク。バニラシェイクにずんだが入っている飲み物で、ずんだとバニラのハーモニーを楽しめる一杯です。仙台駅でも複数箇所で販売されているが、特におすすめの2箇所を紹介します。 アグリエの森 mitte 駅の東西を結ぶコンコースのそばにある、ずんだシェイクを中心としたスイーツショップ。個人的にはタピオ

          仙台駅甘いもの事情

          Dreamliterについて

          1.特徴 ボーイング747 ドリームリフター(以下リフちゃん)は、747-400をボーイング787の部品を積載できるように改造した貨物機である。日本やイタリアの工場で生産された部品を、チャールストン国際空港に隣接しているサウスカロライナ工場に運んでいる。  表1に改造元となった4機の747-400の一覧を示す。エンジンは4機全てでPW4056を使用している。 改造前のN718BAの写真があったので参考に載せておく  リフちゃんの開発費用は約10億ドルとされ、787の開発費

          Dreamliterについて

          ジェットフォイルについて その2

          海外で運航されていたジェットフォイル  世界で初めてジェットフォイルの運用を開始したのは1975年4月に開業した香港-マカオを結ぶ路線であった。その後ハワイ諸島、ベネズエラの順に世界各地に広がっていった。ギリシャでも導入する計画があったが、ザイール在住の船主の財産がアンゴラ内戦で没収されてしまったのでキャンセルされた。ここでは日本以外で運航されていたジェットフォイルについて紹介する。 8.1. ハワイ諸島  1975年6月15日にホノルル-マアラエア(モロカイ島)-カイル

          ジェットフォイルについて その2

          ジェットフォイルについて その1

          1. ジェットフォイルとは? 船体の下に翼を持ち、水面を飛ぶ飛行機のような船である。浮力で浮くのではなく、水中翼から発生する揚力で船体を水面上に持ち上げて航行する。そのため水の抵抗を受けにくくウォータージェットエンジンを搭載していることもあり、時速43ノット(おおよそ時速80km)のスピードが出せる。その速度から航空機と対抗でき、日本では新潟-佐渡、羽田-大島、福岡-壱岐の航空便を撤退に追い込んだ。ボーイングが開発・製造し、現在では川崎重工が生産からメンテナンスまでを一貫して

          ジェットフォイルについて その1

          飛行機のお尻について

          お尻、いい響きですね。なぜ人は飛行機のお尻に魅せられるのか。 簡単に言えば「美しいから」の一言に尽きるのだが、それだと面白くないので掘り下げて書いていきます。 美しいとは何か 美しいだとあいまいなので魅力という観点で考えてみる。お尻の魅力を言葉にするなら次のようになると思う。 ・機械の無機質さ ・曲線とそれが作り出す光沢 ・穴 ・テールスキッド ・尾翼付け根フェチ 機械の無機質さ お尻に限った話ではないが、飛行機は飛ぶ機械であり人の様な温かみはない。しかしそんな無機質な感

          飛行機のお尻について