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Automation Studio / SQL / SSJS

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記事一覧

【第157回】 Marketing Cloud で使える Google Chrome 拡張機能

Salesforce Marketing Cloud に「無料」で使える Google Chrome 拡張機能が存在するのは、ご存知でしょうか? これらの Google Chrome 拡張機能は、Salesforce 公式が作っているのではなく、Trailblazers の有志が作成しており、日々、使いやすく便利にアップデートもされています。今回、私が使ってみて素晴らしいと思った、以下の 2 つを紹介してみます。 ■ SFMC Companion(by Cameron Ro

【第156回】 Marketing Cloud Engagement 配信到達性モニタリングダッシュボードが公開

今夜、Salesforce の マイケル・ライトさんにより、Trailblazer Community で突如共有された「Deliverability monitoring dashboard」(配信到達性モニタリングダッシュボード)は非常に興味深いものです。 ■ マイケル・ライトさんの投稿 ■ セットアップ手順(Quip) こちらは Automation Studio の SQL クエリアクティビティでデータビューからエンゲージメントデータを集積し、Cloudpage

【第155回】 データエクステンションや自動連絡禁止リストからのレコードの削除方法

Salesforce Marketing Cloud において、データエクステンションから一部のレコードを部分的に削除したい場合は、どのように対処すべきでしょうか? 例えば、データエクステンションに格納されているレコードを一度すべてエクスポートして、該当のレコードだけを削除して、再度インポートし直すという方法もあるかと思います。 但し、セキュリティ上、個人情報が含まれるデータのため、ローカル環境にエクスポートできない場合や、自動連絡禁止リストのようにそもそもエクスポートが

【第153回】 縦持ちのデータをカンマ区切りの横持ちに変換する SQL

Salesforce Marketing Cloud のデータエクステンションに格納されているデータにおいて「縦持ちのデータを横持ちに変換したい」場合の SQL の書き方を記事にしたいと思います。 今回の事例としては、購読者が飼っているペットごとのデータが格納されている「Pet_Data」データエクステンションの中から、ペット名の後ろに、それぞれ「ちゃん」を付けて、カンマ区切りの横持ち表示をさせてみます。 Pet_Data データエクステンションの中身は下記のような形とし

【第149回】 Marketing Cloud における ファイル転送時の暗号化/復号化

Salesforce Marketing Cloud では、安全なデータエクスポートに備えて(👈️ これが主たる目的です)Automation Studio のファイル転送時に「公開鍵」(DE → FTP で使用)と「秘密鍵」(FTP → DE で使用)を使った「暗号化」と「復号化」を実現することができます。 Salesforce Marketing Cloud で RSA キーペアを使用するには「符号なし 4096 ビット RSA キーペアを .ASC ファイル形式」で作

【第147回】 すべての購読者の値を置換するスクリプトで取得するデータをフィルタリングする方法

前回の記事で、Salesforce Marketing Cloud の「すべての購読者」の値(購読者ステータス、HTML プリファレンス等)を置換するスクリプトを紹介しましたが、データエクステンション内の一部のデータだけを取得して置換するフィルタリングの方法について、ご質問頂きましたので、この記事で記載しておきます。 まずサンプルとして、以下のようなデータエクステンションを用意します。 以下のように、データエクステンションに値が格納されています。 今回「HTML」項目の

【第146回】 すべての購読者の「購読者ステータス」を一括置換するスクリプト

Salesforce Marketing Cloud において、すべての購読者の「購読者ステータス」を他のステータスに一括で置換したいという要望はありませんか? 例えば、以前に「保留(Held)」の購読者ステータスに関する記事を書いたのですが、そこで説明した通り、購読者のメールアドレスが変更された際に、該当する購読者の「保留」ステータスを、一括で「アクティブ化」するようなケースがあるかと思います。 ■「購読者ステータス」の一括置換このような場合は、すべての購読者リストにイ

【第134回】 Automation Studio のオートメーションを最後に一時停止した人が確認できる機能が新リリース

Salesforce Marketing Cloud の Spring '24 アップデートで、Automation Studio のオートメーションを「最後に一時停止した人」が確認できるようになりました。 下記の通り、各オートメーションのサマリー画面へ移動してください。 これまでは、オートメーションの「保存」ボタンを押した人に関しては履歴が残っていましたが、オートメーションの「一時停止」ボタンを押した人に関しては履歴が残らなかったため、誰が一時停止したかを確認ができなか

【第127回】 メールアドレスから連絡先キーを検索する Marketing Cloud アプリ

突然ですが、マーケターの皆さん、このようなお悩みはないでしょうか? Salesforce Marketing Cloud のツールの中では、メールアドレスで検索するよりも、連絡先キーを使って検索することが多いですよね。 標準機能を使ってメールアドレスから連絡先キーを探すには、Email Studio の「すべての購読者」のリストに表示されている「検索」ボタンから検索を開始したり、Contact Builder の「すべての連絡先」リストの検索窓から検索を開始すれば、やがて

【第126回】 Automation Studio で過去 180 日間で一度もメールを開封していない購読者を定期的に抽出する方法

あなたの組織において、過去 180 日間で一度もメールを開封しなかった購読者は、今後もメールを開封する可能性はありますか?そのような人達をどのように扱うかを真剣に考えたことがありますか? 2023 年 10 月、Google と 米 Yahoo の共同声明が発表されたことで、今、私たちマーケターはこのことを真剣に考える時が来ました。 このメールが開封されない理由を、受信者の側だけに押し付けるのは良くありません。なぜなら送信者の側が作成する「件名」や「プリヘッダー」に問題が

【第124回】 Salesforce Marketing Cloud から送信されたメールのリンクをクリックすると別のメールが自動的に送信される仕組み

今回の記事は「Salesforce Marketing Cloud から送信されたメールのリンクをクリックすると別のメールが自動的に送信される仕組み」についてです。具体的には、以下のようなシナリオを想定しています。 このようなクリック後に顧客を追跡するシナリオは、顧客にとって「フォローしてもらってありがたい」と感じさせるよりも、「何だか追跡されているようで気持ちが悪い」と嫌悪感を抱かせてしまう場合があります。よって、送信するタイミング等々については慎重に決定する必要がありま

【第102回】 あるデータエクステンションのあるフィールドの重複レコードを見つける SQL

Salesforce Marketing Cloud の或るデータエクステンションの或るフィールドの中に「重複したレコード」があるか、ないかを確認したい場合はないでしょうか。そのような場合、下記のような SQL で見つけ出すことができます。 ■ その重複を削除して、すべての重複したレコードを表示する場合 (※ DISTINCT を記載することで重複が除外されます) SELECT DISTINCT a.[フィールド名]FROM [データエクステンション名] aWHERE (

【第93回】 Journey Builder の初回メール送信時間を一度に調べる SQL (各ジャーニーのエントリー開始時刻を一度に調べる方法)

今回は Salesforce Marketing Cloud の伴走支援コンサルタントをされている方向けの記事になるかもしれません。お客様が Journey Builder を使ってジャーニーをどんどん作っていくのは喜ばしいことなのですが、今どのくらいのジャーニーを運用されていて、どの時刻に配信をスタートされているのかを、ザックリとでも知りたい時がありますよね。 そのような時に使える、各ジャーニーのその日における初回のメール送信時刻を一度に調べる SQL をお知らせします。

【第85回】 Journey Builder で月末の X 日前に送信するスケジュールの設定方法

Journey Builder の定期的なスケジュールは「時・日・平日・週・月・年」の中から選択ができますが、例えば、月末の 5 日前と 3 日前に送信するような設定はできません。その月の月末までに顧客に対応して欲しいことをリマインドする時に、月末の 5 日前と 3 日前のような「定期的なスケジュール」が組めると便利ですよね。 もちろん、SQL を使用して、月末の 5 日前と 3 日前にのみエントリーソースにデータが入るように設定することも可能ですが、今回はスケジュール側で