見出し画像

問題解決に立ち向かうのは…。

1940年代当時は、
「治療者は最高の知者」
で、
「治療者が選んだ目標へと
 患者を到達させうる」
という
指示的な医学的仮説が
主流でした。

ロジャースは
これを批判、

「何が
 その人を傷つけているのか、
 どの方向へいくべきか、
 何が重大な問題なのか、

 どのような経験が
 深く秘められているのか、
 などを知っているのは
 クライエント自身である」

と考えました。

そして、
「患者」
 ↓
「クライエント」
(来談者)
と呼び方を
変えました。

また、クライエントは、
「受容的ではない親に育てられ、
 強く批判され、
 指示命令され、
 自己否定をされてきた
 人々である」
と考えました。

カウンセリングが
指示的であることは、

親との関係を
繰り返すに過ぎず、
クライエント自身が
自ら問題を解決する
力を奪う
と考えます。

つまり、
意思決定を行い、
問題解決に立ち向かうのは
「クライエント」です。

そして
ロジャースは、

「カウンセリングの目的は、
 特定の問題を解決すること
 にあるのではなく、

 個人の成長を
 援助することにある」

と定義しました。


#来談者中心療法  #臨床心理学者 #カールロジャース博士 #ロジャース #心理療法で #自分自身の内部に自分自身を回復させる力がある #非指示的カウンセリング #指示的カウンセリング #患者 #クライエント #クライエント中心療法 #心の問題はクライエント自身にしか治せない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?