あとりえのぶ(atelier nobu)

稲城と那須で、絵本を作ったり、イラストや小説など描いてます。 若い頃に漫画を描いていま…

あとりえのぶ(atelier nobu)

稲城と那須で、絵本を作ったり、イラストや小説など描いてます。 若い頃に漫画を描いていましたが、諸事情で別のお仕事をしていました。 数年で還暦のおじさんですが、昔を思い出し楽しく漫画を描いたり、イラストや小説を書いたり 日々楽しく更新しています。今日が一番若い日!です^^

マガジン

  • 侠客鬼瓦興業

    一条吉宗くん、18歳、ごく普通に育った彼の就職先はなんと関東でもなのあるテキ屋、鬼瓦興業だった…。ちょっとこわいけど楽しい人たちと吉宗くんとの笑いあり、感動あり、涙あり、ちょっとエッチありのお話です。昔々に手塚賞で準入選をいただいた漫画の小説版作品として公開しています^^

  • おじさんとうさぎ

    土木のおじさんと可愛いホーランドロップの楽しいお話です。うさぎの飼育経験などなかった土木のおじさんが、偶然ペットショップで出会ったロップイヤーウサギを会社で飼うことに・・・。可愛い子ウサギの写真も交えた楽しくてほっとするお話です。2007年秋子ウサギの里親さん募集のためにおじさんが作ったブログを再度編集して後悔しています。お話に出てくるウサギたちは、今はみんな月に旅立ってしまいましたが、今でもおじさんの心に生きています^^

  • のぶ’sカフェ『とまり木』

    ちょっとつかれちゃったときに一休み・・・。 お絵かきのこと、絵本のこと、漫画のこと、イラストや小説、 それに大好きな那須高原のお話や写真など、ゆったり投稿しています。

  • あとりえのぶ 漫画&イラスト作品集

    あとりえのぶが若い頃描いた漫画です。新人賞をいただいた作品や、紙面掲載されたもの他、楽しく公開してます♪

  • 春ちゃんは元気です

    2013年9月に刊行した絵本「春ちゃんは元気です」のお知らせやイラストなどアップしています。ブログとFBも公開してます

最近の記事

  • 固定された記事

ごあいさつ(#自己紹介)&目次

ごあいさつ・・・あとりえのぶ こと 松田のぶおです。 イラストやオリジナル小説、可愛い漫画など、楽しく制作してはアップしています。 若い頃、漫画家を志し新人賞をいただいたり、増刊号などに掲載させていただいたり、また、漫画のアシスタントなども楽しくやっていました。 訳あって漫画からは離れて土木の会社をやりながら、趣味でイラストを描いたりしていました。 2023年春に会社の役職をはなれ、今は大好きだった漫画や小説、スタンプイラストなど心置きなく楽しく描かせてもらっています。 毎

    • 侠客鬼瓦興業81話「沢村の本性と追島さんはゴリラ以下?」

      堀の内、喫茶慶のテーブルでは深刻な表情のお慶さんと、いらいらしながらタバコをふかす沢村研二の姿があった。 「ふー!」 沢村は落ち着かない顔で煙を吐きだすと、お慶さんをぐっと睨みながら、タバコを灰皿に押し付けた。 「どっ、どういうつもりなんだ、婚約を解消して欲しいって?」 「ご、ごめんなさい」 お慶さんは静かに頭をさげると 「あの、ユキのことで・・・」 そう言ったまま、言葉をつまらせた。 「ユキちゃんの?それってどういうこと、ユキちゃんなら僕の子として一緒に暮らすって、そう約

      • 侠客鬼瓦興業80話「イケメン三波vs追島さん」

        「ぐわっ、いててて……」 ひばり保育園では、追島さんに腕を締め上げられた、イケメン三波が苦痛の顔を浮かべていた。 「ふざけやがって、母親が病気だぁ?見え透いた嘘つきやがって」 「うあー痛い、痛い痛い痛い……!た、助けて!」 「何が助けてだ、この小僧!」 追島さんは、さらに三波の腕を絞り上げると、その手からお金の入った封筒と取り上げた。 「祭りで見た時、どこかで見た面だと思ったら、てめえ西条の舎弟だった小僧だな」 「!?」 「西条は何処だ?ここにツラ出してた事は、分かってんだ、

        • 侠客鬼瓦興業79話「爆弾!鉄とソープと人生最大のピンチ!!」

          「追島さん、どうぞこちらへ・・・」 春菜先生に案内され、追島さんは保育園裏の入り口へたどりついた。 「ユキちゃん、ここから入った奥のお部屋で寝てますので、ちょっと待っててください」 「あ、あの、先生」 「はい?」 「やっぱり、俺みたいな父親会わないほうがいいっす」 「何をおっしゃってるんですか、ユキちゃん本当に追島さんに会いたがってるんですよ」 「で、でも、先生・・・」 「私でしたら心配いりませんから、さあ」 春菜先生は優しく微笑むと裏口の扉を開けた、しかし、追島さんはその

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        ごあいさつ(#自己紹介)&目次

        マガジン

        • 侠客鬼瓦興業
          85本
        • おじさんとうさぎ
          9本
        • のぶ’sカフェ『とまり木』
          20本
        • あとりえのぶ 漫画&イラスト作品集
          19本
        • 春ちゃんは元気です
          50本
        • 少年の国
          31本

        記事

          侠客鬼瓦興業78話「追島さん、ひどすぎる・・・」

          (お慶さんには、僕らが夕べソープランドに行ったこと・・・) 僕はお慶さんの様子を伺ったあとそっと横目でめぐみちゃんを見た。そこには僕を信じきって幸せそうに微笑んでいる彼女の姿が (ごめんね、めぐみちゃん・・・、知らなかったとはいえ君の事を裏切ってしまった。ご、ごめん・・・) 僕は罪の意識をひしひしと感じながら、心の中で一生懸命謝り続けていた。 「あら?どうしたのかな吉宗君、さっきからおとなしくなっちゃって」 お慶さんが僕に話しかけてきた。 「え!?」 「えって、他に質問はも

          侠客鬼瓦興業78話「追島さん、ひどすぎる・・・」

          侠客鬼瓦興業77話「ソープランドに行くなんて許せない」

          どれくらい泣いたか・・・、僕が我に帰ったとき、奥にいた数名のお客さんの姿はなくなっていた。 「あ!」 思わず飛び出した僕の声にお慶さんが 「あら、やっと泣き止んだのね、えっと吉宗くんだったっけ」 「す、すいません」 「ふふふ、まったく面白い子ね、君って」 「お、おもしろい・・・ですか?」 「面白いじゃない、昨日の縁日でもそうだったけど、何ていうか心が熱いっていうか、ふふふ」 お慶さんはうれしそうに僕を見た後、隣のめぐみちゃんに 「ところで、さっきから気になってたんだけど、めぐ

          侠客鬼瓦興業77話「ソープランドに行くなんて許せない」

          おじさんとうさぎ#7「子ウサギ誕生とおじさん作の巣箱」

          土木のおじさんは行きつけの料理屋さんでお昼をたべていて、その裏手の道路沿いに沢山のうさぎを飼っているおじいさんの話を聞きました。 うさぎと聞いては黙って入れないおじさんは、さっそく見学に行きました。 道に沿ってフェンスを無造作に張り巡らした小屋には、男の子組が数羽、女の子組が数羽、うれしそうに野菜をほおばっていました。 おじさんは、そのうさぎさんたちを飼っているおじいさんと親しくなり、しばらく話をしていました。 「金にもなんねーけど、近くの幼稚園の子供達が見に来るから、こう

          おじさんとうさぎ#7「子ウサギ誕生とおじさん作の巣箱」

          侠客鬼瓦興業76話「追島ちゃんとお慶ちゃん」

          「あなたは、追島さん!」 「あ、すいません・・・、ちょっと野暮用で通りかかったもんで」 春菜先生に見つかってしまった追島さんは、照れくさそうに頭をかいた。 「野暮用ってユキちゃんに会いにいらしたんじゃ無いんですか?」 「ユキに?いや、だってこんな夜分にどうして?」 「どうしてって?ユキちゃんが夜間保育で中にいることをご存じだったんじゃ?」 「夜間保育?」 追島さんはいっしゅん戸惑いの顔をうかべた。 「あ、はい・・・、お母さんお店をオープンしたばかりで忙しくて、ここ数日ユキちゃ

          侠客鬼瓦興業76話「追島ちゃんとお慶ちゃん」

          侠客鬼瓦興業75話「追島さんの赤いスイートピー」

          イケメン三波が、保育園の一室で不適な笑い声を響かせていたそのころ、川崎堀之内の夜空にも 「ホーッホッホッホッホッホッホッホッホーー!」 まるで、妖怪のような甲高い笑い声が響き渡っていた。 妖怪の声の正体、それは頼みもしないのに勝手についてきた、女衒の栄二さんのものだった。 「ちょっと栄ちゃん、何よ急に大声で笑い出したりして」 「ホーホホホホ、だってさー、考えてみると喫茶慶だなんて、お慶ちゃんらしいじゃない」 「お慶さんらしい?」 「そうだわさー、ひねりも何にも無いって言うか

          侠客鬼瓦興業75話「追島さんの赤いスイートピー」

          侠客鬼瓦興業74話「春菜先生の危機!イケメン三波の策略」

          「ただいま戻りましたー」 イケメン三波は小声でそう言うと、保育園の教室へ入っていった。 「あら三波先生お帰りなさ・・・っ!ど、どうしたの、そのお顔は!?」 子供たちと遊んでいた園長があわてて腫れた顔の三波に近づいてきた。 「あ、いえ、ちょっと・・・」 「ちょっとじゃないでしょ、いったい何があったの?もしや、さっきの西条さんという方が?」 「いえ、違います、ちょっと転んだだけで」 「うそおっしゃい、転んでそんな怪我するわけ無いでしょう」 「本当に何でも無いんです、それよりも春菜

          侠客鬼瓦興業74話「春菜先生の危機!イケメン三波の策略」

          おじさんとうさぎスタンプ第一弾!ぶちゃかわチョコ君のスタンプできました☺️

          おじさんとうさぎより、ぶちゃかわチョコ君のスタンプ作りました。 犬と間違えられますが、ロップイヤーうさぎです😊

          おじさんとうさぎスタンプ第一弾!ぶちゃかわチョコ君のスタンプできました☺️

          侠客鬼瓦興業73話「西条と追島さん」

          川崎でも有名な高級ソープランド、ハメリカンナイト、そのピンクの建物の入口で僕はめぐみちゃんの手を握ったまま固まっていた。 「やっぱりそうだわ、あなたたちよね」 ハメリカンナイトの入口から再び僕たちに向けて大きな声が響いてきた。 「・・・うぐ!」 (声の主は・・・、まさか、マ、マライアさん?はたまた昨日出会ったソープ嬢のお姉さん達?まずい昨夜のことが、めぐみちゃんに・・・) 最大のピンチを肌で感じた僕は、その声に振り返ることができなかった。 「まー、何で知らん振りしてるの、ひ

          侠客鬼瓦興業73話「西条と追島さん」

          僕は竹千代です。やさしい人が好きですおこる人には近よりません💕

          僕は竹千代です。やさしい人が好きですおこる人には近よりません💕

          おじさんとうさぎ#6「文吉じいさん」

          第六話 文吉爺さん 今日も子うさぎ達は元気、元気、おじさんはララとチョコそして子うさぎちゃんたちに、朝の日課である、麦とご飯それに、おじさんの会社の社長さんが、五日市の知り合いの農家のおじいさんから分けてもらった、野菜をたんまりあげて、うれしそうに子うさぎさんを眺めながら、語り掛けました。 その日もおじさんは、子うさぎ達を一羽ずつ順番にひざに乗せて、みんなにたっぷりの愛情をそそぎ、里親さんのもとへ行った時の準備をしていました。 そしておじさんは、一羽の器量の良い子うさぎを

          おじさんとうさぎ#6「文吉じいさん」

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          家族の要望でパステル風のイラスト描いてみました^_^次回はこんなスタンプ作ろうと思います☺️

          家族の要望でパステル風のイラスト描いてみました^_^次回はこんなスタンプ作ろうと思います☺️

          侠客鬼瓦興業72話「デンジャラス!堀之内ハメリカンナイト!」

          お大師さんの境内からしばらく歩くと、昨夜僕がスケート場と間違えて入ろうとした競馬場があり、その先の大きなガードのある交差点で僕は緊張と恐怖につつまれながら、めぐみちゃんと信号待ちをしていた。僕たちの目的は、お慶さんの喫茶店に行くと言う事、ただそれだけなのに、なぜ恐怖を感じているか? それは・・・ 「兄貴ー、またお慶さんのうまい料理が食えると思うと、たまらねーっすね、ゲヘヘヘ~!」 「そ、そうだね・・・、て、鉄」 ひさびさに登場、この金髪の鉄がなぜか僕とめぐみちゃんに同行してい

          侠客鬼瓦興業72話「デンジャラス!堀之内ハメリカンナイト!」