ブランディングの認識とズレとは?ブランディングの本質とその役割
「ブランディング」は、いまやビジネスマンのみならず、多くの方が様々な分野で耳にするくらい普及している言葉ではないでしょうか。
なんとなく伝わる言葉だし、そもそもかっこいい。
そう思う方も少なくないと思います。
ところが、その言葉は便利だからこそ、人によって捉え方が異なっている一面もあるように思います。
確かに、定義しがたい抽象性があり、それぞれの解釈で都合よく使われている"使い勝手のいい"言葉です。
ブランディングの2つの認識
ブランディングの認識は、大きく2つの捉え方にわけられるように感じています。
ひとつは、
マーケティングの延長の施策としての認識
この場合のブランディングは、広告コミュニケーションとしての役割です。
広告、宣伝、PR、コミュニケーションなどのポジションが担っている施策といえます。
多くがこのように認識をされており、日本企業のほとんどがこの認識で施策を行っているのではないでしょうか。
経営者でもこの考えを持っている方も多いと思います。
しかしこの認識は、日本特有の考え方であるということをご存知でしょうか。
実は世界のリーディングカンパニーとは、少し違った捉え方をしているのです。
それがもうひとつのブランディングの捉えられ方です。
ふたつめは、
事業戦略の施策としての認識
ブランドが企業や組織全体の舵をとる役割として捉えた考え方です。
この考え方はつまり、研究開発や製造、営業、人事、広報・IR等、すべてのポジションや部署の土台、基盤として位置付けられている概念ということです。
ひとつめで示した広告コミュニケーションとしてのマーケティングの役割は、そのうちの一部にすぎないということです。
ブランディングの施策責任者はまさに経営トップであり、企業全体のマネジメントを推進する概念として捉えられているため、経営企画部門などのポジションが担っています。
ブランドの提供価値はそのブランドらしさであることが前提です。
らしさは組織全体がつくりあげていく施策であるはずなのです。
ブランディングの本質
ブランディングの概念は、2つめの事業戦略の施策として捉えていきたいと感じています。
どちらも正しい捉え方ではありますが、あくまで「ブランドは育てていくもの」です。
大きな木は葉や枝ではなく、幹を大きくすることが最善策です。
幹が太くしっかりしていれば、大きく強い木になります。
事業戦略の施策としての役割はまさに幹です。
ブランド力のある企業は、ブランディングという「見えない価値」を育み収益を上げているからこそ、どんな時でも生き残っていけているのではないでしょうか。
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