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99%がやりがちなペルソナ設定の落とし穴

みなさんはペルソナを「どう」設定していますか?

具体的な特定の人物像を「どう」決めていますか?

ペルソナ設定はビジネスを構築していく上でとても大事なポイント。

様々な効果やメリットがあるので
あいまいにせずしっかり設定していくと
ビジネスは大きくなります。


ペルソナの重要性はこちらで詳しく解説していますので
時間があるときにぜひ。^^


そんなペルソナですが
多くの方がやりがちな「設定の落とし穴」があることをご存知でしょうか。

ついやってしまいがちなので、ここは注意したいところです。

それは普段僕がサポートする時に「NG」としていることです。
しかもわりときっぱりNGにしています。
なぜそんなにきっぱりNGとするのか。

まさに「僕がそれで失敗したから」です。

もっといえば、起業したまわりの知人で

うまくいかなかった共通のパターンの1つ

でもあったからです。

だから僕は徹底してNGにしています。
これで大幅に失敗の確率が下がります。

それほどまでNGとしている
99%の人がやりがちな落とし穴はなんなのか。

僕自身と、周りの起業家の事例を踏まえて、実際に起こった事例を兼ねてご紹介していきます。



99%がやりがちなペルソナ設定の落とし穴

結論からお伝えしますが、それは

「自分を絡めること」

です。

「僕(私)がペルソナです」
「ペルソナは過去の自分です」
「自分に似た人です」

というようなもの。

SNSをはじめとする発信を見ていると意外と多い。
これを読んでいる方の中にも
「ギクッ」っとした方もいるのではないでしょうか。

ではなぜ、「ペルソナは自分」がNGなのか。


落とし穴になる理由

ペルソナを自分にしてしまうとこのようなことが起こってしまいます。

①商品サービスが自分基準になる
②自分よがりになる
③エゴの押し付けに繋がりかねない
④深掘りしきれなくなる
⑤ズレていくことがある

①商品サービスが自分基準になる

ペルソナが自分だとすると、自分に向けた商品サービスを展開するようなことになります。
つまり自分が欲しいと思うもの。

・自分はこれが欲しい
・自分だったらこんなものがあると嬉しい

と、すべてが自分基準になってしまいます。

お客さんが全員自分なら問題ありませんが
そういうわけにはいきません。

自分基準の商品で
自分が欲しいと思うサービスでは

お客さんからみると

「趣味でやってるのかな」

と思われてしまいがちです。

どうしても「納得感」が得られないんです。

コアなファンは別ですが、この場合だと「売れづらい」状況をつくりかねないんです。


②自分よがりになる

「①商品サービスが自分基準になる」にも付随しますが、
全体的に自分よがりになってしまいがちです。

商品サービスだけでなく
自分好みのデザイン
自分好みの表現
と自分好みのカタチになってしまいます。

それは発信活動にも垣間見ることができてしまいます。

「自分が作ったんです!」
「こんな想いでつくりました!」

これではまさに

③エゴの押し付けに繋がりかねない

ことになってしまいます。
「自分が作ったんだから」が強くなればなるほど

「押し売りに見えてしまう」んです。

商品サービスがどれだけよかったとしても
それではなかなか成果にはつながりにくいですよね。


④深掘りしきれなくなる

これが1番の問題かもしれないのが「深掘りしきれなくなる」ことです。
ペルソナが自分であることはいい意味でわかりやすい。
自分自身だから"ある程度まで"は設定がすんなりできます。

でも

「自分でさえ自分のすべてをわかっているわけではない」

が僕たち人間です。

それなのに、自分であることでペルソナを完全理解したつもりになってしまうんです。

自分であることが逆に足かせになってしまい
それ以上の深掘りができなくなる

なんてことになりかねません。


⑤ズレていくことがある

ペルソナが自分であることで理解したつもりになり、いつしか本来の方向からズレてしまうなんてこともあります。

なぜなら自分が基準だからです。

自分であることで深掘りしきれず、ペルソナの本質まで行き届かないため、知らないうちに方向性がズレてしまったりしまうのです。

このように、ペルソナが自分であることで
ある程度までは設定しやすいといういい面もあれば
同じくらい弊害になるパターンも生まれてしまいます。

上記の事例は「自分ではない架空の特定の人物」をしっかり設定することですべてが解決します。

こうならないためにも
「自分ではない」特定の人物像を
しっかりと設定していくことが重要になってきます。


【例外もある】

しかしここで注意したいのが
「ペルソナが自分であることが決して悪いわけではない」
ということです。

つまり「例外もある」ということ。
ペルソナを自分に設定することでうまくいく場合も大いにあります。

・インフルエンサー
(・プロダクトアウト型に振り切っている職人)

などは例外としてペルソナが自分でもうまくいく事例として挙げられます。

インフルエンサーはその人にファンがついているので
その人が作ったものはおのずと売れていく
ことはあります。

また、それ以外にもコーチングなどは「過去の自分」をペルソナにする場合が多くあったります。

でもそれではどうしても短期的になってしまう傾向があります。

そんな時には
いくら自分に近いペルソナでも

「自分ではない特定の人物を設定すること」

が重要になってきます。

いくら自分に近い人物像でも必ず「自分ではない別の人物にすること」です。

自分ではない別の人物にすることで

・第三者的な視点ができる
・ユーザーとの「共感」と「エゴ」を区別できる
・深掘れる

ようになっていきます。


もう1つの落とし穴

ペルソナ設定は「自分ではない特定の人物像」が好ましいとお伝えしました。
自分ではない誰かを設定することでより客観的にペルソナを見れるようになります。
「ペルソナは自分」であるときに比べ、ビジネス構築の質が格段に上がるようになります。

しかし、ここでもうひとつ注意しておきたいことがあります。

いくら自分ではないペルソナだとしても

気がつけばペルソナが自分好みになっている

ということです。
ここでも「自分」が登場してしまいがちです。
なぜなら主観的に考えられるので設定が楽だから。

自分ではないペルソナを設定しても、あくまで架空の人物のため
どうしても自分好みになっていく場合があります。

「趣味」や「価値観」などは特になりがちです。

考えれば考えるほど、自分の好みになっていくことがあります。


ペルソナを設定する4つのメリット

①効果が高い発信ができる
②サービスの質が向上する
③ブランド価値が高まる
④無駄な手間を省ける

これらのメリットを最大限活用していくためにも
自分要素をできるだけなくして
「自分ではないペルソナ」を設定していくようにしましょう。


効果的なペルソナ設計

このようにペルソナを設定するときにはできるだけ自分要素をなくしていくことが重要になってきます。

そんな効果的なペルソナを設計するためには

「自分ではないペルソナ」を設定すること

これに尽きてしまいます。笑

しかし、これでは芸がありません!!

そこでペルソナ設定をする前段階として
「準備しておくと、より上手なペルソナ設定ができる」
そんなポイントがあります。

それが

「需要」「ポジションメイク」です。

そもそも、なんとなく参入したいと思っているビジネスには

どんな「需要」があるのか。
そしてどの「ポジション」をとるのがいいのか。

この2つが明確になれば
必然とそこにいる(需要のあるポジションを欲している)
ペルソナが浮き彫りになってきます。

まずはその2つを設定していくとあなただけのいいペルソナを設定でき

あなたの成果を上げてくれる大事な要素になります。


またペルソナには
設定に欠かせない「2つのポイント」があります。

2つのポイントを抑えるだけで
「売上が2倍になった」
事例が生まれています。

詳しくはこちらで解説しています。


それくらい重要なポイントであり
2つのポイントを深掘るだけで

ペルソナが明確にわかります。

そこで明確にしたペルソナに向かって
発信することで

あなたが求める理想の顧客だけが
来てくれるようになります。


まとめ

今回は「99%がやりがちなペルソナ設定の落とし穴」についてお伝えしてきました。

ペルソナはビジネスを大きくするためのベースとなる重要な要素になるので
正しく上手に設定するようにしましょう。

しっかり設定をして構築していけば、あなたのビジネス成長の大きな要因となってきます。

ぜひあなたのビジネス成長のお役立てになれば幸いです。


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