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台湾カフェストーリーpart5〜花蓮でイチオシの「實季」が移転・リニューアルオープン

1.大好きな花蓮のカフェが閉店?!

2022年11月初旬、僕はFacebookを覗いてびっくりした。何と、僕が愛してやまない花蓮のカフェ「實季 Seedson」が閉店するというのである。

まさか、あの實季が?!いつも繁盛していて、若き老闆も張り切ってお店をやっていたのに。。。(泣)

實季の旧店舗正面

FBページのメッセージを見ると「事情により、今の店舗からは撤退しますが、できるだけ早い時期に花蓮でお店を再開できるように頑張ります」という旨が書かれており、少しだけ安心。だが、カフェ激戦区で、個人経営に向いた空き店舗など、そう簡単に見つかるだろうか?と不安な残る。

2.ひとまず通い慣れたお店にお別れ

とにもかくにも、今のお店に別れを告げに行きたい。昨年11月、花蓮に行く時間ができたので、現店舗のお別れを兼ねて、お店に行くことができた。

現地に着くと、お店は以前と同じレトロでおしゃれな佇まい。

旧・實季の店内

食後に老闆と少し話をしてみる。実は、今の店舗を畳むのは、房東(大家さん)の息子か誰かが花蓮に帰って来ることになり、その人のためのスペースを作りたいので出ていってほしい、というもの。

ああ、台湾あるあるだねえ。台湾の賃貸契約は借り手の立場が一般的に弱く、大家から契約更新しないと言われたら、基本的に出ていかざるを得ない。また、契約更新の際、家賃の大幅値上げを迫られることもあるという。それだけでなく、大家の身内の事情で、出ていかざるを得ないケースもあるようだ。

お店にお邪魔したときは、幸いにも近所に手頃な物件が見つかったとのことで、ひと安心だ。2023年の春には営業を再開したいとのことで、客としてはまた来る楽しみができた。

3.移転・リニューアルしたお店に行ってみる


今年2月、FBでお店の投稿を見つけた。それによると、2月末には新店舗での営業を始めるとのこと。

これはと思い、3月になってすぐに、再び花蓮に出かけた。3月12日午前9時。新しい住所の「實季」に到着した。お店はどんな感じにデザインされているのかな。。。

新・實季の店舗正面

お店に入る。店内は、以前の店よりもかなり広い感じ。2階もあるようだ。すでに何組ものお客さんが来ていて、空席はほとんどなし。僕自身もよく宣伝するのだが、開店時間が午前8時というおしゃれカフェは台湾国内でもほとんどない。下手をすると、午後開店のお店もある。観光地での午前中というのは、意外とやることが少なく、おしゃれなカフェで朝ごはんが食べられるというのは、時間が有効活用でき、かなり有り難い。

新・實季の店内

4.新店舗で味わう極上のホットサンド

店の片隅に席を見つけ、早速注文だ。今回は、ツナが入ったホットサンドと特製ブレンドコーヒーを頼んだ。

ホットサンドとコーヒー

ホットサンドは何種類もの味があるのだが、ツナもとてもおいしい。コーヒーは、ブレンドでも十分良い香りで、朝の目覚ましにちょうど良い。周りの人もだいたいこのホットサンドを注文しているようだ。

お店の内装はまだ未完成とのことだが、随所にレトロな雰囲気を作りつつ、森の中にいるような爽やかさも感じられる。お店には2階もあるそうで、これからどんなふうに活用するか計画中なのだという。

一時はヒヤヒヤしたカフェ「實季」の移転問題。奇跡的に近い場所の移転で済み、お店のファンも一安心しただろう。台湾の賃貸事情にめけず、これからもおいしいホットサンドやコーヒー、ミルクティーなどを作り続けてほしい。

店内は抜群の心地よさ

【店舗情報】
「實季 Seedson」
住所:花蓮市成功街145號
営業時間:8:00~17:00(月曜定休、来る前にFBページで臨時の休みを確認してください)

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